トルーマン＝カポーティの情報 （TrumanCapote）
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主な作品

『真夏の航海』安西水丸訳、講談社文庫、2015年

『ミリアム』 Miriam（1943年）、短編

『遠い声 遠い部屋』 河野一郎訳、新潮文庫、改版2014年

『夜の樹』 川本三郎訳、新潮文庫、改版2011年

『草の竪琴』 大沢薫訳、新潮文庫、1993年

『わが家は花ざかり』 House of Flowers（ミュージカル。オリジナル戯曲と作詞、1954年）

『詩神の声聞こゆ』 小田島雄志訳、ハヤカワ文庫、2006年（増訂版）

『あるクリスマス』、『クリスマスの思い出』、各・村上春樹訳、文藝春秋、1989-90年

『ティファニーで朝食を』 村上春樹訳、新潮社、新潮文庫、各・2008年

『冷血』 佐々田雅子訳、新潮文庫、2006年

『カメレオンのための音楽』 野坂昭如訳、ハヤカワ文庫、2002年

『叶えられた祈り』 川本三郎訳、新潮文庫、2006年

『カポーティ短篇集』 河野一郎編訳、ちくま文庫、1997年 - 日本版短編集

『誕生日の子どもたち』 村上春樹訳、文藝春秋、2002年、文春文庫、2009年 - 同上

『ローカル・カラー／観察記録』 小田島雄志訳、ハヤカワ文庫、2006年、エッセイ・人物評論集

『ここから世界が始まる　トルーマン・カポーティ初期短篇集』 小川高義訳、新潮社、2019年、新潮文庫、2022年

ジェラルド・クラーク『カポーティ』（中野圭二訳、文藝春秋、1999年）

ジョージ・プリンプトン『トルーマン・カポーティ』（野中邦子訳、新潮社、1999年）、のち新潮文庫 上下

ローレンス・グローベル『カポーティとの対話』（川本三郎訳、文藝春秋、1988年）

稲沢秀夫『トルーマン・カポーティ研究』（南雲堂、増補版1985年）

マリアン・M・モウツ『子供時代への懸け橋　トルーマン・カポーティのアメリカ南部時代』（大園弘訳、英宝社、2006年）

その他

カポーティは1957年にマーロン・ブランドが日本で映画を撮影していた時、ブランドに会見をするために来日を果たしている。その際に三島由紀夫と歌舞伎座で偶然会い、翌日セシル・ビートンらとともに三島と一緒に食事をし、同年の夏に三島が渡米した折にもニューヨークで再会している。後にカポーティは三島について、「いつも愉快でとても心暖まる時を過ごせたものだ。ただ、三島は傷つきやすく、非常に直観力のある男で、軽はずみに論じられる人物じゃない」と語っている。

1976年公開の映画『名探偵登場』に出演している。

2005年、カポーティが犯罪ノンフィクション『冷血』を書き上げるまでを映画化した『カポーティ』が公開された。アカデミー賞5部門にノミネートされ、フィリップ・シーモア・ホフマンが主演男優賞を受賞した。