リチャード=トッドのプロフィール Wikipedia(ウィキペディア)
リチャード・トッド(Richard Todd, 1919年6月11日 - 2009年12月3日)は、イギリスの俳優。
アイルランド・ダブリン生まれ。父親は医者でラグビー選手でもあった。少年時代はインドで過ごし、帰国してサンドハースト王立陸軍士官学校で学ぶ。その後Italia Conti Academy of Theatre Artsで演技を学び、1937年に俳優デビュー。ダンディー・レパートリー・シアターの創設メンバーの一員となる。その際、費用捻出のために父から受け継いだ広大な農場を売り払ったという。
第二次世界大戦中は落下傘連隊に入り、ノルマンディー上陸作戦に参加するなど活躍した。戦後は劇団に戻り、1949年に映画のスクリーンテストを受けて、スクリーンデビューした。アメリカ映画出演第1作『命ある限り』で3週間しか生き延びられないスコットランドの負傷兵を演じ、アカデミー主演男優賞にノミネートされた。
生真面目な中にもユーモアを感じさせる役を得意とし、1955年の『暁の出撃』や1962年の『史上最大の作戦』などしばし軍人役を演じたが、その一方で、時代劇のコスチュームもまた似合い、1952年のディズニー映画『ロビン・フッド』で人気を博した。