寺崎英成の情報 （てらさきひでなり）
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滝田栄: マリコ 前篇・開戦前夜 後編・二つの祖国、父の国、母の国（1981年、NHK）- 寺崎英成 役

キャロル＝ベイカー: 1961年、日本人外交官の寺崎英成と結婚したアメリカ人女性のグエン寺崎（寺崎マリコ（マリコ・テラサキ・ミラー）の母）の著書を映画化した『太陽にかける橋』にグエン役で出演し、寺崎英成を演じたジェームズ繁田や丹波哲郎らと共演。

ジェームズ＝シゲタ: 寺崎英成の兄・寺崎太郎役で共演した丹波哲郎は、「ジェームス繁田は、まぁ好感の持てる男だったね」と後に述懐している。

高須克弥: 「昭和天皇独白録」は、昭和天皇の側近の外交官だった寺崎英成氏が作成した文書で、昭和天皇が太平洋戦争に至る経緯などについて語った内容が記載されている。

ジェームズ＝シゲタ: また、1961年にはロジャース&ハマースタインのミュージカルを映画化した『フラワー・ドラム・ソング』で主人公の一人の中国人青年、『太陽にかける橋（英語版）』ではアメリカ人女性（演じたのはキャロル・ベイカー）と結婚した第二次大戦中の実在の日本人外交官・寺崎英成を演じ、ロマンティックな二枚目の日系俳優としての地位を確立した。

寺崎英成のプロフィール Wikipedia（ウィキペディア）

寺崎 英成（てらさき ひでなり、1900年（明治33年）12月21日 - 1951年（昭和26年）8月21日）は、日本の外交官、元・宮内省御用掛。

1900年、貿易商・寺崎三郎（福岡藩出身）の二男として神奈川県に生まれた。兄は、外交官・寺崎太郎。暁星中学より旧制一高を経て東京帝大法学部を中退し、1927年に外務省入省。ブラウン大学に公務留学。1931年、ワシントンD.C.の日本大使館在勤中に米国人グエンドレン・ハロルド（Gwen Harold, 1908-1990）と出会い結婚。

その後、上海（勤務時に娘マリコが出生）、ハバナ、北京など在外勤務を経て、1941年に再びワシントンの日本大使館に赴任。情報担当の一等書記官として、野村吉三郎・来栖三郎両大使を補佐して日米交渉に当たった。日米開戦直前には、親電工作（ルーズベルト大統領から昭和天皇への親書発出工作）に奔走した。

太平洋戦争開戦後は抑留され、1942年8月に、妻グエン、娘マリコと共に日米交換船で帰国。戦争中は外務省の政務局第7課や第6課の課長を務めたが、病気のため1944年12月からは休職し、そのまま終戦をむかえた。占領期では、1947年2月、宮内省御用掛（通訳）に任命され、昭和天皇とマッカーサー元帥との会見の通訳を数回務めると共に、GHQ側と戦犯関係を含む情報を交換提供した。激務により脳梗塞で倒れ、1951年に50歳で死去。

1957年にグエン夫人は、回想記『Bridge to the Sun : A Memoir of Love and War』を刊行。1961年夏にMGM映画『Bridge to the Sun 太陽にかける橋』が製作公開された。

1980年夏に柳田邦男のノンフィクション『マリコ』が刊行。1981年8月にはNHKの終戦特番・三時間ドラマ『マリコ』（主演の寺崎役は滝田栄、マリコ役はキャロライン洋子）が放送された。

1990年のグエン夫人の没後に、娘マリコの家族が遺品（夫人が保管していた文書類）より、昭和天皇が侍従等の側近相手に、帝国日本の内情や開戦に至るまで経緯などが、率直に語られた記録（昭和天皇独白録）を発見、月刊『文藝春秋』1990年12月号で公表され多大の反響を呼んだ。

^ 初訳版は『太陽にかける橋』（新田満里子訳、小山書店新社、1958年）

^ 1947年3月～4月にかけて、松平慶民宮内大臣、松平康昌宗秩寮総裁、木下道雄侍従次長、稲田周一内記部長、そして寺崎英成御用掛の5人の側近が、張作霖爆殺事件から終戦までの経緯を4日間計5回にわたって昭和天皇から直々に聞き、まとめたもの。

^ “寺崎英成”. 2020年7月10日閲覧。

^ 私家版で『れいめい : 日本外交回想録』1982年、『寺崎太郎外交自伝』2002年 がある。

^ “寺崎英成”. 2020年7月10日閲覧。

木下道雄

松平康昌

田島道治

関屋貞三郎

終戦のエンペラー

『昭和天皇独白録　付 寺崎英成御用掛日記』 マリコ・テラサキ・ミラー編、半藤一利解説、文藝春秋、1991年

『昭和天皇独白録』文春文庫、1995年。寺崎日記は未収録

『太陽にかける橋：戦時下日本に生きたアメリカ人妻の愛の記録』新田満里子訳、中央公論社 新書判、1982年。中公文庫、1991年。改訂　

柳田邦男 『マリコ』新潮社、1980年、新潮文庫、1983年

小田淳『茫々莫々の日々 『太平洋の架け橋』マリコの父、寺崎英成からの手紙』叢文社、2019年

加藤恭子『昭和天皇と田島道治と吉田茂』人文書館、2006年 - 第3章に寺崎関連

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1900年生

1951年没