富永健一のプロフィール Wikipedia(ウィキペディア)
富永 健一(とみなが けんいち、1931年〈昭和6年〉7月1日 - 2019年〈平成31年〉2月23日)は、日本の社会学者。
社会学博士(東京大学・論文博士・1967年)、博士(経済学)(京都大学・論文博士・1998年)。東京大学名誉教授、文化功労者、日本学士院会員。
1931年、東京都杉並区生まれ。。1950年3月に東京都立新宿高等学校を卒業し、東京大学文学部社会学科に入学。1955年3月に卒業し、同大学大学院社会学研究科に進んだ。1959年9月、博士課程を中退。
1959年10月に東京大学文学部助手に採用される。1962年4月に同専任講師、1966年11月に同助教授に昇格。1967年に学位論文『社会変動の理論-経済社会学的研究』を東京大学に提出して社会学博士(東京大学)号を取得。1977年4月に東京大学文学部教授に昇進した。1992年3月に東京大学を定年退官し、名誉教授(1992年5月~)となった。
その後は、1992年4月より慶應義塾大学環境情報学部教授、1994年より経済社会学会会長、1997年4月より武蔵工業大学(現・東京都市大学)環境情報学部教授を務める。1998年に学位論文『経済と組織の社会学理論』を提出して、博士(経済学)を取得。2003年3月に武蔵工業大学を退職。学界では2010年12月に日本学士院会員に選出された。
2019年2月23日、肺炎のため死去。87歳没。
受賞歴・叙勲
1966年:日本経済新聞図書文化賞
1975年:松永賞受賞
1980年:日本労働協会賞受賞
1996年:紫綬褒章受章
2003年:勲三等旭日中綬章受章
2008年:文化功労者顕彰
研究内容・業績
専攻は社会学全般、社会学理論、社会変動・近代化、社会階層、経済社会学、組織理論と多岐にわたる。竹内洋は「戦後の社会学をリードした」と評している。
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