妖精帝國のプロフィール Wikipedia(ウィキペディア)
妖精帝國(ようせいていこく、独表記:Das Feenreich)は、日本のゴシックメタルバンド。Lantis所属。
原点は1997年に愛知県名古屋市で結成された、ゆいと橘尭葉による音楽ユニットである。
妖精帝國において、ファンは「臣民」、ライブは「式典」と呼ばれる。また、メンバー(楽器隊)にはそれぞれ階級が存在し、楽器隊は妖精帝國への貢献度によって位が上下するという。
妖精の存在を信じなくなった人間が増え、荒廃の一途をたどる「妖精帝國」。音楽を通じて人間達に妖精の存在を思い出させ、妖精帝國を再興させるため、「妖精帝國第参軍楽隊」を結成。人間界での便宜上のユニット名を「妖精帝國」とする。
長らくゆいの父である皇帝が支配してきた妖精帝國であったが、手にすると支配権を握ることができる「トーガ・ピクタ」を手にしたこと、特催公式式典「920Putsch」において多数の臣民から支持を得たことでゆいによる革命が成功。ゆいが皇帝を退けて終身独裁官を名乗ることとなる。
経歴
インディーズ時代は「桃」を全面的にイメージしており、シンセサイザーを使用したトランスミュージックやハードコアテクノミュージックを中心に制作していた。
また、ライブでは桃の天然水を配るなどといったパフォーマンスを披露していた。
この時期のアルバムは再販がされておらず、現在では入手困難となっている。
「桃」をイメージしていた時代は、曲調や衣装、世界観は電波系であったが、4thアルバム「stigma」以降は、現在のゴシック路線に移行することになる。
ロック、ヘヴィメタルを軸に、クラシックやテクノなどを融合させた音楽を制作。オリジナル楽曲に加え、テレビアニメやゲームへの楽曲提供も行っており、それらに関連するライブやイベントにも出演。
2009年、ReluとNanami が加入する。「Animelo Summer Live」、「ランティス祭り」、「MUSIC JAPAN 新世紀アニソンSP」などへの出演をきっかけに、知名度が上昇した。
2013年からは、オリジナルメンバーに加え、Nanami、紫煉、Gightの3名と共にバンドとして活動しており、メタル・サウンドを主軸とした音楽性に移行。
2015年8月5日、約10年ぶりとなるフルオリジナルアルバム『SHADOW CORPS[e]』を発売し、ゴシック・メタル・バンドとして本格的に始動。
2019年、SEX MACHINEGUNS、妖精帝國、GYZEが出演する日本のメタルバンドによる海外フェスティバル「METAL NATION 2019」が12月15日にメキシコで開催。12月13日、発売延期・未定となっていたアルバムが、制作上の都合により発売中止とされたが、その後、アルバム『the age of villains』の制作と発売日がアナウンスされ、発売に至った。