アンソニー＝アービンの情報 （AnthonyErvin）
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アンソニー＝アービンのプロフィール Wikipedia（ウィキペディア）

アンソニー・アービン（Anthony Lee Ervin、1981年5月26日 - ）は、アメリカ合衆国カリフォルニア州バーバンク出身の男子競泳選手。

黒人の父と白人の母の間に生まれる。 19歳の時出場した2000年シドニーオリンピックで、米国水泳初の黒人系代表選手となり、50m自由形で、同僚のゲーリー・ホール・ジュニアと同着で金メダルを獲得した。

翌2001年世界水泳選手権の100m自由形ではソープやホーヘンバンドを抑えて優勝した。

しかしシドニーオリンピック後から薬物依存やアルコール中毒に苦しみ、競技から離れ、一時期は自殺も考えるほどであったという。

2005年にシドニーオリンピックの金メダルを売却して収益金をスマトラ地震の被災者のため寄付した。

競技休止後はバンドで演奏をしたり、世界中を旅したりしていたが、2012年に競技にカムバックを果たし、 同年開催のロンドンオリンピックで12年ぶりのオリンピックに31歳で出場した。50m自由形で5位に入賞している。

2016年リオデジャネイロオリンピックに出場しフランスのフローラン・マナドゥを破り競泳50m自由形で金メダルを獲得した。35歳で金メダルを獲得するのは同競技では史上最年長である。

短距離選手として決して恵まれた体格ではなく、競技の要であるスタートを不得手としながらもトップスピードに乗るまでの速さと最大泳速を武器とする。

競泳界のみならず、ローリング・ストーンズ紙の表紙を飾るなど人気の高い彼であるが、競技資金は苦しいものであった。 オリンピック選考を考慮する大会のひとつであるFINA競泳ワールドカップに参戦するためクラウドファンディングを活用した。

2017年9月21日現在

Anthony Ervin, Constantine Markides (2016) "Chasing Water: Elegy of an Olympian" Edge of Sports

^ “競泳金メダリストの「挫折」と「復活」” (2019年9月17日). 2020年1月7日閲覧。

^ “両腕入れ墨の３５歳アービン　競泳最年長金メダリストに　男子５０メートル自由形”. 産経新聞、産経デジタル (2016年8月13日). 2017年9月22日閲覧。

^ “Anthony Ervin is going for gold again at Rio after attempting suicide and battling alcohol and drug addiction”. Associated Newspapers Ltd (2016年8月2日). 2017年9月22日閲覧。

^ “五輪資金ネットで調達　金メダル支えた「クラウドファンディング」”. 産経デジタル (2016年8月22日). 2017年9月22日閲覧。

^ “THE BALLAD OF ANTHONY ERVIN “THE SPRINTER WITH NO START””. Swim Swam Partners, LLC (2016年7月5日). 2017年9月22日閲覧。

^ “swimrankings”. 2017年9月21日閲覧。

アンソニー・アービン - 国際オリンピック委員会 (英語)

アンソニー・アービン - オリンピックチャンネル

アンソニー・アービン - アメリカオリンピック委員会 (英語)

アンソニー・アービン - Olympedia (英語)

アンソニー・アービン - Sports-Reference.com (Olympics) のアーカイブ (英語)

アンソニー・アービン - 世界水泳連盟 (英語)

アンソニー・アービン - SwimRankings.net (英語)

アンソニー・アービン - SwimSwam (英語)

表

話

編

歴

1904:  ゾルタン・ハルマイ (HUN)

1988:  マット・ビオンディ (USA)

1992:  アレクサンドル・ポポフ (EUN)

1996:  アレクサンドル・ポポフ (RUS)

2000:  アンソニー・アービン (USA)

2000:  ゲーリー・ホール・ジュニア (USA)

2004:  ゲーリー・ホール・ジュニア (USA)

2008:  セーザル・シエロ (BRA)

2012:  フローラン・マナドゥ (FRA)

2016:  アンソニー・アービン (USA)

2020:  ケーレブ・ドレッセル (USA)

2024:  キャメロン・マケボイ (AUS)

表

話

編

歴

1986: トム・イェーガー (USA)

1991: トム・イェーガー (USA)

1994: アレクサンドル・ポポフ (RUS)

1998: ビル・ピルチャック (USA)

2001: アンソニー・アービン (USA)

2003: アレクサンドル・ポポフ (RUS)

2005: ローランド・スクーマン (RSA)

2007: ベン・ワイルドマン・トブリナー (USA)

2009: セーザル・シエロ (BRA)

2011: セーザル・シエロ (BRA)

2013: セーザル・シエロ (BRA)

2015: フローラン・マナドゥ (FRA)

2017: ケーレブ・ドレッセル (USA)

2019: ケーレブ・ドレッセル (USA)

2022: ベンジャミン・プラウド (GBR)

2023: キャメロン・マケボイ (AUS)

2024: ウラジスラフ・ブホフ (UKR)

表

話

編

歴

1973: ジム・モンゴメリー (USA)

1975: アンディー・コーン (USA)

1978: デイビット・マカッグ (USA)

1982: ヨルク・ボイテ (GDR)

1986: マット・ビオンディ (USA)

1991: マット・ビオンディ (USA)

1994: アレクサンドル・ポポフ (RUS)

1998: アレクサンドル・ポポフ (RUS)

2001: アンソニー・アービン (USA)

2003: アレクサンドル・ポポフ (RUS)

2005: フィリッポ・マンニーニ (ITA)

2007: フィリッポ・マンニーニ (ITA) / ブレント・ヘイデン (CAN)

2009: セーザル・シエロ (BRA)

2011: ジェームズ・マグヌッセン (AUS)

2013: ジェームズ・マグヌッセン (AUS)

2015: 寧澤濤 (CHN)

2017: ケーレブ・ドレッセル (USA)

2019: ケーレブ・ドレッセル (USA)

2022: ダビド・ポポビッチ (ROM)

2023: カイル・チャルマーズ (AUS)

2024: 潘展楽 (CHN)

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自由形の選手

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世界水泳選手権競泳競技メダリスト

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