大村智の情報(おおむらさとし) 化学者 芸能人・有名人Wiki検索[誕生日、年齢、出身地、星座]
大村 智さんについて調べます
■名前・氏名 |
大村智と関係のある人
土屋伸之: DOCTORS〜最強の名医〜 2023新春スペシャル(2023年1月3日、テレビ朝日) - 大村智己 役 馬場錬成: 『大村智ものがたり 苦しい道こそ楽しい人生』(毎日新聞出版、2015年) 別府輝彦: 『細胞機能研究のための低分子プローブ』大村智,瀬戸治男,山崎真狩共編 共立出版 1995 秦藤樹: 1990年 日本学士院賞(大村智と共同受賞) 春日井静奈: 第1話(2014年、TBS)大村智恵 役 酒井和歌子: 整形復顔の女 私の過去をあばかないで 結婚への変身!(1983年)- 大村智子 上山明博: 『アイデア活かそう未来へ─知的創造時代に向け(工業所有権副読本)』特許庁工業所有権教育用副読本策定普及委員会(委員長=大村智),通商産業省特許庁,2000年 山中真: 大村智の実弟・泰三が実母の姉の夫に当たることから、2015年に智のノーベル生理学・医学賞受賞が発表された当初は、「ノーベルファミリー」と銘打って泰三の取材も担当。 馬場錬成: 『大村智 2億人を病魔から守った化学者』(中央公論新社、2012年) 後藤斎: 未来を担う人材の育成・確保を推進:1)未来を担う人材の育成・確保を進めるため、大村智博士のノーベル生理学・医学賞の受賞を契機に2016年に「大村智人材育成基金」を造成し、高校生・大学生等の留学や研究の支援を開始した。 馬場錬成: 『大村智物語 ノーベル賞への歩み』(中央公論新社、2015年) |
大村智の情報まとめ
大村 智(おおむら さとし)さんの誕生日は1935年7月12日です。山梨出身の化学者のようです。
研究業績、家族・親族などについてまとめました。現在、卒業、家族に関する情報もありますね。大村智の現在の年齢は88歳のようです。
大村智のプロフィール Wikipedia(ウィキペディア)大村 智(おおむら さとし、1935年(昭和10年)7月12日 - )は、日本の化学者(天然物化学)。北里大学特別栄誉教授、東京理科大学特別栄誉博士、薬学博士(東京大学)、理学博士(東京理科大学)。2015年ノーベル生理学・医学賞受賞。 土壌に生息する微生物がつくる化学物質の中から役に立つものを探し出す研究を45年以上行い、微生物の大規模な培養や有機化合物の特性評価を行う独自の方法を確立した。これまでに大村の研究グループは微生物が作る500近い新しい化合物を発見し、そのうち20種以上が医薬、動物薬、農薬、研究用の試薬として実用化されている。1974年、静岡県の土壌から新種の放線菌を発見し、この放線菌が作り出す成分を元に米製薬メルクがアベルメクチンとその化合物イベルメクチンを開発した。抗寄生虫薬イベルメクチンは、熱帯地方の寄生虫感染症の治療薬として無償提供され、現在も多くの人を熱帯病による失明から救っている。2015年には、ノーベル生理学・医学賞の半分が、アベルメクチンの発見を含む寄生虫感染症治療法の開発を評してウイリアム・キャンベルと大村智に共同で贈られ、残る半分はアルテミシニン発見を含むマラリアの治療法に関する発見をした屠呦呦に贈られた。 日本の産学連携の先駆者でもあり、海外の製薬会社などとのライセンス契約から得られたロイヤリティ収入を、研究助成や研究所運営、北里大学メディカルセンターの開設などに役立てた。人材育成にも力を注ぎ、自身の研究室から多くの研究者を輩出し、女子美術大学の理事長や開智学園の名誉学園長なども歴任した。 2019年 - 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行時、「イベルメクチンは新型コロナの特効薬」「安価なイベルメクチンの効果を認めると、新薬を開発する製薬会社の利益を損なうので政府や国際機関は承認しない」とコメントをした。2021年12月には、大村が編著した書籍『イベルメクチン : 新型コロナ治療の救世主になり得るのか』が出版されるなど、大村のノーベル賞はイベルメクチンに関する誤った熱狂に信用を与えた。大村の働きかけで公費を得て、北里大学と興和が臨床試験を行ったが、COVID-19に対するイベルメクチンの有効性は示されなかった。海外におけるCOVID-19による死亡を防いだとする小規模研究においても、「明らかな捏造の兆候、あるいは研究を無効にするほどの重大な誤り」を含まないものは1つもなく、その後行われた大規模治験でも、有効性を示した研究はない。 1935年、山梨県北巨摩郡神山村(のちの韮崎市)で村の有力者である大きな農家の長男として生まれた。将来は農家を継ぐよう農作業を教え込まれていたため、勉強はほとんどしていなかった。中学では野球やサッカー、高校ではスキーのクロスカントリーに夢中になる。韮崎スキークラブにも入会し県大会などで活躍した。 1954年、山梨県立韮崎高等学校を卒業後、山梨大学学芸学部(現:教育学部)自然科学科へ進学する。大学でもスキーにのめり込み、県代表として国体に2度出場した。勉強では、教員の個人指導を受けられる制度でクロマトグラフィー(物質を分離、精製する方法)を使用した脂肪酸の定量方法を学び、のちの研究に役立つ手法を習得した。 1958年、大学卒業後、地元山梨など四都道府県の教員試験を受けたが東京だけが合格であったため、埼玉県浦和市(現:さいたま市浦和区)に移住する。東京都立墨田工業高等学校の夜間部の教師として、物理や化学、体育の授業を受け持つ。そこで昼は工場で働き、夜は真剣に勉強する生徒に触発され、もう一度勉強し直したいと考える。1959年から1年間、東京教育大学(現:筑波大学)で中西香爾の講義を聴講し、1960年、東京理科大学大学院理学研究科に入学する。研究室では、当時日本に1台しかなかった最先端の核磁気共鳴(NMR)機器を用い、有機化合物の構造決定の知識や技術を身に付けた。昼は大学院で勉強、夜は定時制高校の教師として働き、土日は徹夜で実験をしながら、1963年に1年留年して修士課程を修了する。 1963年、大学院を修了後、山梨大学の工学部発酵生産学科の助手となり、発酵途中のワインに含まれる糖の分析を担当する。酵母により糖が一夜にしてアルコールに変わるのを見て、微生物の持つ可能性に興味を持つようになる。 1965年、微生物研究の環境を求めて、29歳で秦藤樹が所長を務める北里研究所研究部抗生物質研究室に技師補として入所する。核磁気共鳴(NMR)機器を駆使して物質の構造を決定する研究をし、抗生物質としてすでに使われていたロイコマイシンの構造を解明した。1968年、ロイコマイシンの論文で東京大学の薬学博士号、1970年には東京理科大学で理学博士号も取得する。順調に研究を続けていたが、人の見つけた化合物の研究ではなく、自分の手で微生物が生産する化合物を探し出して構造決定までしようと決意し、独自のスクリーニング方法を開発する。その方法は、採取した土を薄めて微生物1匹1匹を分離することから始まり、微生物を寒天の上で培養してその特徴や産出する化合物を調べる。大村の研究グループは1年間に約2,000種類の微生物を分離・培養して、抗微生物活性や酵素阻害活性などを評価していた。 1971年、国内での研究に限界を感じ、アメリカ、ウェズリアン大学のマックス・ティシュラー研究室に留学をする。前年に米製薬会社メルク社を退職したマックス・ティシュラーの下で、客員教授のポストと自由に研究できる環境を与えられ、世界最高レベルの研究に触れる。アメリカで研究を続けようと考えていたが、留学して1年4ヶ月で、退職する秦藤樹の研究室を引き継ぐために帰国することになる。帰国にあたり、まだ発展途上国であり研究費が十分にない日本で研究を続けるために、メルク社との間で、研究資金の提供を受ける一方、有望な微生物を見つけ、化合物をスクリーニング評価して提供し、メルクが動物実験や化学合成を行い薬を開発し特許を保持する権利を認め、実用化された場合は売上に応じた特許使用料の支払いを受ける契約を結んだ。 1973年、北里研究所にて抗生物質研究室の室長に就任。メルクからの研究資金(当時の日本円で年間2千数百万円を3年間分)で、財政難で閉鎖が決定していた研究室を刷新し存続させる。 1974年、大村の研究チームは静岡県の土壌から当時未知であった放線菌、ストレプトマイセス・アベルミティリスを分離・培養し、外観や培養特性が珍しいと思われる他の約50株と一緒にメルク社のウィリアム・キャンベルに送った。その後、メルク社のチームがアベルメクチンとその化合物イベルメクチンを開発し、1981年から北里研究所には毎年15億円前後のロイヤリティ収入が入るようになる。特許権が消滅するまでに約250億円以上の収入があり、自らの研究費の独立採算化や北里研究所の再建、北里大学メディカルセンターの建設等に役立てられた。イベルメクチンは、1988年から熱帯地方の寄生虫感染症の撲滅プログラムに無償提供されているが、北里研究所も特許使用料を一旦反故にして協力した。 1975年、北里大学薬学部教授に就任した。これまでに大村研究室は多くの研究者を育て、120名が博士号を取り、そのうち30名が教授になっている。化合物を探索する研究は、様々なプロセスを受け持つ人の共同作業であるため、人材育成を研究の柱として重視した。 1984年、教授職を辞職し、北里研究所の副所長に就任すると、経営に注力することになる。経営学と不動産学を学び、財政が悪化していた北里研究所(当時は社団法人)の経営を立て直した。1989年、第2病院として「北里研究所メディカルセンター」(現:北里大学メディカルセンター)を設立。1990年、北里研究所の所長となり、北里研究所と学校法人北里学園との統合を行い、法人の名称を「学校法人北里研究所」に変更した。 2001年、大学院の研究部門である「北里生命科学研究所」を創設し、初代所長と教授を兼務した。また、2002年から2007年まで北里大学の大学院教育部門である「感染制御科学府」でも教授を務めた。2007年、北里大学の名誉教授となり、その後も、北里生命科学研究所の特任教授として、特別研究部門である天然物創薬推進プロジェクトのスペシャルコーディネーターを務めた。2013年には、北里大学の特別栄誉教授となった。 北里グループ以外の教育研究機関では、ウェズリアン大学にてマックス・ティシュラーの名を冠した「マックス・ティシュラー教授」を2005年より兼任している。また開智学園(埼玉県)の学校名を名付け、名誉学園長を務めている。開智学園では理系最優秀生徒に対して「大村賞」を授与し表彰を行っている。山梨県の科学技術の振興を目指して(社)山梨科学アカデミーを創設し、名誉会長を務めている。 美術にも造詣が深く、14年間にわたり女子美術大学理事長を務めた(2015年7月から同大学名誉理事長)。同大学に妻・文子の名を冠した「大村文子基金」を私費で設立。女子美生の留学資金(女子美パリ賞・ミラノ賞)と美術活動費(美術奨励賞)を支援している。また、故郷の山梨県韮崎市に、自身が収集してきた女流作家を中心とした2,000点余の絵画や陶器を展示する韮崎大村美術館を建設し、収蔵品と共に韮崎市に寄贈し初代館長を務めた。 2019年 - 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行時、大村は、「新型コロナウイルスは人工的につくられたウイルス」「イベルメクチンは新型コロナの特効薬」「安価なイベルメクチンの効果を認めると、新薬を開発する製薬会社の利益を損なうので政府や国際機関は承認しない」とコメントをした。2021年7月、大村は反ワクチン団体(World Council For Health)の開催する国際オンライン会議「世界イベルメクチン・デー」に出演した。このイベントには、イベルメクチンを賞賛し誤報を広めたとして広く非難されている団体FLCCCの医師や、英国のイベルメクチン推進団体(BIRD)など関連する国際グループが参加している。2021年12月、大村が編集した書籍『イベルメクチン : 新型コロナ治療の救世主になり得るのか』が出版され、全国学校図書館協議会選定図書に選ばれた。帯の推薦文は、東京都医師会会長の尾崎治夫が書いている。 大村とノーベル賞を共同受賞したウィリアム・キャンベルは、彼がCOVID-19治療薬としてイベルメクチンを推奨しているという捏造された引用文が拡散された際に、「ソーシャルメディア上の私のものとされる発言を完全に軽蔑し、否定する」と述べ、私の専門分野はウイルス学ではないので、そのような方法でコメントすることは決してないとする声明を出している。 研究業績大村の研究グループはこれまでに約200種類、成分にすると500近くの新規化合物を発見し、そのうち25種が医薬、動物薬、農薬、研究用試薬として実用化されている。その中には、プロテインキナーゼの特異的阻害剤スタウロスポリン、プロテアソーム阻害剤ラクタシスチン、脂肪酸生合成阻害剤セルレニンなどが含まれる。 アベルメクチン (Avermectin) - 抗寄生虫作用のもととなる成分を作り出す放線菌の発見 アトペニン (Atpenin) - 抗寄生虫作用 セタマイシン (Setamycin) - 抗寄生虫・抗菌作用 ナナオマイシン (Nanaomycin) - 抗菌作用 ロイコマイシン (Leucomycin) - 抗菌作用 ネオキサリン (Neoxaline) - 抗菌・抗がん作用 プルマイシン (Prumycin) - 抗菌・抗がん作用 マジンドリン (Madindoline) - 抗炎症作用 ビルストマイシン (Virustomycin A) - 抗ウイルス作用 スタウロスポリン (Staurosporine) - 抗がん作用 マクロスフェリド (Macrosphelide) - 抗がん作用 フトキサゾリン (Phthoxazolin) - 抗がん作用 カズサマイシン (Kazusamycin) - 抗がん作用 ビネオマイシン (Vineomycin) - 抗がん作用 アンドラスチン (Andrastin) - 抗がん作用 ハービマイシン (Herbimycin) - 抗がん・除草作用 ピリピロペン (Pyripyropene) - 殺虫・酵素阻害作用 ラクタシスチン (Lactacystin) - 酵素阻害作用 フナレノン (Funalenone) - 酵素阻害作用 エラスニン (Elasnin) - 酵素阻害作用 アリスガシン (Arisugacin) - 酵素阻害作用 アミデプシン (Amidepsine) - 脂質代謝 セルレニン(Cerulenin) - 脂質代謝阻害作用 トリアクシン (Triacsin) - 抗生物質 1233A(ヒメグルシン)(Hymeglusin) - 脂質代謝阻害作用 家族・親族弟の元三菱マテリアル取締役、大村泰三は開智学園の理事と開智国際大学の客員教授を務める。毎日新聞東京本社統合デジタル取材センター記者の大村健一は親戚に当たる。なお、毎日放送アナウンサーの山中真は、大村泰三の甥になる。 2024/06/12 01:34更新
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oomura satoshi
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