内柴正人の情報 （うちしばまさと）
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海老沼匡: しかし講道館杯では内股、背負投、腰車で全試合一本勝ち、決勝でも旭化成の内柴正人を退け金メダルを獲得した。

上野雅恵: また、同じ年である66kg級の内柴正人の試合を見ていたら、のびのびと自分のペースで試合を進めて2連覇を達成していたので、それを見て自分もいける、優勝できると思ったという。

谷本歩実: オリンピックを連覇した日本人柔道家には斉藤仁、野村忠宏、谷亮子、内柴正人、上野雅恵がいるものの、二大会連続で全ての試合で一本勝ちを収めているのは谷本ただ一人である。

山本洋祐: 北京五輪では内柴正人のコーチとしてベンチで的確なアドバイスを送り、金メダル獲得に導いている。

日下部基栄: 九州大会では当時既に将来を嘱望されていた井上康生と引き分けたほか、内柴正人に勝利した事もあった。

秋本啓之: 2005年にはフランス国際も制して勢い付くが、体重別でオリンピックチャンピオンの内柴正人に敗れ代表にはなれず。

内柴正人のプロフィール Wikipedia（ウィキペディア）

内柴 正人（うちしば まさと、1978年6月17日 - ）は、日本の柔道家、格闘家、柔術家。アテネオリンピック・北京オリンピック柔道男子66kg級金メダリスト。九州看護福祉大学元女子柔道部コーチ、同大学元客員教授、元キルギス柔道連盟総監督。

熊本県菊池郡合志町（現・合志市）出身、同県八代市在住。9歳で柔道を始める。そのきっかけは「兄に喧嘩で勝つ為」だった。得意技は巴投。尊敬する選手は柔道家の野村忠宏。身長157cm、体重66kg。血液型はB型。

国士舘高等学校を経て国士舘大学体育学部卒業後、旭化成に入社した。2004年に開催されたアテネオリンピックや、2008年に開催された北京オリンピックでは、それぞれ柔道男子66kg級にて金メダルを獲得した。その後、競技生活も晩年に差し掛かる2009年より、指導者も務めるようになった。旭化成を2010年末に退社後、九州看護福祉大学にて客員教授に就任し、2011年1月から11月29日まで同職を務めた。

中学時代から頭角を現し、パワーとスタミナのある攻めを生かし男子60kg級で活躍。オリンピック金メダリストの野村忠宏を追う存在として期待を集めた。一方で減量に苦しみ、大事な試合で失格を繰り返したため、こだわっていた60kg級でのオリンピック出場を断念。

66kg級に階級を上げて臨んだアテネオリンピックで金メダルを獲得した。全ての試合をそれぞれ違う技で一本勝ちを収めるという珍しい記録を残している。

週刊新潮が報じたところによると、北京五輪直前に酒に酔って俳優・渡瀬恒彦の運転手に暴行、後遺症が残る怪我を負わせたが、金メダル候補ということもあり内密に示談したという。

北京オリンピックでは、柔道日本代表チームの主将に指名され、決勝でバンジャマン・ダルベレに縦四方固めで一本勝ちし、斉藤仁・野村忠宏に次ぐ日本人男子3人目の連覇を達成。同大会の日本人選手の金メダル第1号となった。

現役時代は常に体脂肪率4%以下を維持していた。出演したテレビ番組で野村忠宏が引退するまでは現役でいることを発言していたが、2010年10月、野村より先に現役引退を決意したことが報道された。

現役引退に伴い2010年末で旧所属の旭化成を退社し、2011年1月、現役時代の2010年4月から女子柔道部コーチを務めていた九州看護福祉大学の客員教授に就任した。

2011年11月8日に同大学の女子部員に対するセクハラ疑惑がマスメディアで報じられ、11月29日に同大学は内柴のセクハラ行為に関する調査結果について、未成年女子部員の飲酒を黙認し、その後、セクハラ行為を行ったとし、懲戒解雇処分を発表した。12月6日、準強姦容疑で警視庁に逮捕された。内柴は容疑を否認。12月27日、東京地検は同罪で内柴を起訴。これに対しデヴィ夫人は逮捕日付けのブログで「日本の英雄である内柴選手が強姦行為に及んだとは思えない。全てが想像ですが、女性の話だけを鵜呑みにしてよいのでしょうか。彼に気を許していた、彼をその気にさせる振りがあった、そのように思えてなりません」と擁護している。

2013年2月1日に東京地裁（鬼沢友直裁判長）は懲役5年の実刑判決を言い渡し、2014年4月23日に最高裁判所で上告を棄却され、懲役5年の実刑判決が確定した。

準強姦罪で起訴されたことを受け、全日本柔道連盟は2011年12月27日付で内柴の指導者登録を停止処分にしたことを2012年1月10日に発表した。続いて2013年2月5日、刑事裁判で有罪となったことを受け、会員登録永久停止処分（永久追放）とすることを理事会で決めた。

一審裁判中の2012年12月には妻と離婚したと報じられた。

実刑判決が確定後、静岡刑務所に収監され服役。

2017年9月15日に仮釈放された。

総合格闘技「リアルファイトチャンピオンシップ」の主宰者山田重孝のバックアップに依り、仮釈放後に神奈川県座間市の柔術道場「アラバンカ柔術アカデミー」で訓練を重ね、2017年11月26日に神奈川県高座郡寒川町の寒川総合体育館で開催された柔術大会「ジャパンオープン2017」に出場し、柔術家のデビュー戦に至った。今後の活動は、プロ転向せず柔術のアマチュア大会で活動するとしていた。

しかし、「アラバンカ柔術アカデミー」の練習生の知人を通じてキルギス共和国から柔道の指導を依頼され、同国を数度訪問。その指導力を高く評価され、2018年7月にはキルギス共和国の柔道連盟総監督に就任した。これにより、約5年半ぶりに柔道界へ復帰することになった。キルギスに渡る前に元教え子と再婚している。2019年12月に契約終了に伴い総監督を退任。日本に帰国後、2020年1月より熊本県八代市にある温泉銭湯「つる乃湯」に勤務し、現在は一店舗の総責任者（支配人）を務めている。

2020年10月27日、桜庭和志が主宰する「QUINTET」後楽園大会に参加。小見川道大が率いる「TEAM WOLF」の次鋒として出場した。他のメンバーはグラント・ボグダノフ、伊藤盛一郎、森戸新士。2021年7月13日の後楽園大会にも出場している。

2度のオリンピック金メダル獲得で下記の栄典・賞詞を受けた。しかし2011年の逮捕・2014年の実刑確定を受けすべて剥奪されている。

2004年

紫綬褒章（1度目）　2014年4月の実刑判決確定により同年5月10日付で褫奪（ちだつ、剥奪の意）。

熊本県民栄誉賞

合志町町民栄誉賞（市町村合併後は合志市市民栄誉賞）

東京都栄誉賞

2008年

紫綬褒章（2度目）　2014年5月10日褫奪。

熊本県民栄誉賞特別賞

東京都栄誉賞、都民スポーツ大賞

阿蘇市市民栄誉賞

合志市名誉市民

^ “八代市に引っ越しました”. 2021年8月6日閲覧。

^ 「内柴正人」近代柔道 ベースボールマガジン社、2004年10月号、19-21頁

^ 『「石原軍団」元名物専務と「内柴正人」男と男の約束が破られた』 週刊新潮 2011年12月29日号

^ 「内柴正人」近代柔道 ベースボールマガジン社、2008年9月号、8-12頁

^ 近代柔道（ベースボールマガジン社発行）2001年10月号の「解体新書 内柴正人」によれば、高校時代から体脂肪率はずっと9%だと記されている。

^ 『BRAVO!』読売テレビ 2008年9月5日放送より

^ 柔道の内柴、第一線退く サンケイスポーツ 2010年10月16日閲覧

^ 内柴が九州看護福祉大の客員教授に - スポーツニッポン・2011年1月12日

^ 五輪「金」内柴氏セクハラの疑い、大学が調査委 読売新聞 2011年11月8日

^ “本学客員教授の懲戒処分について”. 九州看護福祉大学 (2011年11月29日). 2012年12月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年9月19日閲覧。

^ 内柴客員教授を懲戒解雇 九州の大学、飲酒・セクハラで 朝日新聞（電子版）、2011年11月29日

^ 五輪「金」内柴氏を懲戒解雇 九州看護福祉大 熊本日日新聞（電子版）、2011年11月29日

^ 内柴氏を懲戒処分へ 所属大、セクハラ問題で 日本経済新聞（電子版）、2011年11月29日

^ 内柴正人容疑者を警視庁が逮捕 準強姦容疑 朝日新聞 2011年12月6日

^ “五輪金の内柴容疑者を起訴 女性部員への準強姦罪”. 共同通信社. 47NEWS. (2011年12月27日). https://web.archive.org/web/20120108144313/http://www.47news.jp/CN/201112/CN2011122701001417.html 2012年9月12日閲覧。 

^ 内柴正人容疑者を柔道部員への準強姦罪で起訴 東京地検 朝日新聞 2011年12月27日

^ 内柴容疑者、勲章剥奪　デヴィ夫人は擁護日刊スポーツ2011年12月9日

^ “教え子に性的暴行　内柴被告の懲役５年確定へ” (2014年4月24日). 2014年4月24日閲覧。

^ 内柴被告の指導者登録を抹消 MSN産経ニュース 2012年1月10日

^ “内柴被告の指導者登録停止 柔道家として活動できず”. 共同通信社. 47NEWS. (2012年1月10日). http://www.47news.jp/CN/201201/CN2012011001002006.html 2012年9月12日閲覧。 

^ 内柴正人被告を「永久追放処分」…全柔連 読売新聞2013年2月5日

^ “あの内柴被告が妻から三行半　「自業自得」「家族が気の毒」”. j-castニュース (2012年12月6日). 2013年2月1日閲覧。

^ 内柴正人被告、裁判中に離婚していた　息子は学校でいじめ被害 女性セブン 2012年12月20日号

^ 内柴正人「獄中からの手紙」打倒グレイシー復帰計画 スマートフラッシュ 2017年9月14日

^ 内柴 正人 - 初めまして 内柴正人です。 今回の件では大変申し訳なく思っています。... 内柴正人のフェイスブック 2017年9月16日

^ 内柴正人のフェイスブック

^ 柔道金メダリストの内柴正人が柔術家デビュー　腕固めで白星飾る スポーツ報知 2017年11月26日

^ 内柴正人なぜ柔術の世界に？　服役中に１つの出会い 日刊スポーツ 2017年11月27日

^ アテネ＆北京五輪金メダリストの内柴が柔術デビュー！本紙に明かした「今後」 東京スポーツ 2017年11月27日

^ 五輪2大会連続「金」の内柴正人、5年5か月ぶり柔道界復帰　キルギス柔道連盟の総監督に就任 スポーツ報知 2018年7月29日

^ あの「内柴正人」がキルギス柔道の総監督になれたワケ　関係者が語る デイリー新潮 2018年8月9日

^ 内柴正人が刑期を終えて再婚していた！ お相手はまさかの“元教え子” 週刊女性PRIME、2018年8月27日

^ “あの人は今こうしている - 柔道金メダリスト内柴正人さん 第2の人生は“銭湯のオヤジ””. 日刊ゲンダイ. (2020年7月27日). https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/276374 2020年7月27日閲覧。 

^ “あなた達と別れて10年くらいの月日が経ちました。”. https://twitter.com/MasatoUchishiba/status/1320932381071527938?s=20 2020年10月27日閲覧。 

^ “QUINTET FIGHT NIGHT5 in TOKYO”. QUINTET. 2021年7月29日閲覧。

^ “QUINTET FIGHT NIGHT 7 in TOKYO”. QUINTET. 2021年7月29日閲覧。

^ 夢は夫婦合わせ技!「内柴道場開校」サンケイスポーツ 2008年8月11日

^ アテネ五輪 宮崎の選手たち 宮崎日日新聞

^ 夢は夫婦合わせ技!「内柴道場開校」サンケイスポーツ 2008年8月11日

^ 内柴に第2子出産!「家族のために頑張る」2009年6月24日 スポーツニッポン（電子版）

^ 『官報』6342号9頁（2014年7月30日）

^ 内柴容疑者の県民栄誉賞取り消し…熊本知事 朝日新聞、2011年12月8日

^ 東京都生活文化局、オリンピック・パラリンピック準備局（2014年5月1日）

^ 準強姦：内柴容疑者逮捕 阿蘇市、栄誉賞取り消し/熊本 毎日新聞、2011年12月14日

^ 内柴正人さん!!お疲れ様でした。 - 合志市

^ 内柴容疑者の名誉市民 合志市が取り消し 西日本新聞、2011年12月17日

内柴事件

柔道家一覧

オリンピックの柔道競技・日本人メダリスト一覧

内柴正人のブログ「内柴一家の秘密の扉」（閉鎖されたためインターネットアーカイブのキャッシュ）

内柴正人 - オリンピックチャンネル

内柴正人 - Olympedia (英語)

内柴正人 - Sports-Reference.com (Olympics) のアーカイブ (英語)

内柴正人 - JudoInside.com (英語)

内柴正人 - 国際柔道連盟 (英語)

内柴正人 - Alljudo (英語)

内柴正人 (@masatouchishiba) - X（旧Twitter）

表

話

編

歴

1980:  ニコライ・ソロドクリン (URS)

1984:  松岡義之 (JPN)

1988:  李璟根 (KOR)

1992:  ロジェリオ・サンパイオ (BRA)

1996:  ウド・クエルマルツ (GER)

2000:  ヒュセイン・オズカン (TUR)

2004:  内柴正人 (JPN)

2008:  内柴正人 (JPN)

2012:  ラシャ・シャヴダトゥアシヴィリ (GEO)

2016:  ファビオ・バシレ (ITA)

2020:  阿部一二三 (JPN)

2024:  阿部一二三 (JPN)

日本のブラジリアン柔術家

日本の男子柔道家

日本の柔道指導者

日本のオリンピック金メダリスト

日本のユニバーシアード金メダリスト

柔道のオリンピックメダリスト

オリンピック柔道日本代表選手

ユニバーシアード柔道日本代表選手

アジア競技大会柔道日本代表選手

日本のアジア競技大会銅メダリスト

旭化成柔道部の人物

九州看護福祉大学の教員

紫綬褒章受章者

日本の栄典を褫奪された人物

国士舘高等学校出身の人物

国士舘大学出身の人物

熊本県出身の人物

1978年生

存命人物

日本の性犯罪者

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