船山馨の情報(ふなやまかおる) 作家 芸能人・有名人Wiki検索[誕生日、年齢、出身地、星座]
船山 馨さんについて調べます
■名前・氏名 |
船山馨と関係のある人
ジェームス三木: 金曜時代劇『お登勢』(2001年、NHK総合) - 原作:船山馨 ジェームス三木: 『お登勢』(2007年9月8日-10月5日、劇団前進座) 脚本・演出 - 原作:船山馨 ジェームス三木: ポーラテレビ小説『お登勢』(1971年、TBS) - 原作:船山馨 イーデン=フィルポッツ: 船山馨訳、偕成社、世界科学・探偵小説全集24 1966 |
船山馨の情報まとめ
船山 馨(ふなやま かおる)さんの誕生日は1914年3月31日です。北海道出身の作家のようです。
結婚、家族、テレビ、ドラマ、事件、映画、現在に関する情報もありますね。1981年に亡くなられているようです。
船山馨のプロフィール Wikipedia(ウィキペディア)船山 馨(ふなやま かおる、1914年3月31日 - 1981年8月5日)は、日本の小説家。船山春子の夫。次男は彫刻家の船山滋生。戦後文学の旗手として活躍し、代表作に『石狩平野』『お登勢』などがある。 北海道札幌市生まれ。実父の小林甚三郎は余市町の出身で、馨の出生当時は東北帝国大学農科大学(現・北海道大学農学部)の学生であった(後に北海道拓殖銀行などに勤務)。母方の実家の意向で母方の船山姓を名乗り、実父とも生後間もなく離別した。なお、馨によると甚三郎はクリスチャンで、トルストイなどの文学愛好者でもあったという。養父は新聞記者・森笛川。 札幌二中(現北海道札幌西高等学校)に在学中、組合教会に通った。1932年、早稲田高等学院に入学するも、1学期で退学。1934年に明治大学予科に入学し、1937年に商学部の1年のときに退学する。1937年に北海タイムス(のちに北海道新聞に統合)の社会部学芸記者となる。1939年にふたたび上京し、四社連合に勤める。 1940年、寒川光太郎・椎名麟三・野口富士男・船山春子(佐々木翠)らの『創作』(のち『新創作』、創刊1939年)の同人に加わり、「私の絵本」を執筆。「私の絵本」は、『文芸』の第2回同人雑誌推薦作候補となった。同年、青年芸術派を結成、『青年芸術派叢書』の1巻として長編小説『衣裳』を書き下ろし出版する。さらには第13回、14回と2回続けて作品が芥川賞候補となるなど早くも文壇でも一目置かれる存在へとなっていく。この間1944年に春子(本名・坂本春子)と結婚している。 戦後は文芸雑誌「序曲」の同人となり、『笛』『半獣神』『魔術師』など実存主義的傾向の強い作品を発表し、椎名・野間宏・埴谷雄高らとともに第一次戦後派の一人と目されるが、1948年にヒロポン依存症となってからは執筆活動に支障をきたすようになり、文壇からは半ば見放された状態となる。1955年に依存症から脱したのちは推理小説や時代小説などにも創作の幅を広げたが、なかなか汚名返上出来ずに雌伏の時を過ごす。そんな中、1967年に地方紙(北海タイムス)に発表した歴史ロマン『石狩平野』がベストセラーとなり、小説新潮賞も受賞、文壇の表舞台への復活を果たした。その後も『お登勢』『見知らぬ橋』『蘆火野』『放浪家族』、遺作となった『茜いろの坂』まで、新聞小説を主として精力的に作品を発表し、また多くの作品がテレビドラマ・舞台化されるなど、中間小説の大家として活躍し、国民ロマンの巨匠の異名を取った(ただし埴谷雄高などの作家は、船山の第一次戦後派時代の作品にも高い評価をしており、それらの作品にも再び焦点が当てられることを期待していた)。1979年、北海道新聞文化賞を受賞。 晩年は持病の糖尿病の悪化と眼疾に苦しみ、1981年8月5日、心不全のため東京都新宿区中井の自宅で死去。享年67。おしどり夫婦として知られた妻の船山春子も同日の夜に狭心症のため急死したことも、船山の死と共に報じられ話題となった。戒名は寂照院天真談応居士。墓は東京都中野区上高田の龍興禅寺にある。 2014年5月10日、兵庫県洲本市の江国寺で、『お登勢』の題材となった明治維新間もない徳島藩で起きた庚午事変及び平運丸遭難事件の犠牲者の追悼行事が行われた。また同年は、『お登勢』の原作者である船山の生誕100年にも当たることから、その記念行事も併せて行われた。 1940年 「私の絵本」が第2回同人雑誌推薦作候補となる。 1941年 「北国物語」が第14回芥川賞候補作となる。 1942年 「三月堂」が第15回芥川賞候補作となる. 1946年 「笛」「塔」で第5回野間文芸賞奨励賞を受賞。 1967年 「石狩平野」で第14回小説新潮賞を受賞。 1980年 「茜いろの坂」で第15回吉川英治文学賞を受賞。 『衣裳』(通文閣) 1941 『北国物語』(豊国社) 1941、のち角川文庫 『裾野』(皇民社) 1943 『除夜の扇』(皇民社) 1943 『稚情歌』(創美社) 1946 『愛の孤独』(共立書房) 1947 『笛』(文化書院) 1947 『蘆荻』(講談社) 1947 『風と虹の物語』(世界社) 1947 『少女小説 白鳥は悲しからずや』(偕成社) 1947 『少女小説 花よ命あらば』(偕成社) 1948 『魔の時間』(新太陽社) 1948 『喪失の季節』(実業之日本社) 1948 『忘却の河』(高島屋出版部) 1948 『無韻の韻』(中央公論社) 1948 『半獣神』(中央公論社) 1948 『落日の手記』(文潮社) 1948 『魔術師』(文化書院) 1948 『贋物語』(ボリゴン書房) 1948 『雨季』(銀座出版社) 1948 『夜の雅歌』(河出書房) 1949 『吹雪に暮れて』(ポプラ社) 1949 『谷間の白百合』(妙義出版社) 1949 『美しき争い』(偕成社) 1949 『わが歌に翼ありせば』(偕成社) 1949 『人間復活』(実業之日本社) 1949 『幸福な世界の乙女たち』(妙義出版社) 1950 『母の小径』(ポプラ社) 1953 『涙の十字星』(ポプラ社) 1953 『仮装行列』(小説朝日社) 1953 『風に咲く花』(ポプラ社) 1954 『虹立つ丘』(偕成社) 1954 『青春の奇蹟 明日への時間』(河出新書) 1956 『人生問答』(東方社) 1956 『炎の氷河』(講談社) 1957 『駄々ッ子社長』(和同出版社) 1957 『悪徳』(角川小説新書) 1957 『野望』(光風社) 1958、のち河出文庫 『火の壁』(和同出版社) 1958 『背徳のよろこび』(和同出版社) 1959 『お嬢さん社長 駄々っ子社長続篇』(和同出版社) 1959 『若い傾斜』(光風社) 1959 『黒い氷河』(光風社) 1960 『夜の傾斜』(河出書房新社) 1961、のち文庫(上下) 『その影を砕け』(河出書房新社) 1963 『海の壁・兜町殺人事件』(河出書房新社) 1963、のち『海の壁』河出文庫 『落日の門』(河出書房新社) 1964、のち文庫 『天下大変』(青樹社) 1964 『天保秘剣録』(青樹社) 1964 『炎の氷河』(青樹社) 1964 『罠と牙』(東都書房) 1965 『石狩平野』(河出書房新社) 1967 - 1968、のち新潮文庫、角川文庫 『幕末の暗殺者』(現代書房) 1967、のち角川文庫 『お登勢』(毎日新聞社) 1969、のち角川文庫、講談社文庫 『殺人旅行』(廣済堂出版) 1969 『ペテルブルグ夜話』(廣済堂) 1970 『放浪家族』(河出書房新社) 1970、のち集英社文庫 『見知らぬ橋』(講談社) 1971、のち角川文庫、講談社文庫 『螺旋階段』(双葉社) 1972 『続・お登勢』(毎日新聞社) 1973、のち角川文庫 『蘆火野』(朝日新聞社) 1973、のち角川文庫(函館市のレストラン五島軒が舞台) 『刺客の娘』(角川書店) 1974 『幕末の刃影』(河出書房新社) 1975 『破獄者』(角川文庫) 1975 「船山馨小説全集」全12巻(河出書房新社) 1975 - 1976 『北国物語』 『黄昏人間』 『落日の門』 『夜の傾斜』 『石狩平野』 『続・石狩平野』 『放浪家族』 『お登勢』 『続・お登勢』 『蘆火野』 『見知らぬ橋 上』 『見知らぬ橋 下』 『旅の手帖』(青娥書房) 1976 『花と濤』(河出書房新社) 1976、のち角川文庫 『花すすき』(河出書房新社) 1977 『みみずく散歩』(構想社) 1978 - 自伝随想 『風の中の翅のように』(講談社) 1978 『茜いろの坂』(新潮社) 1980、のち文庫 『幕末の女たち』(河出文庫) 1981 『幕末剣士伝』(河出文庫) 1981 悪徳 - 1958年に佐分利信の監督・主演により映画化。 地図のない町 - 『悪徳』収録の「殺意の影」を1960年に中平康の監督が葉山良二主演で映画化。 お登勢 - 1968年から1969年に毎日新聞に連載。現在まで度々テレビドラマ・舞台化されている。 石狩平野 - 脚本早坂暁、主演南田洋子のテレビドラマ。フジテレビ系(1968年4月-9月)。 見知らぬ橋 - 船山原作のNET(現・テレビ朝日)系のテレビドラマ(1973年10月 - 12月)。 放浪家族 - 船山原作の毎日放送系のテレビドラマ(1975年7月 - 12月)。 茜色の坂 - 原作は『茜いろの坂』。脚本菊島隆三、監督恩地日出夫、出演は吉永小百合、小林桂樹、藤田まことなど。朝日放送系のテレビドラマ(1981年11月16日)。 北の零年 - 2005年公開の映画作品。監督は行定勲、出演は吉永小百合、渡辺謙など。脚本は那須真知子のオリジナルであるが、船山の北海道開拓をモチーフにした2作品(『お登勢』『石狩平野』)を参考にしており、本編のクレジットでも参考文献として紹介されている。 船山春子『空白の日記』(河出書房新社、1982年7月) 川西政明『孤客 船山馨の人と文学』(北海道新聞社、1982年8月)- 各一周忌の追悼出版 『船山馨 北の抒情』(北海道文学館 編、北海道新聞社〈北海道文学ライブラリー〉、1996年) 由井りょう子『黄色い虫 - 船山馨と妻・春子の生涯』(小学館、2010年/小学館文庫、2014年)- 後者は電子書籍も刊 日本の小説家一覧 時代小説・歴史小説作家一覧 野口富士男 椎名麟三 渡辺淳一 八木義徳 原田康子 佐藤忠良 - 船山の著書の装幀を手がけた縁で家族ぐるみの交流があった。 ^ 船山馨新潮社 ^ 川西政明による。ほか『日本近代文学大事典第3巻』(野口冨士男執筆)など。ただし戸籍謄本には「新潟県岩船郡館腰村出生」とある(川西著による)。 ^ 川西政明『孤客 船山馨の人と文学』、1982年、16-19頁。 ^ 『黄色い虫』 ^ 『群像』1981年12月号、246頁 ^ 岩井寛『作家の臨終・墓碑事典』288頁(東京堂出版、1997年) ^ 『神戸新聞』2014年5月9日、「庚午事変や稲田家臣らの歴史伝承へ 洲本」 ^ 『毎日新聞』2014年5月11日兵庫版、「追悼式:庚午事変・平運丸遭難の犠牲者追悼 敵味方、恩しゅう超えて 123人の冥福祈る--洲本・招魂碑 /兵庫」 ^ 半澤孝平 (2017年3月16日). “五島軒が築いた「食」語る 函館文化会が公開講座、若山社長が講師”. 函館新聞. https://digital.hakoshin.jp/life/culture/18329 2017年10月14日閲覧。 ^ テレビドラマデータベース・ドラマ詳細データ ^ 「【土曜映画館】「北の零年」 吉永小百合主演 JRや夕張市も物心両面で協力」産経新聞、2003年3月22日東京朝刊25面特集 ^ 「<青空主義>兵庫おでかけ情報 カルチャー 短信」神戸新聞、2005年1月15日朝刊25面 ^ 2013年 船山滋生展 長野県東御市梅野記念絵画館HP – 2019年3月22日閲覧。 表 話 編 歴 第1回 松本清張『昭和史発掘』『花氷』『逃亡』ならびに幅広い作家活動に対して 第2回 山岡荘八『徳川家康』 第3回 川口松太郎『しぐれ茶屋おりく』 第4回 柴田錬三郎『三国志 英雄ここにあり』を中心とした旺盛な作家活動に対して 第5回 源氏鶏太『口紅と鏡』『幽霊になった男』その他、これまでの新しい大衆文学の領域を確立した業績の業績に対して 第6回 司馬遼太郎 『世に棲む日日』を中心とした作家活動に対して 第7回 水上勉 『兵卒の鬣』を中心とした作家活動に対して 第8回 新田次郎『武田信玄』ならびに一連の山岳小説に対して 第9回 城山三郎『落日燃ゆ』 第10回 五木寛之『青春の門』(筑豊編ほか) 第11回 池波正太郎『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』などを中心とした作家活動に対して 第12回 杉本苑子『滝沢馬琴』 第13回 吉村昭『ふぉん・しいほるとの娘』 第14回 黒岩重吾『天の川の太陽』/渡辺淳一『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』 第15回 船山馨『茜いろの坂』 第16回 南條範夫『細香日記』 第17回 宮尾登美子『序の舞』 第18回 伊藤桂一『静かなノモンハン』 第19回 結城昌治『終着駅』 第20回 井上ひさし『腹鼓記』『不忠臣蔵』/藤沢周平『白き瓶』 第21回 宮本輝『優駿』 第22回 永井路子『雲と風と』ならびに一連の歴史小説に対して 第23回 早乙女貢『會津士魂』 第24回 尾崎秀樹『大衆文学の歴史』 第25回 平岩弓枝『花影の花 大石内蔵助の妻』 第26回 陳舜臣『諸葛孔明』 第27回 田辺聖子『ひねくれ一茶』 第28回 受賞作なし 第29回 津本陽『夢のまた夢』/阿刀田高『新トロイア物語』 第30回 高橋治『星の衣』 第31回 野坂昭如『同心円』 第32回 林真理子『みんなの秘密』/皆川博子『死の泉』 第33回 白石一郎『怒濤のごとく』 第34回 高橋克彦『火怨』 第35回 宮城谷昌光『子産』 第36回 伊集院静『ごろごろ』 第37回 原田康子『海霧』 第38回 北方謙三『楊家将』 第39回 北原亞以子『夜の明けるまで』 第40回 受賞作なし 第41回 宮部みゆき『名もなき毒』 第42回 浅田次郎『中原の虹』 第43回 奥田英朗『オリンピックの身代金』 第44回 重松清『十字架』 第45回 森村誠一『悪道』 第46回 夢枕獏『大江戸釣客伝』 第47回 小池真理子『沈黙のひと』 第48回 大沢在昌『海と月の迷路』/東野圭吾『祈りの幕が下りる時』 第49回 逢坂剛『平蔵狩り』 第50回 赤川次郎『東京零年』 第51回 藤田宜永『大雪物語』 第52回 帚木蓬生『守教』 第53回 篠田節子『鏡の背面』 第54回 受賞作なし 第55回 村山由佳『風よ あらしよ』 第56回 京極夏彦『遠巷説百物語』中島京子『やさしい猫』 第57回 桐野夏生『燕は戻ってこない』 FAST ISNI VIAF WorldCat イタリア イスラエル アメリカ 日本 韓国 CiNii Books CiNii Research 20世紀日本の小説家 北海道札幌西高等学校出身の人物 札幌市出身の人物 1914年生 1981年没 FAST識別子が指定されている記事 ISNI識別子が指定されている記事 VIAF識別子が指定されている記事 WorldCat Entities識別子が指定されている記事 ICCU識別子が指定されている記事 J9U識別子が指定されている記事 LCCN識別子が指定されている記事 NDL識別子が指定されている記事 NLK識別子が指定されている記事 CINII識別子が指定されている記事 CRID識別子が指定されている記事
2024/11/21 10:30更新
|
funayama kaoru
船山馨と同じ誕生日3月31日生まれ、同じ北海道出身の人
TOPニュース
船山馨と近い名前の人
話題のアホネイター
この記事は、クリエイティブ・コモンズ・表示・継承ライセンス3.0のもとで公表されたウィキペディアの項目「船山馨」を素材として二次利用しています。