宝野アリカのプロフィール Wikipedia(ウィキペディア)
宝野 アリカ(たからの ありか、9月28日 - )は、日本の女性歌手、作詞家、作家。熊本県熊本市出身。血液型はA型。愛称はアリカ様、アリカ姉様など。本名は未公開だが下の名前が「アリ」である事は明かしている。
洋画家の両親のもとで、感性豊かに育つ。アルバムデビューの前後より、CMソングの仕事を始める。詩や散文を書いたり、絵を描いたり、洋服を作ったりパントマイムをやったりして、気ままに過ごすこと数年、1988年に片倉三起也との音楽ユニット「蟻プロジェクト」を結成、1992年7月に「ALI PROJECT」としてメジャーデビュー。同音楽ユニットの作詞・ヴォーカルを務める。他名義にKOARI、宝野ありか、宝野亜莉華がある。またこの他に、自身が主催するロリータ・ファッションブランド「少女貴族」のデザイン・プロデュースをしている。
過去に自分のなりすましが出たことから「私はTwitterやFacebookをやっていませんし、今後もやるつもりは無い」と公式サイト上のブログに発表している。
2024年4月25日の公式ブログにて閲覧用途でX(旧Twitter)を利用していると言及している。
歌詞
宝野の歌詞は文語・漢語を主体とした硬質な響きを多用しており、頽廃・幻想・神話世界・世紀末・近未来/レトロフューチャー、エロティシズム、ヒロイズム、シノワズリなどの主題を好む傾向が強い。その蒼然とした言い回しそのものや宝野の擬古調・声楽調のヴォーカルとあいまって異彩を放っている。また宝野は自身が述べるように、三島由紀夫・中井英夫・澁澤龍彦・寺山修司・皆川博子・赤江瀑・倉橋由美子・服部まゆみ・久世光彦などの幻想・頽廃文学、映画などにも傾倒しており、それらへのオマージュとしての詩作も少なくない。ただし初期は方向性のひとつがガールズ・ポップスだったからか、ある種の少女漫画的な意匠や表現を用いることもあった。
ディスコグラフィー
「魔女の宅急便・ヴォーカルアルバム」(アニメージュ/徳間、1989年11月25日)収録
黄昏の迷い子たち
「魔女の宅急便・ヴォーカルアルバム」「アニメージュ・ヴォーカル・コレクション」(1990年9月25日)「宮崎駿アニメ・ザ・ベスト」(1993年12月21日)(アニメージュ/徳間)収録
鳥になった私
好きなのに!
「千夜恋歌 原ちえこ 静とベンケー、古の時空を訪ねて」(1991年9月21日)「ザ・ベスト・オブ・アニメル〜コミックス編」(1992年2月21日)(アニメル)収録
新しい予感
「THE BEST COLLECTION」(ユニバーサルシグマ、2006年6月7日)収録
さくらが咲いたよ(作詞のみ)
「ふくやま劇場『なつのひみつ』オリジナル・サウンドトラック」(ユーメックス、1990年8月29日)収録、『ふくやま劇場 なつのひみつ』(ユーメックス、1990年9月27日)に使用
月のことば
Fairy Taleは終わらない -チカチカのテーマ-
「Credo -Believe in something-」(東芝EMI、1990年9月27日)収録、(草尾毅のアルバム)
太陽が騒ぐ島(作詞のみ)
セビリアの恋人(作詞のみ)
「おとめの反乱」(ポリドール、1991年4月1日)収録
おとめの反乱(作詞のみ)
恋の唐獅子牡丹(作詞のみ)
「卒業までの1000日」(1991年4月21日)「あなたもハッピーエンド」(1992年2月12日)(VAP)収録
卒業までの1000日
「恋人は守護霊!?イメージアルバム」(ユーメックス、1991年5月31日)収録
やめられないもん
守護霊狂奏曲(高尾直樹と共にボーカルを担当。)
雪降る夜のLove Song
「『月がのぼるまでに』オリジナル・サウンドトラック」(ユーメックス、1991年10月9日)収録、OVA『月がのぼるまでに』(ユーメックス、1991年11月8日)に使用
星降る夜のおくりもの
『入院ボッキ物語 おだいじに!』第一話・第二話(VAP、1991年12月5日)エンディング
おだいじに!(河原佳代子と共にボーカルを担当。)
「SNOW DROP〜恋人は守護霊!? イメージアルバム2」(ユーメックス、1992年2月12日)収録
怪傑赤ずきん
バレンタインはけっこう大変
HAPPY BIRTHDAY TO JESUS
愛はひとつじゃないヨ
「『りびんぐゲーム』オリジナル・アルバム」(ユーメックス、1993年1月27日)収録
もうすぐ16!
Yesterdays
「地上の楽園」(パイオニアLDC、1994年7月27日)収録
さくらが咲いたよ(作詞のみ)
「『放課後の職員室』 イメージサウンドトラック」(トゥループロジェクト、1994年8月10日)
Out of a Delusion(作詞のみ)
「カアニバルソレイユ」(EMIミュージック・ジャパン、1997年5月8日)収録
カアニバルソレイユ(作詞のみ)
映画『チョッちゃん物語』(BMGジャパン、1998年3月21日)エンディング