船迫大雅のプロフィール Wikipedia(ウィキペディア)
船迫 大雅(ふなばさま ひろまさ、1996年10月16日 - )は、宮城県刈田郡蔵王町出身のプロ野球選手(投手)。右投左打。読売ジャイアンツ所属。
蔵王町立永野小学校で3年生の時に野球を始め、蔵王町立円田中学校では軟式野球部に所属していた。また、小学4年生の時には野球教室で原辰徳と初対面したと語っている。
聖光学院高等学校に進学後、チームは2年春の第85回記念選抜高等学校野球大会、夏の第95回全国高等学校野球選手権大会に出場したが、自身はベンチ外だった。3年夏に出場した第96回全国高等学校野球選手権大会ではエースとして活躍し、チーム史上初となる1大会3勝を挙げてのベスト8進出に貢献した。同学年に八百板卓丸、1学年上に園部聡、1学年下に佐藤都志也がいた。
東日本国際大学に進学し、1年春からベンチ入り。リーグ戦通算で44試合に登板した。
大学卒業後は西濃運輸株式会社に入社(2022年ドラフト指名時は西濃産業株式会社に出向中)し、西濃運輸硬式野球部で1年目から公式戦に登板した。
3年目の2021年には第92回都市対抗野球大会に出場し、日本製鉄かずさマジックとの1回戦で自己最速を更新する150km/hを記録した。
2022年10月20日に行われたドラフト会議にて、読売ジャイアンツから5位指名を受け、11月17日に、契約金4000万円、年俸800万円(金額は推定)で球団と仮契約を結んだ。背番号は58。担当スカウトは木佐貫洋。
2023年、開幕一軍入りすると、開幕戦となった3月31日の中日ドラゴンズ戦(東京ドーム)で8回に初登板し、3者連続三振で1回無失点に抑えた。しかし、4試合で2回2/3を投げ、3安打3失点、防御率10.13となり、4月11日に登録抹消された。二軍での調整後、7月15日に再登録された。7月28日の中日戦(東京ドーム)で、4回から救援登板すると、1回2/3を1安打無失点に抑えプロ初勝利を記録した。最終的に36試合に救援登板し、3勝1敗8ホールド、防御率2.70を記録。11月29日、1500万円増となる推定年俸2300万円で契約を更改した。
選手としての特徴・人物
高校2年生の時に監督から助言を受けてサイドスローに転向した。このサイドスローから繰り出す最速150km/hのストレート、曲がりの大きいスライダーを交えて打ち取っていく力投型である。また、サイドスロー転向後は元東京ヤクルトスワローズの林昌勇の投球フォームに惹かれて参考にしていたと語っている。
愛称は「バサマ」。
「船迫」(ふなばさま)という名字は珍しく、名字由来netによると全国に約660人しかいない。
幼少期から巨人ファンで、上原浩治に憧れていた。
26歳でのドラフト指名は、巨人では1972年の山本和雄や翌2023年の森田駿哉と並び球団史上最年長。ただし、森田は27歳を迎える年度でのドラフト指名であるため、森田が球団史上最年長指名となる。
詳細情報
2023年度シーズン終了時
2023年度シーズン終了時
初登板:2023年3月31日、対中日ドラゴンズ1回戦(東京ドーム)、8回表に3番手で救援登板、1回無失点
初奪三振:同上、8回表にアリスティデス・アキーノから見逃し三振
初ホールド:2023年7月26日、対阪神タイガース13回戦(阪神甲子園球場)、6回裏に2番手で救援登板、2/3回1失点
初勝利:2023年7月28日、対中日ドラゴンズ14回戦(東京ドーム)、4回表に2番手で救援登板、1回2/3を無失点
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