ジャニー喜多川の情報 （じゃにーきたがわ）
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事件

元フォーリーブスの北公次による『光GENJIへ』シリーズ（データハウス、1988年）

元ジューク・ボックスの小谷純とやなせかおるによる『さらば!!光GENJIへ』（データハウス、1989年）

元ジャニーズの中谷良による『ジャニーズの逆襲』（データハウス、1989年）

平本淳也による『ジャニーズのすべて―少年愛の館』（鹿砦社、1996年）

豊川誕による『ひとりぼっちの旅立ち － 元ジャニーズ・アイドル 豊川誕半生記』（鹿砦社、1997年3月）

元光GENJI候補の木山将吾（山崎正人）による『SMAPへ - そして、すべてのジャニーズタレントへ』（鹿砦社、2005年）

逸話

裏方に徹しており、表に出ることを極端に嫌う。顔写真もほとんど存在しない。一方で実際には社交家であり、非公開の取材には比較的積極的に応じていた。

礼儀やマナーに厳しい人物であることで知られ、若手のタレントがアルバイトのスタッフに横柄な態度を取った時「この人たちのおかげでジャニーズが成り立っているんだよ！」と物凄い剣幕で怒ったとされている。また最近はそのようにはっきりと注意する人が少なくなっているためタレントの礼儀が悪くなっているとされている。

ジャニーは所属タレントを呼ぶ時に「YOU」と呼ぶことが多い。しかし「ゆう」という名前（芸名）の関ジャニ∞メンバー・横山裕に限り、「ヨコ」と呼んでいる。「YOU」と呼ぶ理由について、「アメリカでは相手をYOUと呼ぶのは普通のこと」「タレントの名前を覚えられない時に便利」という2つの理由があると、ジャニー本人が答えている。そのことを受けて蜷川幸雄は「いやータレントの名前を全部覚えるのは正直無理。僕の悪いところなんだけどね」と共感していた。

ジャニーが所属アーティストを採用する基準として「真摯なやる気」「人間性」「ハートの強さ」を重視していたとされている。また、身長は170cm以下の子を優先して採用していたが、最近の子は身長が高くスタイルがいいことも分かっているようである。

最近は所属アーティストの髪型が一緒で、特徴が消えてしまうことが不満なようで「髪の毛は坊主にしたい。坊主はすごくカッコイイよ、みんな」と語っている。

「敬語は堅苦しいから」とジャニーから敬語禁止令が出ており、所属タレントは皆、ジャニーに対しタメ口で話している。ただし、これには「自分に対して敬語を使われると自分の感覚・感性が死んでしまうからダメだ」と憂慮していた側面もあったという。所属タレントからの呼称は「ジャニーさん」または「社長」。ジャニー没後は「先代」とも呼ばれている。

第二次世界大戦中、和歌山に疎開していたジャニーは和歌山大空襲に遭遇して必死に逃げ回り、防空壕に入れずに橋の下に逃げ込んで九死に一生を得たこともあった。またアメリカ陸軍軍属として朝鮮戦争に赴いたこともあり、その自身の体験を2017年に自身が演出した舞台『ジャニーズ YOU＆ME アイランド』で描いたが、それも「（自分が体験した）本当のことを（みんなに）伝えたい」という思いであったという。ジャニーその人も生前、自社の若手タレントや舞台の出演者たちに自身の戦争体験を話して聞かせるなど『平和』を願い、それを強く訴え続けてきた人物でもあった。

ジャニーは「大の演歌好き」とのことで、年末恒例のテレビ番組『NHK紅白歌合戦』から北島三郎が2013年限りで勇退したのを始め、年々演歌歌手が減少傾向があることに関して「大変寂しいこと」であると語っている。

1985年8月11日に大阪の新歌舞伎座で幕を開けた舞台「森の石松」主演の近藤真彦の応援のために少年隊とともに翌12日の日本航空123便に搭乗する予定だったが、初日に近藤が開く記者会見に来てほしいと要請を受けて大阪入りを前倒しにし、少年隊は東京に残った結果、この墜落事故を避けられた。

2012年5月3日に中国への進出を報道陣の前で表明するも結局頓挫した。