橋下徹の情報(はしもととおる) 弁護士、政治家 芸能人・有名人Wiki検索[誕生日、年齢、出身地、星座]
橋下 徹さんについて調べます
■名前・氏名 |
橋下徹と関係のある人
江田憲司: 2014年9月、結いの党・日本維新の会の合流による維新の党の結党に参加し、旧日本維新の会代表の橋下徹、旧結いの党代表の江田が、維新の党の共同代表に就任した。 堺屋太一: こうした観点から、堺屋は橋下徹及び大阪維新の会のブレーンとされていた。 荒井正吾: 2011年の奈良県知事選挙では、前年10月に再選出馬を表明していた荒井の圧勝が有力視されていたが、奈良県医師会長の塩見俊次が「関西広域連合への参加」を掲げて無所属での出馬を表明し、関西広域連合への参加を拒否する荒井県政を批判していた大阪府知事(当時)の橋下徹が塩見への支持を表明。 マック赤坂: 3月22日、インドの修行僧の格好にウサギの耳をつけて橋下徹の最後の演説に現れた。 倉田薫: 2011年10月、当時の大阪府知事、橋下徹が辞任を表明し、併せて平松邦夫の再選を阻止するため大阪市長選挙に立候補する意向を表明。橋下徹が代表を務める大阪維新の会のような首長政党には批判的な立場であり、大阪府議会で過半数を占める大阪維新の会についても、「橋下知事の発信することをグッと後押ししているグループ」「維新の時代はおわった」と述べ、維新の会が主導する大阪府政について「チェンジ」「卒維新」を掲げた。 柿沢未途: 2015年5月17日、大阪市特別区設置住民投票で大阪都構想が否決されると、維新の党の橋下徹最高顧問は大阪市長任期終了後に政治家から引退することを表明、江田憲司は党代表の辞職を表明した。 泉房穂: 泉は、松井と障害者関連イベントで会い名刺交換・話もしたと指摘、さらに「安倍さんのおちょこにお酒を注ぎ倒して実現したと橋下徹氏は回顧し、吉村氏も“おちょこ事件”と表現している」と応じた。 御厨貴: 2011年10月13日付け毎日新聞に掲載のインタビューにおいて、大阪市長選候補(当時)の橋下徹について、「彼はある種のポピュリストの典型で、鬱屈した気持ちの人たちに夢を見せている」と分析。 岩ちゃん: 2008年、橋下徹大阪府知事当選ブームと共に、CXものまね王座歌合戦出演から橋下徹の顔マネでブレイク。 宮崎学: 橋下徹の血脈が話題になった際、月刊『WILL』(2012年1月号)に「橋下徹前大阪府知事の出自を暴く異常」と題して、一文を寄せ、「たしかに、不祥事があれば叩けばよい。 若一光司: 週刊朝日が、佐野眞一らが執筆した「ハシシタ 奴の本性」を2012年10月16日発売号に掲載し、橋下徹から「差別的だ」と抗議を受けて事態が紛糾した問題では、大谷昭宏や二木啓孝らジャーナリストの多くが橋下非難に回ったのに対し、日頃は橋下に批判的な若一は、いち早く読売テレビの番組 で「橋下市長の主張は9割方正しい。 堺屋太一: 2008年大阪府知事選挙の際に、国定浩一らとともに橋下徹を支援する団体として「橋下氏を知事にする勝手連」の設立に関わった。 太田光: タイタン所属で、大阪市長などを務めていた橋下徹とメールで親交を持っているが、太田は公の場では橋下を揶揄する発言や異論などを述べている。 今井雅人: 2014年の維新の会分党に際して橋下徹共同代表を中心とするグループへの参加を選択し、7月中に新たな体制が発足した日本維新の会で国会議員団政調副会長を務める。 中田宏: 2012年1月5日、橋下徹の要請を受け、大阪市特別顧問に就任。 井上英孝: 2015年の維新の党分裂に際しても、橋下徹らのグループに加わり、おおさか維新の会結党に参加した。 倉田哲郎: 橋下徹大阪市長が代表を務める大阪維新の会には不参加を表明しているが、橋下が提唱する大阪都構想に賛成している。 住田裕子: 司法研修所教官時代、担当クラスとは別のクラスに、『行列』で共演することになる橋下徹(前・大阪市長)が修習生として在籍していたという。 佐治信忠: 2011年10月、橋下徹(元大阪市長)の任期修了に伴う大阪府知事選挙では民主党より出馬要請されたが、実業家に専念するために辞退した。 荒井正吾: 2008年に大阪府知事に就任した橋下徹は、関西広域連合への参加を拒否する奈良県をたびたび批判し、2011年2月24日には駅の設置箇所やルートを巡って議論が続いているリニア中央新幹線の名古屋・大阪間について、奈良県が参加を拒否し続ける場合はリニアの路線計画を変更し、駅は奈良県内ではなく京都府内への設置を国に働きかける考えを表明。 菅義偉: 日本維新の会の橋下徹元代表、松井一郎代表とは他党ながら蜜月の関係にある。 片山虎之助: 2014年6月の日本維新の会分党に際して橋下徹共同代表の新党に参加する意思を党執行部に届け出た。 クハラカズユキ: ちなみに北野高校は橋下徹が出場しており、この試合で橋下にトライを決められている。 阪口善雄: 2008年、大阪府知事に就任した橋下徹が推進した大阪府立国際児童文学館の統廃合や全国学力テストの結果公表に反対の立場を取った。 倉田薫: 2008年、大阪府内の市町村への補助金の大幅な削減を打ち出し、これに猛反発する市町村長らの前で涙を流して理解を求めた橋下徹大阪府知事(当時)に対し、「泣きたいのはこっちだ」と応酬した。 本村健太郎: 2008年1月からは大阪府知事となった橋下徹の後任としてレギュラー出演している。 水道橋博士: 橋下徹を批判している。 坂本祐之輔: 2014年6月の日本維新の会分党に際しては橋下徹共同代表の新党に参加する意思を執行部に届け出た。 鳥越信: 2009年には、大阪府が国際児童文学館を経費節減のため中央図書館に移転させる決定を行ったことに対して、橋下徹知事を相手に寄贈図書返却と文学館長としての収入の確保についての争議を起こし、同年3月に一部の寄贈図書の返還を求め、提訴すると表明した。 嘉田由紀子: 国土交通省が推し進める大戸川ダム建設については、淀川水系に属する知事として橋下徹大阪府知事・山田啓二京都府知事・野呂昭彦三重県知事らとともにNOとする共同声明を出している。 |
橋下徹の情報まとめ
橋下 徹(はしもと とおる)さんの誕生日は1969年6月29日です。東京出身の弁護士、政治家のようです。
再婚、卒業、テレビ、事故、事件、引退、母親、家族、現在、結婚、兄弟、趣味、映画、解散、父親に関する情報もありますね。今年の情報もありました。橋下徹の現在の年齢は55歳のようです。
橋下徹のプロフィール Wikipedia(ウィキペディア)橋下 徹(はしもと とおる、1969年〈昭和44年〉6月29日 - )は、日本の弁護士(大阪弁護士会所属・登録番号25196)、政治評論家、タレント、政治家。東京都渋谷区幡ヶ谷出身。大阪府豊中市在住。 大阪府知事(公選第17代)、大阪市長(第19代)、総務省顧問(鳩山由紀夫内閣)、大阪維新の会代表(初代)、日本維新の会代表、同共同代表、維新の党共同代表、おおさか維新の会代表(初代)、同法律政策顧問、ダボス会議(世界経済フォーラム)2009年度ヤング・グローバル・リーダーなどを歴任した。 橋下綜合法律事務所・所長。 東京都渋谷区出身。自宅は京王線沿線の幡ヶ谷にあり、六号坂通り商店街の近くの質店の3階を間借りしていた。実父が急逝し、母と妹と一緒に小学5年の時に大阪府吹田市に引っ越し、1年後には大阪市東淀川区東中島へ移り住む。いずれも、手狭な府営住宅から地元の公立学校に通う。大阪市立中島中学校入学。中1の頃、母が再婚。同校卒業後大阪府立北野高等学校入学。高校では、名前の字から「ハシゲ」と呼ばれた。ラグビー高校日本代表候補に選ばれ東西対抗にも出場する。高校在学中に、日本テレビの『全国高等学校クイズ選手権』に出場。地方予選で敗退したが、放送には映っていた。学校での成績は芳しくなく、現役時代には早稲田大学を2学部受験するも、不合格に終わった。その後一念発起し、1年間の浪人生活を経て、早稲田大学政治経済学部経済学科に入学。 大学時代に、学生ビジネスで不渡手形をつかまされ、訴訟を起こすといった経験をきっかけに、法律家を目指すようになった。木村草太との共著『憲法問答』によれば、司法試験対策として伊藤真の授業を受けており、改憲派の橋下徹の憲法観の基礎は護憲派の伊藤真の授業にあるという。1994年(平成6年)同大学卒業後、司法試験に合格。 司法修習を経て1997年(平成9年)に弁護士登録し弁護士になった橋下は、大阪市北区西天満の「樺島法律事務所」(樺島正法弁護士)に入る。樺島事務所に入った後、「同和地区に住んでいたけど私は同和じゃなかった。だから、私は同和問題はやりません」と言い、部落解放同盟の朝田善之助派が起こした京都市営住宅の家賃値上げ反対訴訟に参加することを拒否した。 1998年、大阪市北区西天満に自前の「橋下綜合法律事務所」を設立して独立。示談交渉による解決を看板にする。飛び込み営業なども行い顧客を集め、弁護士としての主な担当業務は企業コンプライアンス、M&A、エンターテインメント法、スポーツビジネスなど。大正時代に築かれた日本最大級の遊廓と言われ、最後の色街ともいわれる飛田新地の料飲組合の顧問などもしていた。かつ消費者金融(商工ローン)大手アイフルの子会社シティズの顧問弁護士を1999年から2004年まで務めていたとされる。 大阪で弁護士活動の傍ら、朝日放送『ワイドABCDE〜す』に、デーブ・スペクターと共に出演するようになる。 2003年(平成15年)4月から、久保田紀昭の後任として日本テレビ系全国ネットの『行列のできる法律相談所』にレギュラー出演するようになる。同年7月には『たかじんのそこまで言って委員会』(読売テレビ)でもレギュラーを務めた。 しばしばタレント・文化人批判や下ネタ発言をする一方、ワイドショーなどでは事故・事件・時事問題について自分の意見を強く述べていた。また、司法問題や法曹界全般、弁護士・裁判官の資質に至るまで幅広く批判していた。このため自身の発言で物議を醸すことも多かった。 2007年(平成19年)12月12日、大阪府知事選挙に出馬することを表明。2008年(平成20年)1月27日投開票の大阪府知事選挙で183万2857票を獲得し当選した。同年2月6日に大阪府知事に就任した。 2009年(平成21年)に、世界経済フォーラム(ダボス会議)のYoung Global Leadersの1人に選出された。同年10月には総務省顧問に就任。 2010年(平成22年)4月、地域政党大阪維新の会を結党し代表に就任。2012年(平成24年)9月、国政政党日本維新の会代表。同年11月、日本維新の会代表代行。2013年(平成25年)1月、日本維新の会共同代表に任命された。 2011年(平成23年)11月、自らが掲げる大阪都構想などの政策実現を目的として、任期を3ヶ月余り残して大阪府知事を辞職、任期満了に伴う大阪市長選挙に立候補。40年ぶりとなる府知事選とのダブル選挙であることや、現職の平松邦夫(12月19日任期満了)との一騎討ちなどが注目されたが、結果は750,813票と平松に20万票以上の差をつけて初当選。選挙戦の街頭演説の際は大阪府警の私服警官が多数、SPとして橋下の警護にあたっていた。同年12月19日、第19代(公選制では9代目)大阪市長に就任した。知事経験者が政令市長に就任したのは史上初であった。 2014年(平成26年)3月23日、出直し選挙を図り、2番手候補に30万票以上の差をつけて再選。9月21日、維新の党共同代表に就任したが、12月23日に辞任した。 2015年(平成27年)5月17日、大阪都構想の賛否を問う住民投票である大阪市特別区設置住民投票が行われ、結果は否決された。投開票後の初の定例会見において、次期大阪市長選は維新での候補擁立にこだわらないとする個人的な見解を示した。 2015年8月27日、維新の党を、役職辞任すると共に離党。同時に松井一郎も顧問を辞任・離党した。ただし、両者ともに大阪維新の会の代表・幹事長は続けた。同年10月2日、国政政党・おおさか維新の会を結党し、初代代表に就任。同年12月12日、おおさか維新の会代表を退任し、法律政策顧問に就任(同日に大阪維新の会代表も退任)。 同年12月18日、大阪市長の任期を満了し、政界から引退した。
見解・主張自民党・民主党・公明党小沢一郎消費税公会計制度公務員
大阪維新の会タウンミーティング(2010年12月12日夜)で、「大阪市職員は政治活動をしている。政治活動に公務員が首をつっこんでくるのはおかしい。負けたときは一族郎党どうなるか。われわれが勝ったときには覚悟しとけよ」と発言。 2009年、神戸市の空港事業室長が、「他の自治体が管理する空港を基地移転先に例示した(橋下)知事発言はもってのほか。厳重に抗議する」と1日と2日に渡って大阪府に電話をかけた。橋下は「市長からの抗議なら分かるが、公務員が政治家に厳重抗議するのはおかしい」とした上で「何とかしたいという思いで(関西)3空港問題を考えている。『いちいち口を出すな』と言うなら3空港問題から神戸空港を除いて神戸市で全部責任を取ればいい」と述べた。 国会議員の文書通信交通滞在費について、「繰り越しや残額は認められるべき。但し、いきなり政治資金団体に入れるのでは、お金の流れが見えなくなり、会計原則に則り資金の動きを公開すべき。こんな事で増税なんて国民は納得しない。」等と発言したという。 2010年(平成22年)1月12日、公明党の年賀会で「競争力のある大阪にするためには、一度大阪府を壊す必要があるし、大阪市も壊す必要がある。来たるべき統一地方選挙において、大阪の形を1回全部解体して、あるべき大阪をつくりあげる」と述べ、府と市の枠組みを取り除き、広域行政によって「ひとつの大阪」を目指す考えを示した。その上で、きめ細かな住民サービスを行うため東京23区のような特別区の導入も検討しているという。橋下は2011年春に行われる大阪府議会および23の市町の選挙(第17回統一地方選挙)に向けて大阪の形を変えていきたいと主張し、政治グループを立ち上げる決意を示し、2010年4月19日、大阪都構想の実現を掲げる地域政党大阪維新の会を結成、自らが代表に就任した。 東日本大震災による震災瓦礫について日本各地で受け入れ拒否の動きが発生しているが、橋下は「安全性を確認した上で、原則受け入れる」「嫌だと言えば東北地方はどうなるのか」と発言している。 2010年4月7日、テレビ番組『FNNスーパーニュースアンカー』で青山繁晴に外国人参政権のことを問われ、「国が決めるべきことだと思ってます」と述べつつ、「ただ、大阪の場合には、在日韓国人、在日朝鮮人が多いという特殊事情もありますので、そこに対しては一定の考えは必要でしょう」「特別永住者だけです。特別永住者だけです。そこに対する配慮は必要だと、僕の今、大阪の長としてではですね。それ以外の外国人はそれは絶対反対ですよ、それは」と発言した。 2012年9月19日、在日韓国・朝鮮人について「人数の多い大阪では公権力の行使に結びつかないような地域社会のルール作りについては参加してもらっていい」との見解を示したが、それ以外の永住者を含む外国人にまで対象を広げて公権力の行使に結び付く分野まで関与を認める一般的な外国人参政権には、反対の意向を表明した。また2014年3月8日の都構想タウンミーティングでも「僕の持論ですけど、大阪では特殊な事情があって特別在留資格を持っている外国人がいます。その人たちに対して全く政治の参加を認めないのかと言えば、これはやっぱり考える必要がある。大阪の特殊事情を国会議員はほとんど知らない」と特別永住者への配慮を繰り返し求めた。 一方で政治家の国籍については「国籍のあるなしで日本への忠誠心を確かめようなんていうのはナンセンスだ」と述べ、有権者である日本人が投票するのであれば「外国人が政治家になってもいいじゃないか」「今の日本の政治家のレベルを見ると外国人の力も借りないといけないかなと感じている」との持論を示した。 2010年2月26日、大阪府議会で、下記の様な考えを明らかにした。 選択的夫婦別姓法案について、「自身の家庭が母親の再婚のため親子で名前が異なっているが、まったく問題なく家庭が円満であり、別姓が家庭を崩壊に導くようなことはない」と述べた。「認めない政治家は大馬鹿野郎。その筆頭は自民党の一部と日本維新の会。選択的夫婦別姓を否定している政党は消滅した方が良い。」「選択制であり、家族が壊れるという考えの人は同姓にすればよく、誰にも迷惑かけない。」とも述べている。また、現在の戸籍制度は廃止あるいは、完全個人戸籍とするべき、とし、マイナンバー制度などを用いれば、しっかりした制度を構築することが可能、としている。あるいはその次善策として、現戸籍制度を維持しつつ、夫婦別姓(氏)にしたときだけ個人単独戸籍とすることを認めても何の問題もない、としている。選択的夫婦別姓への反対派の「結婚している夫婦は個別に戸籍を持つことは許されない」という要求は意味不明であり、反対派が「結婚した夫婦・その家族は仲良く1つの戸籍に入るべき。戸籍に一緒に入ることで家族の一体性が確保できる」と主張するのであれば、外国人にも適用するよう主張するべきで、反対派は論理が破綻している、としている。 現戸籍制度については、相続関係を証明するツールとしては最悪の非効率なツールであり、その上、本籍地や出生地の記載は被差別地域を確認すること以外に使い道がなく、そのような記載はもうやめるべき、としている。 歴史認識に関して「中国や韓国に謝り続けたからいいじゃないか、お金を払ったからいいじゃないかというのは違う」と述べ、第二次世界大戦の総括が必要との認識を示した。 2014年2月25日、河野談話を「歴史事実を語るのに、政治的妥協をやってしまった最悪のペーパー」と評した。 戦後70年にあたる2015年に公表された、「子どもたちに謝罪を続ける宿命を背負わせてはならない」とした安倍総理談話について、「戦争責任は国家の指導者と国民を分ける二分論で整理すべき」と述べ、「政治家は反省を前面に出し、まだ謝罪をし続けなければいけない。中国や韓国には謝罪の意はきちっと表明しなければいけない」との持論を示した。 厳しいしつけや体罰に肯定的である。ただし、体罰と称し大ケガを負わせるような行為には極めて批判的な発言をすることもあるが、テレビ出演の際、自身の子供への「体罰」に関して述べるなどその真意は違うとも取れる。 2008年(平成20年)9月、国土交通大臣に就任直後の中山成彬(第5・6代の文部科学大臣)が、「(日教組が強いから)学力が低い。」「日教組は日本のガン」「解体しなければいけない」などの批判を行ったが、これについて橋下は「本質を突いている」「事実である」とし、日教組批判を行っている。 2019年元日に放送されたAbemaTV『NewsBAR』では、元素記号や三角関数について「どこで使うの?使ったためしがない。勉強のできる人たちは"そういうのも教養だ"というが、今はインターネットで色々なことは調べられる」と日常生活に不要な学業は別離するべきとの指摘をしている。 1クラス35人の子どもが同じレベルではないので一律平等に一斉授業をする形態を「伸びる子どもを伸ばせない教育」と批判。年間で同一のカリキュラム・同一のスケジュールで動いていく「履修主義」から個人の理解力、個人の能力に合わせた個別のプログラムで授業をする「習得主義」に転換することを提言した。 TPP(環太平洋パートナーシップ協定)について、「基本的に賛成。世界情勢をみれば、アメリカと韓国がやっていて、日本だけが世界とのつながり遮断するわけにはいかないと思う」としている。またTPP反対派の論客である中野剛志について「なぜ僕がTPPにこだわるか、デフレ下でも競争にこだわるか、中野氏にぶつけてみたい。価値観、哲学が180度異なるであろう。」と述べている。 但し、国益に反する“TPPには反対”は、当然という意志を下記の様に表明した。 政界進出前にはテレビで「核武装すべき」と発言。これについては、2007年12月12日の大阪府知事選出馬時の記者会見において、「現実に日本が核武装することはありえない」と述べ、同年12月25日には「バラエティー番組での発言で世間ウケしないといけなかった」と弁明した。 2012年9月、竹島問題をめぐって韓国が警備隊を常駐させているという積み重ねられた事実がある以上共同管理を目指すべきであるという主張をし、賛否両論となった。これについては「領有権放棄ではない。(漁業海域などの)利用について共同でルールを定めるということだ」「『固有の領土』主張の放棄、後退ではない」といった事も述べている。 橋下はソウル滞在中の2017年4月28日、「ソウルでは普通の暮らしが営まれている。この普通の市民の人生を北朝鮮のミサイルで犠牲にするくらいなら、北朝鮮に核保有をいったん認めてやってもいいじゃないか」とツイッターに投稿。これに対しネット上では一部の支持を除き、反対意見や疑問視する書き込みが多数を占めた。これに対し橋下は5月2日付のブログで「仮に北朝鮮が核兵器を保有した場合でも東アジアの勢力均衡が保たれればいい」「北朝鮮が核兵器を保有したことだけで、日本や韓国の市民生活が直ちに崩壊するわけではない」などとする持論を示した。 2022年3月3日、橋下はめざまし8に出演した際、ロシアのウクライナ侵攻について、「プーチン大統領は今70歳ですよ。あと30年も生きられませんよ」「ロシアが瓦解するまで、(ウクライナ人は)ちょっと国外へ退避してもいいじゃないですか」などとする持論を語った。これに対し番組に出演していたウクライナ出身のアンドリー・グレンコは「もしここでロシアに全土を占領されたら結局、犠牲者が増えるだけなんです」「20年後、ウクライナ人、残りますかっていう話です、ロシアの支配を受けて」と反論。これに橋下が「だからどんどん国外退避させたらいいんですよ。だって西側諸国は武器しか供与しないんですから」と発言し、アンドリーはこれに対し「仮に100万人が逃げたら4000万人が逃げられません」「330年間ずっとロシアの支配が続いたので、また同じことになるとそれこそ民族にとって悲惨なことになる。最大限の制裁、エネルギー制裁を含めて最大限の制裁を科してウクライナに対して最大限に武器を提供したら、かなり食い止められると私は思います」と訴える激論となった。 国土交通省成長戦略会議の中条潮委員(慶應義塾大学教授)が、6日に「防衛省が関空を借りて米軍基地として使うことは、関西空港会社の負債軽減と空港維持の為の選択肢の一つ。検討課題にすべき」と発言。また、米空軍嘉手納基地のケネス・ウィルズバック(英語版)司令官は9日、関西移設について「提案があれば、我々も実現に向けた計画立案を開始するかもしれない」と言及。 「関空という案を本気で国が論じられるのであれば、地元知事としてその論議の中にしっかりと入っていきたい」「沖縄県以外の日本国民はちょっと無責任であり、沖縄にすべてを負担させ過ぎという気はある」と述べた。 12月2日、「安保政策に関して(府知事が)積極的に発言するのは行き過ぎ」と前置きした上で、関西移設案について「今の時点で受け入れますとか言えない立場。議会と議論もしていない」と述べた。一方で、議論の前提として「関西に国際ハブ空港機能も持たせてもらう政府の案」を挙げ、「きれいごとだけでは済まない。大阪の都市機能を上げていくのが僕の責務」とも語り、「関空・神戸空港(への訓練移設)に限らず、沖縄の負担軽減案として、大阪が何か負担しなきゃいけないのであれば、その案を持って府民・議会を説得したい」との考えを示した。また、沖縄の負担軽減の考えを持ったきっかけとして、「知事になる5年前くらいに講演会で沖縄に行った際、(戦史)資料館や普天間・嘉手納などを見て回り思いを強くした」と説明した。 2009年(平成21年)12月17日、全国知事会戦略会議において、橋下は、「政府から要請があれば知事会が基地問題のテーブルに着くべき」と提起。「地方はこれまで国に金くれ、権限寄こせばかり言ってきた。国と地方の対等を言うならば、国が困っていることも受け止める場を作る必要がある」と述べた。 元ライブドア社長の堀江貴文が有価証券報告書の虚偽記載で実刑判決を受けたことについて、「堀江は社長を辞任しており再犯の可能性もないのに、罪を認めないと執行猶予がつかないというのは、政治資金収支報告書の虚偽記載など他の犯罪に対する刑とのバランスがおかしく、(堀江に厳しい)世論になびいているとしか思えない」として「司法に失望した」と述べた。 日本弁護士連合会が憲法・法律・死刑執行に関し度々意見表明をする事について、「問題は、この弁護士会が政治的な意見表明を行っていることである。(中略)こういう組織は政治的な意見表明をしてはいけないという当たり前の事を理解していない弁護士が多いのだ」と批判した。 2020年(令和2年)に流行した新型コロナウイルスを巡っては、2月29日に出演した胸いっぱいサミット!にて、「PCRも重症化するような人を見つける為に必要で、一般の人がPCRをどんどんやる必要はないんですよ」「はっきり言って10歳から40歳くらいの元気な人は、普通の風邪のような感じで家で寝とけって政府がバシっと言えばいいんですよ。全員PCRなんかやらなくていいんですよ。やれやれやれやれって不必要なこと煽るからおかしくなる。いらないんです。だって、やったってどうするんですか?」との持論を示した。また、3月5日に生放送された直撃!シンソウ坂上では「元気な人たちが感染して抗体を持てば、集団免疫を持って落ち着く」「重症化する人は守らなきゃいけないけど、元気な人は皆感染してもいいんじゃないの?」と述べた。 橋下は3月下旬に自身が37度3分の発熱で静養していることを明らかにし、26日に「相談センターに連絡し、紹介された指定病院で診察をうけてみます」「相談センターへの連絡はPCR検査を受けるためではありません。近くのかかりつけ医院に出向くと院内感染するおそれがあるからです」とツイートした。この投稿に対し、「従来、家で寝とけと主張していたのに病院に行くのか」など否定的な声がネットで上がったことから、同日「5日以上感冒症状が続けば医師に診てもらうのは当然」「朝日新聞の医療面に説得的に書いてある」「ネットのバカたちにもう一言。文中の指定病院とは感染症指定病院とちゃうわ!喉を診てもらうにも念のため感染症対策ができている病院に行かないと院内感染が生じるやろ!」「俺の文意が分からんお前らが感染拡大させるんや!ボケッ!しっかり俺のツイート読め!ボケッ!」とツイートした。 しかし、4月11日に胸いっぱいサミット!に出演した際には同月5日に喉の痛みが再発したとしてPCR検査を受けていたことを明かした。4月18日に新・情報7DAYS ニュースキャスターに出演した際は、司会の安住紳一郎が橋下に「PCR検査をなかなか受けられないって言われてましたけど、橋下さん受ける経緯はどうだったんですか?やっぱり元大阪府知事だから優先してみたいなことあったんですか?」と質問。橋下は「それね、安住さん生放送でやめてください。みんなが思っていることなんですから」と前置きしたうえで「これ厳しい手順を踏みました。医師の判断と僕の症状を見て、保健所の判断で最後は受けたんです」と説明した。橋下の一連の言動はネット上などで批判を受け、4月25日の胸いっぱいサミット!に出演した際に橋下は「ネットでね、いま僕『平熱パニックおじさん』とか言われてるんですよ」と自虐的に語った。 2020年10月に日本学術会議会員の任命問題が話題になった際、「両国(アメリカ、イギリス)の学者団体には税金は投入されていないようだ。」と自身のSNSで発信。実際には、アメリカの科学者団体「全米科学アカデミー」では、予算の多くに連邦政府との契約という形で公的資金が投じられている。イギリスの英国王立協会も多くが公的資金である。このことに対して東京新聞が根拠などを問い合わせたが、橋下の事務所は「現在は一私人としての立場なので、無償でのインタビューには応じていない」と回答した。 みなし弁済などのグレーゾーン金利について、「法律にのっとって貸しているのだから、どこが問題なのか」「こちらが悪いというのなら法律を変えるしかないでしょう」と語っている。 小泉純一郎の引退表明時に、「小泉元首相らしいというか、感動です。小泉元首相がやったことと比べれば、僕のやったことなんて鼻くそみたい」と発言した。 外国人からの政治献金について、政治資金規正法の抜け道である外国人に販売可能な政治資金パーティー券の飲食代との差額を利用して、外国人だと意識した上で政治献金を募っていることを公言している。 平成維新の会元代表の大前研一を「典型的な口だけ男です」等と評した。 NHKから国民を守る党が参院選で議席を獲得した後、「一部はスクランブル放送に、一部は公共放送として無料にという改革をすべき」「民間企業の株主のような立場で経営陣を変えられるような権利を与えるような、そういう改革を実現してくれるならN国に大賛成だ」と発言した。 2007年(平成19年)12月に2008年大阪府知事選挙への立候補が報道されたが、当初は「2万%あり得ない」と否定した。後の出馬会見で、実際には自民党の古賀誠・選挙対策委員長、堺屋太一らと東京で会い、立候補を了承していたこと、報道された場合は会談自体なかったことにすることで合意していたことを明らかにした。2007年12月11日、再び大阪府知事選挙への立候補の意思があると報じられ、マスメディアの報道が出馬と否定に割れたが、本人は12月11日午後に再度否定した。翌12日、大阪府庁で行われた記者会見において正式に出馬表明。 また、以前から自民党大阪府議会議員から打診があり、12月3日に立候補の正式要請を受けたこと、島田紳助ややしきたかじん、辛坊治郎からの後押しが出馬を決意するきっかけとなったとしたが、たかじんはその後「(知事選出馬への)GOサインを出したかどうかは、微妙だと思う」と語った。 なお、知事選への出馬により、出演しているテレビ・ラジオのレギュラー番組を全て降板することとなり、収録済みの『ムハハnoたかじん』は別番組に差し替えられることとなった。
選挙戦府議会、組合との対決首長連合財政政策
大阪府指定出資法人44法人に対する廃止・見直しを行い、28法人に削減 知事給料月額30%カット・ボーナス30%カット・退職手当50%減額、一般職員給料月額カット(16% - 3.5%)、ボーナスのカット(10% - 4%)、退職手当の減額(10% - 5%)、住居・通勤・管理職手当のカット、旅費制度の見直し、職員互助会等補助金の廃止。一般職員退職手当の減額は都道府県で初めて 非常勤職員の雇用単価の見直し。休職制度の見直し。警察専門嘱託員の人員削減と報酬月額カット 義務教育等教員特別手当の見直し。教育関係非常勤職員費の見直し(単価カットと新規任用停止)。時間講師・府立学校教務事務補助員雇用費の縮減 私学助成と府立大学運営費交付金の見直し 府営住宅の管理費縮減、修繕・建て替え整備費用削減 市町村施設整備資金貸付金制度の再構築 文化関連事業の見直し(センチュリー交響楽団への補助金削減、文化情報センター・現代美術センターの廃止、ワッハ上方の運営費縮減、芸術文化振興補助金の重点化、大阪文化賞の再構築、大阪21世紀計画事業推進費の廃止) その他各種事業(大阪府人権協会補助金、人権相談推進事業費補助金、男女共同参画関連事業、観光振興事業、子育て支援関連事業、救命救急センター運営関係事業、高齢者の生きがい・地域生活支援事業、地域見守り・コーディネーター関係事業、障がい者就労支援関係事業、病院事業費負担金・病院事業貸付金、地域就労支援事業、小規模事業経営支援事業費補助金、企業立地促進補助金)の見直し 歳入の確保(府有財産の売却、市町村施設整備貸付金の繰上償還、基金の活用、出資法人からの歳入確保、自動販売機設置業者の公募、退職手当債の発行、行政財産使用料・普通財産貸付料減免の見直し、義務教育費国庫負担金の受入増) 府の事業を251に分類。事業ごとに人件費も含めた収支を計上。借金も、府の収入に組み込まれるこれまでの単式簿記・現金主義から、複式簿記・発生主義へと転換。固定資産についても、サービス能力の低下に応じて帳簿価格を減額する減損会計を導入し、府債の残高や利払いの状況も実態に即して解り易く表記するように改めるとした。新制度について、大阪府は2011年度にシステムの試験運用と職員研修を行なった上で、2012年度からの本格導入を予定。 自治体会計において出納整理期間などの問題点が指摘されていた為、、新しい会計制度の導入を検討。橋下は「財務マネジメントに生かせる会計制度にすべきだ」と発言。2009年6月1日、「大阪府新公会計制度プロジェクトチーム」を府庁内に発足させ、大阪府と東京都の間で関係職員の相互派遣を開始。東京都の石原慎太郎知事は、「大阪の橋下知事から(東京都と同じ会計制度を)導入したいと言われた」と明かし、「先進国で複式簿記・発生主義をやってない国は日本だけ」「会計制度そのものを変えないと国民の不安・不満は解消できない」と主張。会計制度改革について「特に大阪が熱心」と述べ、都の関係者を大阪府に派遣してサポートする意向を示した。一方の橋下も同月28日の会見で、府の会計制度改革について「共同で、連携で東京都とやっていく」と明言。 12月25日、新公会計制度導入に向けた中間報告を取りまとめ、翌2010年8月16日には「大阪府の新公会計制度案」を公表した。東京都が2006年から採用している新公会計制度を参考に新システムを構築することを目指すことを決定した。 「安全な地域づくり」を選挙戦で公約していた橋下は、2008年(平成20年)9月26日の府議会本会議において、「大阪の犯罪情勢は依然として厳しい」との認識を述べた上で、「街頭犯罪ワーストワンを返上する」と明言。翌年の2009年(平成21年)4月、警察・知事部局・教育委員会などが連携して行なう総合的な治安対策の司令塔として、府庁内に「青少年・地域安全室」を新設した。翌年の2010年(平成22年)に大阪府は、11年間続いていた街頭犯罪件数全国ワーストワンと、35年間続いていたひったくり件数全国ワーストワンを返上。大阪府の犯罪認知件数は、知事就任前である2007年(平成19年)の216,303件から、2010年(平成22年)には164,096件へと24%減少し、同時期に全国の犯罪認知件数が17%減少したことを上回った。 知事任期中に実施された主な治安対策は以下の通りである。 防犯カメラ1700台(府内104駅の周辺に1250台・街頭犯罪多発地域に450台)の設置(府の全額補助) LED防犯灯を街頭犯罪多発地域に1940台設置(府の50%補助) 大阪府警交野警察署の新設、第2科学捜査研究所・証拠品管理センターの設置 パトカーや捜査用車両への車載カメラシステムの導入 DNA型鑑定器材、捜査用撮影資器材など第一線警察活動の資器材強化 悪質重要事件捜査支援システムの整備 小学校の空き教室を利用して地域の防犯活動拠点とする「地域安全センター」を府内126校区に設置 府内各土木事務所に警察官を配置し、地域住民による自主防犯活動を支援 地域住民では実施困難な深夜の青色防犯パトロールを府内24市で委託事業により実施 巡回指導や声かけ活動などを実施する「少年補導センター」を府内17市町で設置推進 2010年(平成22年)9月の府議会において、暴力団の「下請けを含めた公共工事からの排除」という独自の規定が盛り込まれた 大阪府暴力団排除条例が可決・成立、2011年4月1日から施行された。 2008年(平成20年)2月6日の知事就任会見で、「情報公開の徹底」を選挙公約に掲げたことを踏まえた「情報公開室」の設置を表明。「どんな情報を出すのか」という記者の問いに、「基本的には、あらゆる情報」と答えた。 知事任期中に実施した「オープン府庁(究極の情報公開)」と呼ばれる取り組みは以下のとおりである。 「公金支出情報の公表」…全国で初めて、約3000ある府の全事業について、公金を支出した翌日に府のウェブサイトで担当課名、支払日時、事業内容を公開 「施策プロセスの見える化」…府のウェブサイトに「府民チェックボード」と「オープン府庁ポータルサイト」を設置。所属ごとに業務・施策の「概要」や「発端」情報、上司との打ち合わせや会議などの進捗状況を時系列で掲載 「府民の声の見える化」…府の全部署に寄せられる府民の声を、各部署で「府民の声システム」へ登録。府民課が内容に応じて赤フラグ(申出者へ連絡するもの)・青フラグ(業務・施策反映を検討するもの)・フラグなし(トレンド分析に活用するもの)の仕分けを実施。各部署で検討を行い進捗状況をウェブで公表 2008年4月23日の会見で、「知事職という独裁者的な職を民主的にコントロールしてもらうために、情報公開が必要不可欠」との認識を示し、「透明度日本一の府政を目指す」と語った。2011年(平成23年)9月1日、全国市民オンブズマン連絡会議が発表した「2010年度全国情報公開度ランキング」において大阪府は満点となる70点を獲得、2007年のランキングでは都道府県で28位だった順位も1位タイへと上昇した。 2008年(平成20年)3月の府議会で、橋下は「私はいわゆる同和地区で育ったが、同和問題は全く解決されていない。ただ、差別意識があるからといって、特別な優遇措置を与えていいのかは別問題。一から総点検していただく」、「この問題に真っ正面から取り組まないと人権問題、同和問題は解決しない。逃げてはいけない」と述べた。 国の直轄事業の地元負担分請求について「内訳を開示しない、ぼったくりバーみたいな請求書」と批判し、7億円の直轄負担金カットを表明した。 公約「原則として府債を発行しない方針」を当選後の2008年(平成20年)2月に撤回。2008年(平成20年度)の暫定予算案において、「発行しないと府民生活に影響が出る」との説明のもと、建設事業費として160億円の府債を発行する方針を発表。「ギリギリまで発行を抑えたが、後半にどんとついてくる」と発言しており、府債発行を増額させる可能性を示唆。 学力別クラス編成導入について、選挙中に「塾でもやっていることが、なぜ公立の学校でもできないのか」として導入を呼びかけていたが、文部科学省の銭谷真美事務次官などの反発もあり、2008年(平成20年)2月13日にこれを撤回。「基本となるクラスまで学力によって分けるのは反対」「苦手な子に手厚く教えることの大切さを改めて感じた」と感想を述べ、「習熟度別の指導は、(学力別ではない)基本の学級があったうえでのもの」と強調した。との見解を述べた。次年度以降も当面続けることを明らかにした。 選挙公約「駅前・駅中保育所を100カ所設置」を、2008年(平成20年)10月1日の府議会本会議にて「子育て支援は市町村が主体となって取り組むべき」として正式撤回した。 大阪府史で唯一台湾を訪問。 2014年2月7日、大阪都構想実現のため、出直し市長選挙実施にむけて大阪市長の辞職願を同市会議長に提出した。
市長就任後の政策として、現在大阪市交通局が運営している市営地下鉄・ニュートラムと市営バスの民営化計画を打ち出している。 2014年10月21日、市長の退職金を廃止することを表明した。約4000万円の大阪市の特別職の報酬などを廃止する。政令指定都市では初めてのこと。「実行することが自分の責任。退職手当は全国で廃止すべきだ」と意欲を示した。 大阪府立大学について、「存在意義が十分理解されていない」として、廃止や大阪市立大学との統合を含めて検討する方針を示した。しかし、市議会は、現在兼任している大阪市立大学の理事長と学長を分離する条例案を、2013年11月、否決した。 大阪市役所でおこなわれているヤミ専従への対策として、怠慢役人のリストラ基準を設けた(職員基本条例案)。府庁職員や市職労関係者は反発。「親兄弟や親戚に“独裁者の橋下市長になればお父ちゃんが失業する”」と触れ回っていると組織的選挙活動を誘発したという。但し、公務員の組織的選挙活動は、本来は許されない行為である。 2013年3月16日、「大阪市の職員164人の親族が、生活保護を受給していた」ことが判明した。これは、大阪府「東大阪市の職員30人の親族の生活保護受給」が発覚した後、大阪市で調査した結果、明らかになった。 橋下はこれを受けて、大阪市職員に対し「職員には自分の家庭もあるだろうが、節約して親族をサポートしてもらう」と述べ、「生活保護を受給している親族に仕送り」する様に促した。 2014年7月9日、大阪市を廃止し、五つの特別区の骨格を決めた。議員定数に変化は無いが、区議の報酬は大阪市議より3割減らす方針。区の名称や区役所の位置も確定した。大阪都へ移行する時期を2017年4月とすることも正式に決定した。但し、「中央区役所」は原案の浪速区役所から西成区役所に変更した。橋下は「(西成区の)あいりん地区を官庁街にするのは大賛成だ」と述べた。 中野区の田中大輔区長は、大阪維新の会主催の説明会において、「東京都では都が担う児童相談所の設置権限や小中学校教職員の人事権を(5つの)特別区が持つこと」と評価し、橋下と握手を交わした。中央大学教授の佐々木信夫は「都区制度は先進諸国で非常に一般的な制度。」と主張した。 2015年5月17日、大阪都構想の是非を問う住民投票が行われた結果、否決され、廃案となった。 大阪府議会に、府政野党案を軸にした条例案を「大阪維新の会」、公明、自民、民主系の4会派が共同提出、大阪市議会では公明、自民、民主系、共産の4会派が共同提案、共に全会一致で可決。 政務活動費の領収書などを市議会のホームページで公開することになった。政務活動費の使途の透明化が狙いで、議会全体で領収書までネット公開するのは政令市では初であり、これまでは共産党が独自に市議団のホームページで公開するのみだった。 難病患者の高校生が、難病患者の学習環境改善に取り組んでいた。病床でも「勉強を続けたい」と熱望。橋下はこれに応じ、非常勤講師らを病院に派遣し1回2時間で週3回程度の学習環境を整備する方向で調整した。この新制度は、特別支援学校への転籍すること無く、元の高校に在籍したまま病院で授業を受けられるのが特徴。 「難病13疾患を患った患者」の医療費を助成する制度を、開始した。橋下は「市長選挙中に(難病患者の)お母さんに直接訴えられたのがきっかけ。新しい制度を作ったので、ぜひ申請してほしい」と話した。難病13疾患は、国の助成の対象となっていない。 オーストラリアと連携し、医療機器のさらなる性能向上の為に、医療研究を深めることを合意。大阪市立大学とメルボルン大学が医学生の交流を促進する合意書に調印した。 「保育行政について皆さんの力を借り、日本で一番の素晴らしい保育サービスが提供できる大阪市を目指したい」と認可保育所などを運営する会社の代表者に、呼び掛け、意見交換を行った。 「正規と非正規で給料に差をつけるのはおかしい。職務の内容で差をつけるのが本来のあるべき姿だ」とし、「任期つき保育士などの給与」を「引き上げる仕組み」の導入する為、市議会へ法案を提出する考えを示した。大阪市立の保育所は、正職員の保育士は勤続年数などに応じて昇給するが、任期つきの保育士は、基本給のまま、勤務している。今後、正規職員の昇給の幅に合わせ、処遇の改善を検討する。任期付ケースワーカーの昇給も対象としている。 知事選公約「駅前・駅中保育所を100カ所設置」を撤回したが、保育所の空き情報をスマートフォンで把握できる様にした。「子供を持つ親が、自分の住まいのまわりの保育所を、地図上でクリックすれば、その保育所の空き情報がわかる」という仕組み。待機児童解消に向けての取り組みを、ICT戦略の中で具体化した。 校務支援システムを導入。教員の作業効率化を図り、子どもたちと向き合う時間をつくる。橋下は「産業はICTが入ることで劇的に変わってきた。教育の現場でもやらないといけない。先生もこれでかなり事務が効率化される」と語った。 大阪市教育委員会と協議し、「授業中に、極めて激しい暴力などの問題行動を繰り返す生徒を、特別教室で指導する」方針を示した。特別教室には、心理学など専門的知識がある教職員らを配置し、社会や学校でのルールの大切さを教え、子どもに他者を思いやる態度を育てる。 市立の小中学校の校長公募制度(民間人校長)を市長選の公約に掲げ、2013年4月より市教委が導入した。歴代のトップが日教組の支持を得て当選して来たが、橋下徹は日教組の応援無しで当選している為、大胆な改革が可能なのだという。その結果、公募で採用された生野区の中学校長が教頭と口論の末に土下座をさせるトラブルが発覚。港区の小学校長が児童の保護者らへのセクハラをしたとし、更迭。西淀川区の小学校長が厳重注意を受けたりするなど採用者11人のうち6人が不祥事やトラブルを起こした。住之江区の小学校長が「スキルを生かせないなどとして就任からわずか約3か月で自主退職した。人材コンサルタントの常見陽平は「トラブルの原因を早く総括した上で、『効果』を強調するなら具体に示したほうがいい」と提言している。 公募校長が、市教委に助言を求めたことで、「教務主任や生徒指導主事等への推薦者を、教員同士の投票で選ぶ」という規定の存在が、あらためて注目された。この規定は、30年以上前から存在していたが、人事権は校長にあるため、問題視されていなかった。しかし、今後問題が生じるおそれもあるとして見直されることとなった。
市教委は、「規定は不適切。無視して校長が人事を決めればいい」、「教員の理解を得ながら進めた方がいい」とした為、公募校長は、選挙は行わず、全教員から意向を聞き、最終的に人事を決めた。法に無い規定には手をつけなかったが、教員や保護者が「独断的な学校運営」と苦情を出した為、市教委事務局は、一時、校長の更迭を検討する事態となった。 橋下は定例会見で、「何の責任もない教員が選挙で人事を決めるのは民主的でもなんでもなく、秩序を乱す。感覚が狂っている」と発言した。その結果、教育委員は「規定について全校の状況を調べる必要がある」とし、全市立学校約460校の調査に乗り出すことを決めた。市教委幹部は「複数の校長から選挙の存在を聞いた」と話している。 大阪市内の公立学校を調査した結果、101の学校が「学校教育法37条に反する決まり事」を設けていたことが判明した。大阪府内では、60%の府立学校が「学校教育法37条に反する決まり事」を設定していた事が明らかになった。2014年7月29日、「学校教育法37条に反する決まり事」を禁止する為、市立学校管理規則を改正した。 大阪府警察を支援する形で、大阪市の治安を改善することを決めた。民間警備員に夜間パトロールをさせ、街頭犯罪を防ぐ。 「大阪市の中学生が全国平均(6.2%)の約2倍である11.5%も朝食を食べていない」ことが明らかになると、「朝ご飯を食べていない子供が多すぎる。昼ご飯では必ず、栄養を取らせないといけない」と発言をし、大阪市の全ての公立中学校に給食を導入した。2014年11月には、メニューの改善を行い、「子供が笑う大阪」という公約の実現に向けて取り組んだ。橋下は、給食の施策にあたって、味よりも「子供の健康や体作りに役立つメニュー」を重視し、「栄養のバランスやカロリー」にこだわった。体力も学力も、健全な食があって初めて生まれる。 これらを受けて、大阪市議会は、2014年度一般会計当初予算案から公募校長制などの経費を計7500万円を削除する修正案を可決した。 2012年、文楽などの財政補助を削減した際、赤川次郎から批判を受けた。文楽の入場者数が歴代3位を記録した際に、橋下は「文楽サイドの努力のたまもの」と評価。「(ファンらの)支援したいという意思を反映させる制度を作りたい」とし、ふるさと納税を活用した新しい制度の導入を表明した。市幹部は「市長は特定の文化・芸術に対して保護の目的で漫然と補助金を出し続けてきた文化行政のあり方を問題視していたが、当初から文楽自体は評価していた」と解説した。 大阪市長になってからはツイッターで、積極的な情報発信をしている。2011年2月1日に開始してから、2011年2月20日までにフォロワー数が8万人を超えた。2013年4月時点では、フォロワー数が約100万人と全国の政治家の中で最も多い。 2017年6月、ツイッターのユーザー名(@ID)を従来の@t_ishinから@hashimoto_loに変更した。日本維新の会の政策顧問を2017年5月末で退任したのに伴い、政治的中立を徹底する狙いと見られている。 1997年(平成9年)、府の法人2税収入の大幅減少を受け、大阪府基金条例・第3条の改正を府議会が可決 これにより特定目的基金から一般会計への借入が可能になった。 条例改正後は、赤字圧縮のための「やむを得ない措置」として、減債基金から一般会計への借入を行なっていたことが太田房江元府知事時代から公表されていたが、橋下は知事就任後にこの借入をやめると宣言。橋下の指示で作られた府財政担当者の研究会は2008年(平成20年)12月、借入は基金の設置目的に沿わないとして「今後一切おこなわないこと」と指摘していた。 翌年に2009年(平成21年)2月の府議会において、大阪府基金条例・第3条が再び改正され、特定目的基金から一般会計への借入は原則としてできなくなった。 同年10月、これまで判明していた減債基金からの借入のほかに、新たに6基金から1479億円の借入が明らかになり、府財政課は、減債基金と同様に「実質的には赤字」と説明した。 同月初め、橋下が、府環境農林水産部所管で緑化推進が目的の「みどりの基金」(2008年度で名目上の残高87億円)を使って大規模な緑の拠点づくりの計画を作るよう指示。しかし、みどりの基金は一般会計に83億円を貸し付けており、実際の残額は4億円。一般会計を所管する財政担当から「財政難のため、返済が困難」と報告があり、問題が発覚したという。 同月28日付の府の作成した資料 によると、以前から公表されていた2002年から2008年にかけての減債基金から一般会計への借入5202億円とは別に、1998年(平成10年)から2001年(平成13年)にかけて6基金から1533億円の借入があり、うち1479億円が未返済。橋下の知事就任以降の借入はなく、過去の借入は一般財源で積み立てた範囲内で行っており、府民等からの寄付分を含んでいないとされている。 この事態を受け、府の財政課長は「条例上は問題なかったが、名目と実質の違いを明らかにすべきだった。今後わかりやすい説明に努める」とコメント。橋下は借入金について、「いつ返すのか決まっていない。これは借り入れじゃなくて使い込み」「基金から借り入れて、何とか数字を合わせている。真実の数字に基づいた会計制度にしないといけない」と指摘。返済計画がなく不良債権化していると指摘し、会計システム改革に着手する考えを明らかにした。 2010年(平成22年)2月3日の会見で橋下は、特定目的基金を減資し、今後は一般会計から特定目的基金への拠出をやめ、積み立ては財政調整基金に一本化、寄付の受け皿としての基金は残すという方針を明らかにした。同月の府議会において、大阪府基金条例の改正が可決され、特定目的7基金の6588億円が一括減資処分された。 1998年(平成10年度)から1999年(平成11年度)にかけて、府は財政赤字額を縮小するために、5つの公社に対してそれまで行なっていた長期貸付金を繰上償還させ、翌年度以降は貸付金を年度末に一旦全額返済させて歳入とし、さらに新年度に改めて貸し付ける「短期貸付金」方式に切り替えた。 2006年(平成18年)2月21日、2005年(平成17年度)の包括外部監査結果報告書が提出され、こうした短期貸付金が「実態に反した不透明な処理」との指摘を受けた。 同年10月20日の府議会住宅水道常任委員会において、当時の太田房江知事は、短期貸付金が「府民から見て不透明な部分はある」とした上で、長期貸付に切り替えるべきとの指摘に対して「中長期的な課題として受けとめる」と答弁した。 2008年(平成20年)12月、橋下の指示で作られた府財政担当者の研究会は、こうした短期貸付金の解消について「多額の財政負担が生じる対応は中長期的な課題」としながら、「当面は(貸付額を)必要最小限に抑えるべき」との結論を出した。 2009年(平成21年)3月2日、自治体の短期貸付金の会計処理に絡む「赤字隠し」を巡り、同様の処理が北海道、埼玉県、福井県、三重県、滋賀県、京都府、兵庫県、岡山県、長崎県、札幌市、川崎市、新潟市、浜松市、名古屋市、京都市の9道府県と6政令市で行なわれていたとの報道がなされた。 2009年(平成21年)7月30日、2008年度の大阪府の普通会計の実質収支が11年ぶりに119億円の黒字になった事が明らかとなった。 2010年(平成22年)2月8日、大阪府が財政赤字を隠していたことが再度、発覚。5つの公社への貸付金を年度末の3月31日にいったん全額返済させて歳入とし、新年度の4月1日に改めて貸し付けていたことが、府の包括外部監査で「不当な操作」と指摘された。この一時返済がなければ853億円の赤字であった。 幾つかの自治体が基金からの借入金があったことが10月28日判明。赤字回避宣言は撤回した。主な要因としては、人件費抑制などが挙げられる。 2010年3月19日、橋下は、府議会住宅水道常任委員会で短期貸付金について「公の組織が資金繰りに困って、民間ではやらないような手法をとっている」「でたらめな財政手法」と述べた上で、長期貸付への切り替えを「中長期なんてのんきなことは言ってられない、できるなら本当はすぐにでもやるべき」としながらも、一般財源の手当が必要なことから「申し訳ないが、府民の皆さん、府を転覆させないためにちょっと延ばさせてください」と答弁した。 2010年11月13日、大阪府住宅供給公社・大阪府土地開発公社・大阪府育英会 の3公社について、府の短期貸付金から金融機関の長期貸付金への切り替えを行なう旨の予算要求書が作成された。 2010年(平成22年)2月8日、短期貸付金を「不当な操作」と指摘する2009年度包括外部監査報告書が提出された。 翌9日、当時の原口一博総務大臣は会見で、大阪府の短期貸付金を巡る報道について「違法とまでは言えない」としながらも、「本来は長期貸付け又は補助金という形で対応すべき。早急に見直すように助言をしている」と述べた。また、「これは大阪府だけ(の問題)ではない。公会計制度をそもそも見直そうと考えている」とし、住民から見た自治体財政の「透明性が確保されているのか、あるいは財政の持続可能性をどこまで判断されるのか。判断ができないようなやり方はまずい」とコメントした。 その後の対応として府は、2010年(平成22年度)より前出の3公社への短期貸付金を金融機関の長期貸付金への切り替え、他の2公社については2015年までに廃止とする措置を講じた。 大阪府の不適切な会計処理に関して、橋下は2010年2月16日の会見で、「公会計システムがでたらめである」とし、「明治以来続いてきた現金主義」や「出納整理期間とかわけのわからない期間」などを問題点として挙げ、抜本的な改善を総務大臣に訴えていくと語った。同年3月3日、内閣府の第2回地域主権戦略会議に出席した橋下は、地方自治制度改革に関する提案書を提出。その中で、「複式簿記・発生主義会計の導入」「出納整理期間の廃止」を提案している。 2009年(平成21年)12月17日に橋下自ら警察庁に赴き安藤隆春警察庁長官(当時)に警察官定員増を要望。2010年(平成22年度)の当初予算で102人、2011年(平成23年度)には86人と、警視庁に次ぐ規模の増員を計上した。 2008年(平成20年)3月24日、橋下は府議会の警察常任委員会に出席。大阪府の知事が警察常任委員会に出席するのは30年ぶりであった。委員会で橋下は、暴力団について「暴力を背景とする脅しを武器に、国民や企業、近年では行政機関等から不当な利益を得ている集団であり、暴力団こそまさに府民の敵、社会の敵である」と述べた上で、「公共調達における暴力団の関与については、府民の貴重な税金が暴力団の資金源となる可能性もあり、非常に憂慮すべきこと」、公共事業の下請け業者からの暴力団排除を「府警本部とも協議しながら進めていく」と語った。 橋下は、2010年(平成22年)8月12日の記者会見で暴力団の資金源とも指摘される貧困ビジネスを規制する条例を検討していると表明した。橋下は府の担当部局から、貧困ビジネスは「民間対民間の取引なので(規制は)できない」と言われたため、「自分で(条例案の)ドラフトを書いた」と明かし、「福祉担当者や弁護士がこの条例を元に、悪い業者と戦うことができる」と説明した。その後、10月27日の府議会において、貧困ビジネスを規制する全国で初めての条例「大阪府被保護者等に対する住居・生活サービス等提供事業の規制に関する条例」が可決・成立、2011年(平成23年)2月1日から施行された。 2010年11月、大阪府青少年問題協議会は、一部のジュニアアイドル誌に18歳未満の子どもが水着や下着姿などで扇情的なポーズをとる写真が児童ポルノ禁止法の規制の対象外となっていることを問題視し、被写体の子供の視点に立った「子どもの性的虐待の記録」を定義する答申が府議会に提出された。府知事である橋下は、同協議会に対して諮問を行った。2011年に改正された青少年健全育成条例では、児童ポルノ禁止法では対象外である「水着、下着等を着用した状態で陰部又はでん部を強調した姿態をとらせる行為」の記録を含めた「子どもの性的虐待の記録」を、事業者及び保護が製造、販売をしないことと、何人も所持をしないことを罰則規定のない努力義務とし、大阪府はそのために必要な調査、指導及び助言をすることと規定した。 知事就任後、2008年(平成20年)9月5日の記者会見で、全国学力テストの成績が2年連続で低迷したことを受け、「府の現状について『教育非常事態宣言』を発する」と述べ。 自身の母校を含む大阪府立の高校10校を「進学指導特色校」に指定し(2011年度から)、これまで府立高校から約1000人だった難関国立大と難関私立大への合格者数について、6割増を目指すことを発表。また体育科を設置する高校と教育センター付属研究学校も同時に設置し、「学力に加え多様な進路希望に対応する」という主張に沿った内容に改編。 府立高校の入学者選抜(入試)制度について、学業成績以外にスポーツなどでの評価を重視する、多様な入試制度プランを提唱した。 橋下は大阪府知事として株主である関西国際空港の活性化の要望をするために出向いた際、関西三空港のあり方について記者団に対し「伊丹空港(大阪国際空港)の廃止も含めて検討し、きちんと方向を出さないといけない」と述べた。一時は撤回したが、2009年に再び大阪国際空港の廃港を主張し、同空港の活性化を求める兵庫県の井戸敏三知事らと対立した。橋下が2009年11月に発表した構想では、2025年に関空へのリニアの整備に着手し、2035年にリニアが開通し、伊丹廃港。伊丹空港の跡地には「英語特区」など外国語教育を進める「国際居住ゾーン」、国際会議や医療施設、物流施設を集めた「商業・流通ゾーン」、研究機関を集めた「研究開発ゾーン」のほか、広大なセントラルパークなども造るとしていた。しかし、2013年伊丹・宝塚市長選挙で維新候補が惨敗すると伊丹廃港論は下火となり、関空リニア構想についてもその後の進展はなかった。 2009年(平成21年)9月15日、夢洲・咲洲地区まちづくり推進協議会において橋下は、大阪市内ベイエリア再開発の一環として、「カジノが1つのキーワード。結論は出なくても、始めからできないというのではなく、是非検討して欲しい」と提言。10月29日、関西の活性化には都市ごとの役割分担が必要との考えを示した上で、京都と奈良を「世界に誇れる観光の街」、神戸を「日本を代表するファッションの街」と評価。大阪について、「こんな猥雑な街、いやらしい街はない。ここにカジノを持ってきてどんどんバクチ打ちを集めたらいい。風俗街やホテル街、全部引き受ける」「大阪はエンターテインメントの街でいいじゃないですか。都市で役割分担して、上がってきた税収を分ければいい」との考えを語った。 翌2010年(平成22年)1月22日からシンガポールを訪問してカジノを視察、「こういう施設が大阪に欲しい」と話し、「民間に(カジノ)候補地を提示して、選んでもらうのが行政の役割」と述べた。 2010年7月、府庁に「大阪エンターテイメント都市構想推進検討会」を設置。「カジノを含めた統合型リゾート(Integrated Resort=IR)」を府内に立地する為の検討を開始した。7月9日の検討会初会合では、「公営ギャンブルOKの日本において、なぜカジノだけダメなのか」とした上で、「金がないと言えば、国はすぐ増税と言う。増税をやるならカジノだと思う。カジノには所得再配分機能もある。カジノの収益は福祉・医療・教育の財源に充てればいい」と述べた。また、外国人観光客を呼び込む為にもカジノは必要と語り、「立地は大阪湾ベイエリアがいい」との見解を示した。 2010年10月28日には、カジノやパチンコの換金の合法化をめざす国際観光産業振興議員連盟(カジノ議連)の議員らを招いたギャンブリング&ゲーミング学会の大会に出席し、「ギャンブルを遠ざける故、坊ちゃんの国になった。小さい頃からギャンブルをしっかり積み重ね、全国民を勝負師にするためにも、カジノ法案を通してください」と議員らにカジノ合法化を求めた。 2011年(平成23年)8月18日、検討会は基本コンセプト素案をまとめ、「カジノ、ホテル、コンベンション・センター、ショッピングモール、アミューズメント施設、レストラン等を備えた統合型リゾート施設を、民間事業者の建設・運営主体によって構築する」との目標を提示した。 2012年1月には府市の特別顧問を務める堺屋太一が道頓堀川に全長約1キロのプールを設置する構想を発表し、橋下市長、松井一郎知事も同構想の実現に意欲を示した。しかし、プールが実現すれば観光船が運航できなくなることや、天神祭の一つである船渡御が行えなくなることから関係者からは異論が噴出した。2014年10月には地元商店街でつくる準備会社が、規模を縮小し、全長80メートルで翌年8月に一ヶ月限定でオープンすると決めた。当初は「年間100万人の来場で約33億円の収入を見込む」などとしていたが、2015年1月に準備会社は約30億円の資金集めが難航し、長期間にわたって営業するために必要な運営会社の主体企業も見つからなかったとして計画中止を発表した。 2008年(平成20年)2月の大阪府議会で、堀田文一府議(日本共産党)から「私は、部落解放同盟は、暴力と利権をほしいままにし、部落差別解消にブレーキをかけた、そういう害のある団体だと感じております。(略)行政がそのような特定民間運動団体(部落解放同盟)を応援していいのか」との質問を受けた。 これに橋下は「同和問題に対する取り組みについてでありますが、本府においては、平成十三年の府同対審答申に基づき、特別措置としての同和対策事業はすべて終了し、十四年度からは一般施策により同和問題の解決に向けて取り組んでおります。」「部落解放同盟が利権や暴力だということを言い切られることでありましたら、これは私の今までの法律家としての感覚からすれば、全く証拠も根拠も何もないことでありまして、それは私も確かにそういうつながりがあるところも知っております、そういう事件があったことも知っています。ただし、そういうことがなく、本当に同和問題の解決に取り組んできたということも知っております。一面的な側面をとらえることなく、きちんと、解放同盟の活動を真摯に見ていただきたく思います」と返答。 堀田は、大阪府における同和奨学金の受給者の全員が返還免除を受けていることを「同和」の特別扱いとして、府議会で問題にした。 これに対して、橋下は「免除規定の第三号の追加規定にありましては、議会の皆様方の議決を得たところでありまして、議会の皆様方のその議決の意思を尊重した上で行政は執行しております。また、その申請をした人間ほぼ全員がこの規定に当たるという判断で特別扱いをしているというふうにおっしゃいますが、この三号の規定に当たる以上は免除しなければならないというのが行政の立場です」、「この規定ができた経緯といいますか、社会の実態といいますか、歴史的経緯を御存じない、そのような御指摘」「まだ同和問題で苦しまれているそのような家庭で育って、大学や高校に行くのに経済的な理由で進学が困難であるというような子どもを救うことが先決であって、テレビ難民は二の次だと思います。」と反論している。 ジャーナリストの一ノ宮美成によれば、「橋下は、『議会の議決に行政は拘束される。主張を通すなら多数派を取って私にぶつけて下さい』とも発言し、議事録から削除された、黒田まさ子府議(日本共産党)が2000年ならびに2005年の府調査のデータを挙げて「結婚差別も克服、解消されていっている」「同和行政は逆差別になっている」と発言したところ、橋下は「今の質問は残念でなりません。そのような数字や机上の論に縛られることなく、現場の実態を見極めて、政治をやっていきたい」「同和問題が解決されたということは、全くの事実誤認、認識不足だ」と応じた。これに対して部落解放同盟大阪府連委員長の北口末広は「平松市長も、橋下徹知事も、部落差別が存在していることを明確に認め、差別をなくすことが行政の責務と明言している。その信念をもって進めていただきたい」(2008年4月、部落解放同盟大阪府連定期大会での発言)と橋下を讃えている、橋下はまた、飛鳥会事件の小西邦彦やその弟子の丸尾勇(恐喝・職務強要で逮捕され有罪判決を受けた部落解放同盟安中支部の元相談役)の名を挙げ、『解同にしても、飛鳥の小西さんや、八尾のMさん、ああいう人が行政に働きかけたから声が届いたというプラス面もあるが、一回ああなると払拭するのは大変』」とも発言している」という。 日本共産党と協力関係にある同和団体の民主主義と人権を守る府民連合(民権連)は「橋下知事の方にこそ、『事実誤認・認識不足』があると言わざるをえません」と批判した。 2008年(平成20年)8月7日、部落解放同盟大阪府連の北口末広らとの政策懇談会を大阪府庁内の会議室で開き、部落問題解決に向けた施策のあり方などについて意見交換した。橋下は「同和問題の解決へ、(残り任期)3年半、真正面から取り組みたい」と挨拶し、「いわゆる同和地区で育ってきた。都道府県の知事のなかで同和問題について一番知り尽くしていると自負している。みなさんの協力をいただきながら、できる限り解決していきたい」と述べ、戸籍謄抄本などの不正取得防止へ本人通知の制度を考えたいとの意向も示した。「部落差別の根本は「血」への差別だが、それはなくなってきている」と述べ、「経済的困窮者が集まってきているところという外形的な差別に切り替わってきていると思う」と持論を展開した。 部落解放同盟大阪府連合会の機関紙「解放新聞大阪版」は、橋下徹が平松邦夫・前大阪市長、倉田薫・池田市長と同様に、部落解放同盟大阪府連合会が設立した組織「同和問題解決(部落解放)・人権政策確立要求大阪実行委員会」の役員(副委員長)に就任している、と報じている。 政治家を志望する若者の質問に答え、現行の選挙制度の問題点を具体的に教えた上で、「頑張って下さい!」と励ました。 司会者・歌手のやしきたかじんについて、政治家・橋下徹の生みの親であると述べている。大阪府知事選に出馬するかどうか悩んでいたとき、やしきから「仮に2期やっても46歳。38歳でやれるんだったらやった方がいい」と出馬を促されたと主張している。やしきの死去に際しては、「非常に残念。すごく優しい人で、強かった」、「いろいろあり過ぎて……」と語った。 たかじんサイドは、「番組に関してはオレに任せてと言っただけ。」と応援に関しては否定している。 大阪維新の会では、橋下が「スターで発信力の橋下」、松井一郎が「武闘派で度胸の松井」「政局の松井」、浅田均が「頭脳の浅田」「政策の浅田」とそれぞれ評されていた(2012年時点)。 2008年、文科大臣だった中山成彬は、日教組批判を展開する橋下に対して「命がけで戦っている」と評価した。しかしながら中山成彬が日本維新の会の国会議員だった2013年当時、慰安婦問題で揺れている橋下に対して「橋下徹を代表と思っていない」と桜チャンネルで名指しで批判。これに対して橋下徹も「代表と思っていないのであれば、維新から出ていってもらう」と応酬した。 2014年の大阪市長出直し選挙の際、天王寺区長は、「“忠臣は二君に仕えず”という言葉もあるが、自分が区長でいられるなら、市長が誰でもいいと考えることはできなかった。橋下市長の市政改革方針に共鳴したからこそ、私は公募区長となった。」「こんな上司に巡り合えて幸運だった。」と語った。 2014年、石原慎太郎は、橋下に対して「個性的だし、演説もうまい。若い頃のヒトラーにそっくりだ」と評価。 維新支持層の約9割が、橋下の新党結成表明について、「評価する」と回答した。 学者などで「ハシズム(橋下主義)」との呼称が使われている。山口二郎が主催したシンポジウムや著書で用いられている。シンポジウムでは、平松邦夫や香山リカ、薬師院仁志が橋下を批判した。高橋哲哉は「知事を天皇にした天皇制ともいえる府政を作ろうとしている」と批判している。平松邦夫は「絶句した」と批判した。橋下は「これらのハシズムとか言っている大学教授や有識者の話を聴いても、『なるほど』という意見は何一つない」と答えている。 日本共産党はしんぶん赤旗で「橋下イズム」という言葉を使用し、批判を繰り返している。上述の「ハシズム」同様、ファシズムに掛けたものと見られる。 共同通信社は橋下が選挙で圧勝したことに関して、「問題は、彼に75万もの票を入れた有権者の方にある」との報道をしている。 内田樹は「教育は生身の人間が相手の仕事です。子供たちは、さまざまな思想信条、信教、イデオロギーをもった周囲の大人たちの影響を受けています。」などと述べた。隂山英男は、教員管理を強めれば教育が良くなるという発想は間違いだと批判した。 月刊誌『新潮45』(2011年11月号)では作家・精神科医である野田正彰が「これ以上私たちは、自己顕示欲型精神病質者の空虚な言動に振り回されてはならない。演技性人格障害と言ってもいい」と批判している。この記事に関して橋下は名誉を傷つけられたとして著者と新潮社に1100万円の賠償を求めた訴訟を起こすが、2016年4月の大阪高裁は「『うそを平気で言う。バレても恥じない』などの逸話は当時の橋下を知る教員への取材や資料に基づいて書かれ、新潮社側には内容を真実と信じる相当の理由があり、公益目的もあった」として、橋下の訴えを退け逆転敗訴とした。2017年2月、最高裁は橋下の上告を棄却し、敗訴が確定。 帝塚山学院大学教授の薬師院仁志は、橋下の政治手法について、具体的な政策を掲げての「マニフェスト」よりも「キーワード」や「スローガン」の利用が多くみられる、としている。薬師院は、ヒトラーの著書『我が闘争』の一節にある「宣伝におよそ学術的教授の多様性を与えようとすることは、誤りである……効果的な宣伝は、重点をうんと制限して、そしてこれをスローガンのように利用すべきだ」を引用して、橋下を批判している。 何か本当にこれを実現するんだという信念があればいいんですけど、その場その場でウケそうなことを言うだけ、そしてそれが実際ウケてしまうんです。橋下知事は、「テレビは即興の瞬間芸」だと言っているんですね。いかに受けるかだけを考えている。だから、聞いている人は、その場その場では上手く話芸に巻き込まれるのですが、長い目で見ると、どこに連れて行かれるのか分からない。短絡的なスローガンを即興で掲げ、いかにも聴衆が聞きたいようなキーワードを繰り出し、それが積み重なって長い目で見たらどこに行くのか分からない。 読売新聞の渡邉恒雄会長は、橋下徹の「選挙では国民に大きな方向性を示して訴える、政治はある種の白紙委任」と朝日新聞のインタビューに答えたことに関して「ヒトラーを想起」すると発言した。 自民党の中山泰秀は橋下徹について、「安物のヒトラーに乗っ取られている場合じゃない。新しいリーダーをつくりましょう」と批判した。 自民党の西田昌司は、「ここ最近、橋下徹がヒトラーに見えてきました。私は眼科検診を受けるべきでしょうか?」との質問に対して、「ヒットラー戦略そのものをやっておられる。正しく見えている」と発言。 民主党の首相経験者で立憲民主党顧問の菅直人は自身のツイッターにおいて日本維新の会について、橋下徹らの弁舌が「極めて歯切れが良く、直接話を聞くと非常に魅力的な弁舌の巧みさ」があるとし、その政治スタンスや政治的主張は別とした上で、「ドイツで政権を取った当時のヒットラーを思い起こす」とのツイートを行ったところ、これに対し維新の会が抗議。党内外を巻き込む騒動にまで発展した。 タレントの水道橋博士は、芸能界の中で、特に橋下に批判的な人物の一人である。 水道橋の著書によれば、橋下はテレビ番組の生放送中に、阿川佐和子にセクハラ発言を行ったとされる。 阿川さん、僕は一回で妊娠させる自信ありますよ! この発言は、2006年5月7日に放映されたフジテレビ情報番組『スタ☆メン』の生放送「少子化大国ニッポン!」で阿川が、「うーん、やっぱり産んでおけばよかったなあ…。私の世代はデキちゃった婚はなかったからなぁ…。」と発言した直後に、橋下が返した一言とされる。この発言には司会を務めていた爆笑問題も「ハシモト!今のは完全なセクハラだぞ!」「弁護士なら酒場でも言うことじゃない!」と窘めたとされる。 保守思想家の西部邁は、橋下の分析を通じて、ポピュリズムを批判した。 西部は橋下を、本人の発言である「政治家と弁護士は嘘をついてなんぼのもん」を引用して、「ヒットラーもそうであったように、マスの代表者となりうる逸材である」と評している。西部は小泉純一郎を「デマゴーグ」とした上で、橋下の維新八策を小泉改革と酷似しているとして、「小泉と同じく、橋下も無知」であると批判した。 ジャーナリストの一ノ宮美成は、橋下のメディアコントロールの手法を解説した。 一ノ宮は、原発再稼働に対する橋下の二転三転する発言を「どうしてこんなデマゴーグが平然とまかり通っているのか?」とした上で、在阪のあるテレビ局の幹部の証言を紹介している。在阪テレビ局幹部の証言によれば、実績を検証した調査報道が必要としつつも、橋下から発信される情報があまりに多く、また発言内容が二転三転するために、その検証が困難で、橋下の発言を垂れ流すことになってしまうという。 また橋下は、ソーシャルメディアを駆使して巧妙な「世論操作」を行っているとも指摘した。 記者が橋下の気に入らない記事を書いたり、質問をすれば、その記者を徹底的に「罵倒」し、その様子を動画として公開して、さらし者にする。としている。この手法の一例として、橋下が、毎日放送の女性記者に対して26分もの「糾弾」を行った例を挙げた。この記者は、教職員の君が代起立斉唱条例問題について質問したが、橋下は「それは教育委員会が命令したことだから、私は関係ない」「勉強不足だ」「とんちんかんな質問するな」と発言して、「毎日放送には社歌があるのか?社歌のない会社の記者にそんなことを質問する資格などない」などと逆に批判した。また橋下の説明責任については、「そもそもこの条例の立案者は橋下氏で、条例を議会に提出し、成立させたのも橋下氏が代表を務める『大阪維新の会』です。職務命令を出したのも、橋下氏が任命した教育長です。当然、橋下氏は質問に答える責任がある」と付け加えている。。 毎日大量のニュースを流し、それこそ記者が思考停止の状態に陥るような仕組みをつくったうえ、批判者はさらし者にして世論を扇動する……いわば意図的な情報操作をやっているのです 作家の適菜収は橋下に対して、長らく批判を続けている。 「大阪都構想」を巡っては、戦後最大の詐欺であると主張した上で、橋下を「詐欺師」であると断言した。また、橋下が事実を大阪市民に伝えないために、メディアや学者、ジャーナリストに圧力をかけ続けているとも、批判した。 適菜は、大阪維新の会が作成した「都構想」の宣伝パネルを「詐欺パネル」とみなした。これに関して、橋下の著書の「ウソをつかない奴は人間じゃねぇよ」との記述と、ヒトラーの発言とされる「大衆は小さな嘘よりも大きな嘘の犠牲になりやすい。とりわけそれが何度も繰り返されたならば」を比較して、「住民投票まで徹底的に嘘をつきとおす方針を固めたのだろう」と批判した。 一方で橋下は、適菜に対して、「この手の類の世界一のバカは、二言目には衆愚政治と言いますよ。顔を見て下さい。世界一バカな顔をしていますよ 」「自分が当事者になって選挙での勝負もせずに、外野から喚いているだけ。どんな教育を受けて育ったんだろう?」「自分達が一番賢いと信じている世界一のバカという典型的な寓話ですね。バカは無視しておきましょう」などと評している。 京都大学の藤井聡教授と長年に渡って、対立している。 2015年1月27日、藤井がネットメディア・新日本経済新聞にて、「大阪都構想」を批判する記事『大阪都構想:知っていてほしい7つの事実』を発表したことについて、橋下は、自身のTwitter上で藤井に対して、「バカな学者の典型」「お勉強はできるのかもしれないが相当地頭が悪そうだ」「とんでもない嘘八百」「事実誤認の虚偽事実を内閣参与の肩書を持ちながら公言」と批判を加え、大阪市役所の定例記者会見でも、藤井を批判した。 藤井の主張によれば、一連の橋下の「誹謗中傷」によって、大学に電話やはがき、手紙が殺到し、通常の業務ができない状況に追い込まれたという。 一方で橋下は、藤井が自民党の西田昌司との対談中に行った「ヘドロチック」との発言を、橋下に対する「批判や論評を超えた侮辱発言」として問題視し、「僕はバカにされた場合にやり返すだけ」としている。 橋下が代表を務める大阪維新の会は松井一郎幹事長名義で、藤井に対して「公開討論」を求める文章を送付。また、藤井が勤務する京都大学の山極壽一総長宛に抗議文を送付、「適切な判断の下にしかるべき対応をしない場合には、国会の場で本件問題を確認させて頂く」と対応を迫った。 これに関して、橋下は「僕は言論弾圧の意図など全くない。単に社会人としてのマナーを問うている。そして大学教授と言えども組織の一員。バカな従業員がいれば上司に監督を求めるのは当たり前。藤井氏は自分は京都大学の一教授だと言う認識がないようだ。バカな組織の一員がいればそれを正すのが組織のトップの責任」としている。 3月10日には、橋下が最高顧問を務める「維新の党」の足立康史が、衆議院予算委員会で「京都大学の藤井についての使用者責任」を糾弾する国会質問を行った。 藤井は、これらの「維新」関係者の動きを、自身の失職を狙った言論封殺行為であるとしている。 「維新の党」は、松野頼久幹事長名義で大阪の全テレビ局に対して、藤井のテレビ出演自粛を求める文章を送付した。この文章では「大阪維新の会反対、大阪都構想に反対の象徴として位置付けられている藤井氏の存在が広く周知されること自体が、大阪維新の会、大阪都構想について反対している政党および団体を利することになる」として、藤井が各メディアに出演することは、放送法四条における放送の中立・公平性に反すると主張した。また衆議院予算委員会でも、足立が藤井のテレビ出演について、放送法違反であるか否かの質問を行った。 一連の橋下と「維新の党」関係者の行動に対して、藤井は「ナチス・ドイツの国民啓蒙・宣伝大臣ゲッベルスが全体主義国家が持つべきものとして述べた「すべての力を反対意見の抑圧に用いることは極めて重要だ。真実は嘘の不倶戴天の敵であり、したがって、真実は国家の最大の的なのだ」という態度そのものだ」と批判した。 また藤井によれば、橋下は、都構想への賛成を呼びかけるテレビコマーシャルやチラシなどの「プロパガンダ」を、公的資金を投入して展開しつつ、「住民投票の有権者の公正判断において、何よりも大切な「事実情報」が、有権者に届かないようにする圧力を様々な詭弁と公権力の双方を駆使しつつ、かけ続ける言論封殺を行い、それを通して実際にテレビや新聞、そして、あらかたの言論人やジャーナリストを黙らせることに成功した」としている。 藤井は、これらの橋下の政治手法を「ブラック・デモクラシー」と称して批判している。 2015年10月、橋下が代表を務める大阪維新の会は、朝日放送の『おはようコールABC』について、放送法4条に違反するとして、放送倫理・番組向上機構(BPO)に審査を申し立てた。「大阪都構想」に否定的な見解を持つ藤井の出演が、政治的公平に反すると主張。朝日放送は藤井の出演を見合わせることを発表した。 経産官僚の中野剛志は、ヒトラーになぞらえて、橋下を痛烈に批判している。 中野は、橋下の「今の日本の政治に一番必要なものは独裁」「本物の独裁者は、自ら「独裁」とは口にしない」などの発言を、「民主政治に対する初歩的な無知」であるとして、「有権者の大多数が「独裁」を望むならば、「独裁」を公約した政治家が選挙を通じて権力の座に着き、本物の独裁者になる」として、民主政治が独裁政治に転落する危険性を指摘した。 中野は、橋下ら維新関係者が、大阪都構想に反対する藤井聡を、記者会見やツイッターで批判したり、藤井を出演させたテレビ局に抗議文章を送付したりしたことを、「いやがらせ」や「迫害」であるとして、批判した。 「民主政治においては、空気を支配することで言論を弾圧することができる」として、橋下らの「嫌がらせ」が批判的な意見を萎縮させる効果があると指摘しつつ、マスメディアやジャーナリスト、知識人あるいは国政においても、さして問題視されずに放置されていたと指摘した。 さらに中野は、小林秀雄の随筆『ヒットラーと悪魔』を引用しながら、橋下とヒトラーの政治手法の類似性を指摘した。 中野は、小林秀雄がヒトラーを分析した一文を、橋下の言説と比較した。 彼は、死んでも嘘ばかりついてやると固く決意し、これを実行した男だ。つまり、通常の政治家には、思いも及ばぬ完全な意味で、プロパガンダを遂行した男だ 政治家を志すっちゅうのは、権力欲、名誉欲の最高峰だよ。(中略)自分の権力欲、名誉欲を達成する手段として、嫌々国民のため、お国のために奉仕しなければならないわけよ。(中略)別に政治家を志す動機づけが権力欲、名誉欲でもいいじゃないか!(中略)ウソをつけない奴は政治家と弁護士にはなれないよ!ウソつきは政治家と弁護士の始まりなのっ! 中野は、橋下の政治観を「正しいか間違っているかではなく、勝ちか負けかでしか見ていない」として、ヒトラーの政治理解そのものであると断言した。 また、橋下をヒトラーになぞらえるのは、過剰反応とする意見に対して、「しかし、あのヒットラーも、最初は侮られていたのである。」として、当初橋下を大阪府知事に推薦した自民党と公明党の政治家が、「テレビタレントとみなして、高を括っていた」「自分たちが利用しようとした」橋下氏に裏切られ、追い詰められた。とみなした。 中野は、橋下が大衆世論の支持を得るために、わざと攻撃的な言動を繰り返したと考えた。橋下が、大阪市役所や自民党、マスコミあるいは藤井といった敵を繰り返し批判することで、大衆が「敵に対して、一歩も譲らぬ不屈の精神」を読み取り、橋下の支持に至ったとした。 中野は、橋下の政治手法は「独裁そのものなのである」とした上で、その手法は、ナチス・ドイツもやっていた古典的な意思決定方法に過ぎないと、批判した。 また、橋下の議論に対する認識も批判した。橋下の著書を根拠に、「議論を「勝ち負け」を争うだけの「ケンカ」としか考えてない」とした上で、小林秀雄によるヒトラーの著書『我が闘争』の分析を引用して、これが橋下の発言であっても、おかしくないと考えた。 論戦に勝つには、一方的な主張の正しさばかりを論じ通すことだ。これは鉄則である。押し捲られた連中は、必ず自分たちの論理は薄弱ではなかったか、と思いたがるものだ。討論に、唯一の理性などという無用なものを持ち出してみよう。討論には果てしがない事が直ぐにわかるだろう。だから、人々は、合議し、投票し、多数決という人間の意思を欠いた反故を得ているのだ 私は、交渉の過程で”うそ”も含めた言い訳が必要になる場合もあると考えている。 自身のミスから、窮地に陥ってしまった状況では特にそうだ。正直に自分の過ちを認めたところで、何のプラスにもならない。 運悪く相手方に気づかれてしまったら、仕方がない。こんなときに私がよく使うテクニックがある。相手方に無益で感情的な論争をわざとふっかけるのだ。 いよいよ攻め込まれて、自分の主張というようなときには法外な要求をして、場を混乱させる。 さんざん話し合いを荒らしまくっておいて、最後の決めゼリフに持っていく。 「こんな無益な議論はもうやめましょうよ。こんなことやってても先に進みませんから」 自分が悪いのに、こう言って終わらせてしまうのだ。 一方で橋下は、中野に対して「小林よしのりと中野剛志の共通点は、自分の論こそ絶対に正しく、その他の論は全て愚。自分と反対する人間は全てバカ。自分こそが今の日本を引っ張っているという勘違い。それと非常識。まあ僕の嫌いな自称インテリ層の典型だ。僕は学者が嫌いなんじゃない。学者さんの多くに知恵を頂いている。 」と評している。 作家の百田尚樹とは以前は良好な関係にあり、テレビなどでも共演していたが、後に価値観の相違から袂を分かち、Twitterなどでも罵り合いに近いやり取りを行うようになった。2022年12月には百田が橋下の膨大な言動およびそれから感じた違和感を取り上げた『橋下徹の研究』(飛鳥新社)を上梓している。またかつて『行列のできる法律相談所』で共演していた北村晴男も、橋下が番組で「ウクライナは戦うより妥協すべき」と発言し、日本在住のウクライナ人ジャーナリストとナザレンコ・アンドリーと口論に発展したこと、大阪市南港の「咲洲メガソーラー発電所」と「上海電力」に関する疑惑などに対する同様の違和感を橋下の前で指摘している。 政界進出前、示談交渉による解決を看板にしていた時代には、権謀術数を駆使した交渉術を売りにしていた。橋下は交渉術の核心として、以下の発言を残している。 黒を白と言わせるような、さまざまなレトリックも使っていく。まさに、詭弁を弄してでも相手を説得していくのである。場合によっては、”言い訳”や”うそ”もありだ。 交渉において相手を思い通りに動かし、説得していくには、はっきり言って三通りの方法しかない。”合法的に脅す””利益を与える””ひたすらお願いする”の三つだ 直接的なメリットはなくても、デメリットを回避できることで相手方にはプラスになる。そんなレトリックを駆使した、”仮装の利益””架空の利益”を与えるわけである 橋下は、交渉では「脅し」が重要であることを繰り返し強調している。具体的な説明として、自身の体験談を交えつつ、詳しい解説もしている。 交渉では、”脅し”という要素も、非常に重要なものだ。これは何も、襟首をつかんで、「殺すぞ」とすごんだり、自宅に脅迫めいた嫌がらせをする類のものではない。あくまで合法的に、相手のいちばん嫌がることにつけ込む行為のことだ ビジネスの場面でも、”脅し”、つまり相手の弱みにつけ込む行為は非常に効果的だ。たとえば取引先とのトラブルを抱えている場合、その取引先が何をいちばん嫌がるかを見極めることだ。取引の解消を嫌がるなら、それを武器にすればよいし、親会社をおそれているなら、そこへのアプローチを匂わせてもいい また橋下は、「タフな交渉現場においては、ずるいやり方も必要に」としている。 交渉において非常に重要なのが、こちらが一度はオーケーした内容を、ノーへとひっくり返していく過程ではないだろうか。まさに詭弁を弄してでも黒いものを白いと言わせる技術である 具体的には自分の言ったことに前提条件を無理やり付けるのである。「AをオーケーしたのはBという条件が必要だったんですよ」とあとから付け足す。そのうえで、「確かにオーケーはしましたけど、Bという条件が整っていないから、約束は果たせませんね」という話に持っていく 同時に交渉の現場では、たとえ話で論理をすり替えて、相手に自分の主張が間違っているかのような錯覚に陥らせることが大事、としている。 絶対に自分の意見を通したいときに、ありえない比喩を使うことがある こういう状況ならあなたの主張が通ります、という仮定の状況をつくっていく。それも、できるだけ現実離れした方がいい。いまの状況では主張を通すことは無理だ、と思わせるためである また、橋下は自身の体験談として、ある貸金業者に務める男性を相手にした交渉のエピソードを語っている。 こうなれば常道として、相手方の弱みにつけ込むしかない。彼の勤務先に内容証明を送付したのだ。普通なら”やばい”と判断するかもしれないギリギリの手段である 効果はてきめんで、彼はその会社をクビになった。さらに「今後再就職する会社にも同じものを送るからな」と追い打ちをかけてみた また、自分側に非がある場合でも、交渉を有利に進めるために謝罪を避けるべき、としている。 正直な謝罪よりも「知らない」「聞いていない」のほうが方便となる 謝って済まないことであれば、ひたすら言い訳をして逃げを打つことが得策だ 伝統芸能やクラシック音楽などの、いわゆるハイカルチャーに否定的な見解を示す一方、お笑い、ギャンブルやストリップなどの大衆文化を肯定的に評価する発言が多い。 能や狂言が好きな人は変質者 こういうロジックも成り立つんです。なぜストリップに助成金はダメなのか。自称インテリや役所は文楽やクラシックだけを最上のものとする。これは価値観の違いだけ。ストリップも芸術ですよ 行政に携わったり、財界の人だったり、そういう層は、ちょっとインテリぶってオーケストラだとか美術だとかなんとか言うが、お笑いの方が根づいているというのが素朴な感覚 ギャンブルを遠ざける故、坊ちゃんの国になった。小さい頃からギャンブルをしっかり積み重ね、全国民を勝負師にするためにも、カジノ法案を通してください 公務員に対しては、その職業のあり方に異論を示すことが多い。 子育てについては厳しいやり方で、時には体罰が必要な旨を発言している。 僕は子供が悪いことをしたらブッ飛ばします。人に挨拶しなかったり、妻や僕の母への口の利き方が悪いと、僕が介入して蹴りも入れる。この間、長男が妻に口答えしてたんでケツをバットで叩いた 現在は体罰に否定的な発言が多いが、当時行っていた体罰について内容を具体的に語ることが多い。2021年9月25日放送の『今田耕司のネタバレMTG』(読売テレビ)では橋下家で飼っている犬を叱らなかったことで、三女に、「パパ、テンちゃん(犬)に私にやったようにやらなきゃ!」「ふすまに叩きつけたやん」と逆に叱られたエピソードを話していた。 厚生労働省が虐待8項目出してるんですけど、僕、全部当てはまる。今やったら通報もの。尻叩くとか尻蹴るとか、やってたもんね 著書の中で「ルールをかいくぐるアイディアを絞り出すことこそ、いまの日本にとって一番必要なんじゃないか!」「明確なルールのみが行動の基準であって、明確なルールによる規制がない限りは何をやっても構わない」「ルールの隙を突いた者が賞賛されるような日本にならないと、これからの国際社会は乗り切れない」などと述べている。 「競争の土俵に上がれる者」に対しては徹底的に競争を促している。障害者に限定すれば、企業への雇用促進を奨励している。生活保護に関しては、予算カットの方向が目標である。「障害者雇用日本一を目指したい」と述べて、障害者の法定雇用率1.8%に満たない企業に対して雇い入れ計画の提出を義務づける障害者雇用促進条例を全国で初めて制定 したり、障害者支援学校の増設やスクールバスの拡充をするなど、障害者支援政策に積極的に取り組んでいる。 演説した後、「どなたか子供とか孫とか誰か(堺市議選に)出すという方はいらっしゃいませんか」「ご負担をかけないように全面的に維新がサポートしますので」を発言した。すると、演説を聞いていた大阪市北区の介護福祉士が挙手。橋下は満面の笑みで、「あ、お兄さん本当(に立候補してくれるのか)?」と応じた。 2013年1月、大阪市立桜宮高校で体罰により生徒が自殺した事件において、教員の総入れ替えなどについて言及。遺族宅を弔問した後、「スポーツ指導での体罰は一切認めない」と批判。兵庫教育大学前学長の梶田叡一は、「解体的な出直しが必要な問題で、橋下市長の発想は間違っていない」と発言した。体育系2科の入試中止要請、「(市教委が2科の募集中止を拒否した場合、対抗措置として)予算執行権をきちんと行使する」、「春に顧問が残っているようなら、体育教師分の人件費を出さない」、教員総入れ替えの要請、体育科廃止や廃校の検討、「(反対なら)選挙で僕を落とす手段が与えられている」など続々と意見表明した。同11月、「桜宮高校は確実に再生している」と評価。生徒に「仲間の自殺は一生背負うべき十字架。天国に行った仲間のためにも誇れるような学校にしてほしい」と述べた。 2008年(平成20年)10月19日に、伊丹駐屯地で開かれた「中部方面隊創隊48周年記念行事」の祝辞の中で、「人の悪口ばっかり言っているような朝日新聞のような大人が増えると日本はダメになります」と発言した。後に、10月3日の朝日新聞における山口県光市の母子殺害事件を巡る橋下のタレント弁護士時代のテレビ発言を批判した社説に対する反論だと主張した。その翌日の同年10月20日には「朝日新聞がなくなった方が世のためになる。全く愚かな言論機関。すぐさま廃業した方がいい。権力の悪口を言っていればいいと思っているのではないか」と非難した。これらの言動について産経新聞は「えーと、悪口ばかり言っている大人は・・・・・・なんでしたっけ。」 と論評した。 2007年(平成19年)5月27日放送の読売テレビ『たかじんのそこまで言って委員会』において、「あの弁護団に対してもし許せないと思うなら、一斉に懲戒請求をかけてもらいたい」、「何万何十万っていう形であの21人の弁護士の懲戒請求を立ててもらいたいんですよ」 と山口県の光市母子殺害事件の弁護団に懲戒請求を行うよう視聴者に呼びかけた。これによりテレビやインターネットなどで、「懲戒請求書の記載の仕方」を見た人たちの懲戒請求書約7,558通(前年の2006年度中に全弁護士会に来た懲戒請求総数の6倍以上)が殺到することになった。 これに反発した弁護団のうち4人が業務を妨害されたとして、2007年9月、橋下に1人当たり300万円の損害賠償を求めて広島地裁に提訴した。橋下は「発言に違法性はない」、「懲戒請求は市民の自発的意思」、「自身のテレビでの発言と一般市民の懲戒請求の間には因果関係はない」などと反論した。 後に橋下自身は懲戒請求していなかったことが明らかになり、そのことを批判されたが、その理由について「時間と労力を費やすのを避けた」、「自分がべったり張り付いて懲戒請求はできなくはないが、私も家族がいるし、食わしていかねばならないので…」などと釈明した。 この懲戒請求呼びかけについて、ジャーナリストの江川紹子は「請求の内容によっては、懲戒請求をされた弁護士の側から訴えられる可能性もあるという負担やリスクを説明せず、ただ『誰でも簡単にできる』と気楽なノリでしゃべっている」、「「世間」を煽っている感じさえする」などと批判。 同年8月6日、橋下は弁護団が開いた緊急報告集会に出席していたが、その場では「安田弁護士が最高裁の弁論を欠席したこと、これは究極の弁護方針として、弁護戦術として、これはもうもっともだと思う」などと発言していたが、翌8月7日の自身のブログにおいては、自分たちだけが正義の実現者だと思い上っているとして、「この集会はカルト集団の自慰(オナニー)集会だね。」と酷評した。また、「チンカス弁護士」「オタク法律家」「法律オタクのお坊ちゃん弁護士」などと述べた。 また、横浜弁護士会が懲戒請求者に対して住民票の提出を要求したことに対して、自身のブログで「横浜弁護士会のトンチキ野郎」「偽善に満ちた行為」と激しく非難。 懲戒請求自体は「正当な弁護活動の範囲」などとして各弁護士会で次々と却下されており、懲戒処分された弁護士は1人もいなかった。 同年12月17日、今度は反対に、市民約350人が「刑事弁護の正当性をおとしめたことは、弁護士の品位を失うべき非行だ」として、大阪弁護士会に橋下に対する懲戒処分を請求した。橋下弁護士が懲戒請求をよびかけた弁護団の中に兄弁護士にあたる先輩がいた事から、橋下弁護士の最初の勤め先の親弁護士であった樺島弁護士も、この橋下弁護士に対する懲戒請求に名前を連ねている。その後2009年4月14日、弁護士会綱紀委員会は懲戒相当である旨議決。2010年9月17日、業務停止2ヶ月の処分が下った。また21日、処分内容が一部マスコミに漏れた点を問題視し、大阪弁護士会会長に対しても懲戒処分申し立てをした。「弁護士会の品位の基準と僕の基準は違う」とまで発言している。 広島弁護士会に請求申し立てされた7弁護士への懲戒請求は却下されたが、これを受け、弁護団の4人が橋下を相手に損害賠償請求を行った。一審の広島地裁は2008年10月2日名誉棄損を認め計800万円の賠償を命じた。二審の広島高裁は2009年7月2日、賠償責任は認めたが賠償額を360万円に減額する判決を下した。終審の最高裁は2011年7月15日、二審を破棄し、賠償請求を棄却した。これにより橋下の逆転勝訴が確定した。 また、2009年11月27日に弁護団21人のうち19人が、橋下と読売テレビに対して合計1億2,400万円の損害賠償を求めて訴訟をおこした が、広島地裁は2013年4月30日、請求を棄却した。2014年2月28日に広島高裁は地裁判決を支持し、弁護士側の控訴を棄却した。 2015年3月26日、最高裁は弁護団の上告を退け、弁護団側の敗訴が確定した。 2015年9月28日の大阪戦略調整会議(大阪会議)の第3回会合後、竹山修身と「場外論戦」を繰り広げた。竹山は大阪府、大阪市、堺市の東京事務所を統合することを提案したが、橋下は「(大阪会議で協議しなくても)堺市が(大阪府市で統合済みの東京事務所に)入ってくればいいだけの話」と主張。竹山は「政局に利用された感じで、不満が残る会議でした」と不機嫌な表情で語ったのに対し、橋下は「政局の利用なんて全くない。竹山氏は古くさい議会のやり方、役人のやり方に慣れ親しんでいる」と反発。報道陣そっちのけの応酬が続き、取材に参加していたフリーアナウンサーに声をかけられ幕切れとなった。 2006年(平成18年)5月23日、本業である弁護士業務の経費計上等にかかわる約2500万円の申告漏れを大阪国税局から指摘され、修正申告に応じたと産経新聞 に報道された。 2011年(平成23年)6月29日、パーティーで大阪府知事・大阪市長のダブル選挙に関して、「大阪は日本の副首都を目指す。そのために今、絶対にやらなければいけないのは、“大阪都”をつくることだ」「今の日本の政治で一番重要なのは独裁。独裁と言われるぐらいの力だ」と述べ、大阪都構想に反対する大阪市を抵抗勢力だとして「権力を全部引きはがして新しい権力機構をつくる。これが都構想の意義だ」と締めくくった。 橋下は自分自身は独裁者とは成り得ないと考えており、「今の統治機構において(中略)いわゆる独裁は無理」「選挙が公正に行われる限り、権力の独裁はあり得ない」「メディアの厳しいチェックも受けて、独裁なんてやりようがないですよ」と自身のツイッター上で発言している。独裁ではないかという指摘に対して「こんなキュートな独裁者いますか?」と言い返すことがある。 2011年(平成23年)5月24日に、「鳥取県は60万人くらいの人口で、議員が40数人いるんですかね。鳥取県議なんて6人でいいんですよ」と発言。鳥取県知事・平井伸治は、「大阪の人が鳥取県の自治について議論するのは差し出がましい。大きなお世話だ」と不快感を示した。平井は「簡単に人口で割りきる議論は、デリケートな地方自治にはなじまない。そんな暇があるなら大阪府の自治についてしっかり議論してほしい」と批判した。 橋下は、関西広域連合の会合で、「国全体の国会議員の数や地方議員の数が多すぎるというのは僕の持論。都市部と地方部の議員の数のあるべき姿についてこれから勉強させてもらいたい」と自身の発言について謝罪。平井は「都市と地方の違いに考慮してもらえれば」などと述べた。 慰安婦問題については、「慰安婦が軍に暴行、脅迫を受けて連れてこられた証拠はない」として、日本軍による慰安婦の強制連行を否定する主張をしている。 2013年5月15日に「(慰安婦を)容認はしていない。」とした上で「日韓基本条約に基づき、法的に解決済みと言っていることの方が元慰安婦を傷つけている」と安倍晋三首相の国会答弁を批判するとともに「欧米諸国が自由恋愛の名の下に、現地の女性を使っていたのも事実だ。日本だけを不当に侮辱している」「今、慰安婦制度が必要とは言っていない。メディアの報じ方で世界が誤解する」と述べた。 5月17日には、「僕は慰安婦を容認したことは一度もない。メディアは一だけ聞いて、そこだけとる。(誤解されたのであれば)日本人の読解力不足だ」と語り、拒否する意向を示した。「歴史をひもといたら、いろんな戦争で、勝った側が負けた側をレイプするだのなんだのっていうのは、山ほどある。そういうのを抑えていくためには、一定の慰安婦みたいな制度が必要だったのも厳然たる事実だ」「(慰安婦制度は)朝鮮戦争の時もあった。」「日本国が、韓国とかいろんなところの宣伝の効果があって、レイプ国家だと見られてしまっている。ここが一番問題。証拠が出てくれば認めなきゃいけないが、今のところ2007年の(第1次安倍内閣の)閣議決定ではそういう証拠がないとなっている。」などと発言 した。 「慰安婦に対する法的責任がある」、「元慰安婦に対する配慮を」とした報道に対しては、「僕本人に何の確認も取っていないもの」、「誤報じゃないと言っているが、表明なんて思っていない。これは意図的なものと感じざるを得ない。ちょっと一線を越えていると思う。」、「応援してくれる人を引き離す様な話」と主張した。 2012年(平成24年)9月24日、韓国から訪日した吉元玉ら元慰安婦が橋下に面会するため大阪市役所を訪れた が、橋下が登庁しない日だったため実現しなかった。橋下は翌25日、慰安婦と面会する意向を示す 一方、24日に面会しなかったことを朝日新聞記者からツイッターで批判されたことに対しては、「今までの朝日記者で一番質が悪い」「記者ってそんなに偉いんですか。偉そう過ぎ」とツイートし返し、騒動になった。 2013年5月13日、橋下は再訪日する元慰安婦に対して「オープンの場ならばお会いして、どういう経緯で慰安婦になったのか聞いてみたい」「僕に会うというのは政治的な主張をしたいということでしょうから、オープンにしないと市長としてお会いする意味はあまりない」と述べ真相に興味を示した。 5月24日、元慰安婦側との面談が2度目の中止となった。「会うのが嫌になった」とこの時も元慰安婦側がキャンセルした形となった。元慰安婦側は「(橋下は)自らを救うため、ひざまずくパフォーマンスまでしようとした」「責任を取って政界から引退することを望む」などの主張をしているという。 この際、橋下は要望があれば面会に応じるとし「(24日は)休日でお会いできなかった。慰安婦の方の意見にもしっかり耳を傾けないといけない」「証拠がなかったら事実を認めることはできない」と述べていたが、元慰安婦の側は「謝罪したいというならともかく、話を聞こうというだけなら面会する必要はない」 と話した。 東浩紀は「橋下徹は、そりゃいろいろおかしいところもあるけれど、でも実行力や洞察力のある重要な政治家だと思うけどな。こういうふうに潰していいんですかね」「(自身は橋下徹支持派ではないが)橋下徹憎しでヒステリーみたいに罵詈雑言飛ばしているひとが多いので、ごく常識的な懐疑を述べているだけ」とツイッター上で発言して過度の橋下バッシングに疑問を唱えた。また、堀江貴文もこの意見に同意する趣旨のツイートをしている。 吉永みち子は、「慰安婦制度を容認する前提には、人間性を否定する戦争の肯定がある」と指摘。和田春樹は「問題について既に判決は出ており、裁判は終わっている」と批判。小沢遼子は「従軍慰安婦は世界的な問題として捉えられており、品位を持って語ってほしい」と注文した。 慰安婦問題研究で知られる吉見義明は2013年6月4日、2013年5月の発言は自身の研究を否定するものであるとして謝罪と撤回を求め、回答期限を7月5日とする公開質問状 を送ったが、期限を2週間以上過ぎた21日現在も回答は受け取っていない。このような態度は無責任で到底容認出来ないとして再度公開質問状を送る予定という。 浅草キッドの水道橋博士は、2013年6月15日放送(関西地区)のたかじんNOマネーにおいて、橋下は自身の発言に対して支持が7割(番組視聴者のみを対象としたアンケート)を越えたことに関して「やはり有権者の方は冷静だなと。小銭稼ぎのコメンテーターとは違う」とコメントしたことに激怒し、「橋下さん、冒頭で小銭稼ぎのコメンテーターと言われたんで、ぼく今日で番組降ろさせていただきます」と唐突に番組降板を表明してスタジオを退場した。 石原慎太郎は「軍と売春はつきものだ。それが歴史の原理だ。間違ったことは言っていない」と述べ、橋下を擁護した。 与野党双方から批判の声が上がった。 野田聖子は「論外だ。男性の矜持はどこに行ったのか」と橋下の発言を批判した。 稲田朋美も「慰安婦制度は女性の人権に対する大変な侵害だ」と批判した。また、「慰安婦制度自体が悲しいことだが、戦時中は合法であったのもまた事実だ」と語り、同時に「今であろうと戦時中であろうと女性に対する重大な人権侵害であることに変わりはない」とも述べた。 片山さつきは「橋下市長、あなたの仕事は不十分な知識で機微にわたる困難な問題に口を突っ込み混乱を巻き起こすことではなく、自ら言い出した大阪の改革をやり遂げることじゃないの? おねーさんは怒っています! 早く謝罪し、今後この問題については、事前に奥様に聞いてからご発言なさいませ!」と怒りを露わにし、早急な謝罪を求めている。 マスコミ各社は、この発言を受けて、各都道府県の定例知事会見などで、各都道府県の知事に対して、慰安婦問題に関する見解を示すように求めている。 NHKは「従軍慰安婦問題は、日本の帝国主義が膨張するなかで広がった戦時の性的な暴力行為」だとする韓国側の反応を伝えた。また中国も同様に「慰安婦の強制は日本軍国主義が第2次大戦で犯した重大な罪である」と論評した。 毎日新聞は、橋下と記者団との一問一答を掲載した。橋下は、「かなりフェアに発言要旨を出している」と述べている。 5月16日、朝日新聞の大島隆記者は、アメリカ合衆国国務省のジェン・サキ報道官の記者会見において、橋下の発言を紹介した後、アメリカ合衆国は慰安婦を「性奴隷」として定義しないのかと質問した。サキ報道官は「慰安婦の定義について、あなたは特定の事象を具体化しようとしている。米国は慰安婦は慰安婦であると過去から述べている(Again, I don’t know that I’m going to define it. You kind of laid out the specific details there, and we have described this issue in the past as comfort women)」と回答し、翌5月17日には「言語道断で不快だ」と橋下の発言を非難した。 ワシントン・ポストは、AP通信による「戦時中の性奴隷は必要だったと大阪市長」(Osaka mayor says wartime sex slaves were needed to ‘maintain discipline’ in Japanese military)と見出しを付けた記事を掲載した。 韓国外交省は「反人道的な犯罪を擁護している」と強く反発した。 金武貴(ムーギー・キム)は、「(橋下の)地方分権、道州制、議員の大幅削減、企業・団体献金の禁止、原発廃止といった大改革」に国民が熱狂したにもかかわらず、石原氏というポイズンピルを受け入れて日本の恥のような位置づけになってしまったことは残念だと主張している。 元慰安婦の金福童は14歳(1940年)の時に「軍服を作るために日本へ行く」と言われて日本軍に連行され、前線地で8年間、22歳になるまで慰安婦として従軍させられたとの主張をした上で「ここに本人がいるのに、どうして証拠がないと言うのか。私がここに生きている。それ以上の証拠がいったいどこにあるのか」と橋下を非難した。彼女の証言に基づくと、日本の降伏後に3年程度慰安婦を強いられたということになる。また、終戦間際に戦地の病院で看護に従事(2005年1月11日の朝鮮日報の記事によると1945年8月31日に軍属に採用)したとの体験談を語っている。その約2ヶ月後、金福童は米国のグレンデール市の従軍慰安婦像除幕式にも足を運び、式典参加者に対して「日韓の未来はあなた方が協力して日本に圧力をかけ、公式謝罪を勝ち取れるかどうかに懸かっている」 と訴えた。 アジア女性資料センター、婦人民主クラブ、女たちの戦争と平和資料館、靖国・天皇制問題情報センターなどが、参議院議員会館で抗議集会を開催した。「日本軍慰安婦問題関西ネットワーク」も5月17日、大阪市役所前で緊急抗議集会を開催。 「日本主婦連合会」・「なでしこ維新の会」 会長の東瀬幸枝は、「戦時体験ある女性として、全面的に橋下徹氏の発言を支持する」と表明した。東瀬は「戦後進駐軍が今里新地に徘徊していた頃、私たち大阪の主婦は命がけで働いていた。しかし怠惰な各国人女性達は米兵と夜な夜な遊び狂い、せしめた物品を高額な金額で売りさばき遊興していた。」と述べ、「一部の異常な女性団体の発言やデモは不勉強極りない失礼な行動です。どうぞ、国民の皆様は、戦争体験者の実体験からくる真実を知って下さい」と訴えた。さらに、橋下の一連の発言は「国民を守る為の発言、戦争を防ぐ為の発言、不運に巻き込まれた女性の名誉の為の発言、現在も必要な軍隊の維持方法の為の現実的な提案発言、女性達が今後に不幸に巻き込まれる事の無いように〜との思いやり発言」であると主張した。 米軍の軍属が犯罪を犯し、有罪判決を受けた。それに対して、日本の人権派が「米軍は出ていけ!」と主張する展開をみせた。これに対して、橋下は「1人のアメリカ人(軍属)が罪を犯したからといって、まじめなアメリカ兵までが非難されるのは違う。」と批判。「米軍を批判するなら、それは米兵・軍属のコントロールの仕方だ」と主張した。 2013年5月13日の大阪市役所で記者団に向けた夕方の会見にて、日本維新の会と政策協定を結んだ政党そうぞう関係者らとともに飛行場を視察した際に橋下が「沖縄で米兵の性犯罪が多発している」と指摘した上で「若い兵士の(性的)欲求にどのように対応しているのか。合法的な風俗での対応は考えていないのか」と司令官に尋ねた後に「もっと風俗業を活用してほしい」と進言したことを明らかにした。 「戦時中の慰安婦制度、必要なのは誰だって分かる」と発言したことが問題視される中で、同日夕方の会見で「慰安婦制度じゃなくても風俗業は必要だと思う。米軍の司令官には法律の範囲内で認められている中で、性的なエネルギーを合法的に解消できる場所は日本にあるわけだから、もっと真正面からそういう所(風俗業)を活用してもらわないと、海兵隊の猛者の性的なエネルギーをきちんとコントロールできない。建前論じゃなくて、もっと活用してほしい」と米軍海兵隊司令官に進言したことを明らかにした。 上述の橋下の進言に対応した米海兵隊司令官は「凍り付いたように苦笑いして『米軍では禁止している』」と述べ、その話題をすぐに打ち切った。 橋下は「日本国において法律で認められた風俗業を否定することは自由意思でその業を選んだ女性に対する差別だ」、「日本をはじめ完全なる職業選択の自由がある国で、法律上認められた風俗業を否定するのか」、「だいたい、アメリカはずるい。アメリカは一貫して、公娼制度を否定する。現在もそうだ」、「建前は禁止でも、軍人の性的欲求が0になるわけがない」などと反論した。 2013年5月16日、アメリカ合衆国国務省のジェニファー・サキ報道官は記者会見で、橋下の発言に対して、「橋下市長のコメントは非常識で、そして攻撃的であった」「その時代、性の目的のために取り引きされたこれらの女性たちに起きたことは酷いことであり、はっきりした人権侵害である」「われわれは被害者に心からの同情を表すとともに、日本がこの問題や過去の問題について近隣諸国と協力し、前に進むべく関係を育むことを望んでいる」と発言した。 この記者会見は日本のマスコミによって『サキ報道官は橋下の従軍慰安婦に関する発言に対して「言語道断であり、不快だ」として厳しく批判した。アメリカ政府が今回の問題で公式に立場を明らかにしたのはこれが初めてであるが、その表現は異例ともいえるほど厳しいものであった』と報じられたが、アメリカの司令官は「米軍では禁止されている」と言ったが、アメリカ軍は現在でも、「フリーの売春婦」を活用している。 2013年5月17日、橋下は「米国は日本占領期に日本人女性を活用した。(日本人を)特殊な人種と批判するが、それは違う」とツイッターで反論した。 2013年5月27日、外国特派員協会において、「もし、日本だけが非難される理由が、戦時中、国家の意思として女性を拉致した、国家の意思として女性を売買したということにあるのであれば、それは事実と異なります」と主張した。「一部米軍兵士の犯罪被害に苦しむ沖縄の問題を解決したい」との強い思いがあったと説明。「米軍のみならず米国民を侮辱することにもつながる不適切な表現だった」、「撤回するとともにおわび申し上げる」と謝罪した。 2016年5月21日、沖縄うるま市強姦殺人事件を受けて、「米兵や米軍軍属の凶悪犯の比率は、日本人の比率と大差はない。問題は米軍が米兵や軍属にどのような教育をしているかだ。これが大問題。」「建前ばかりの綺麗ごと。そこで風俗の活用でも検討したらどうだ、と言ってやった。まあこれは言い過ぎたとして発言撤回したけど、やっぱり撤回しない方がよかったかも。きれいごとばかり言わず本気で解決策を考えろ!」「朝日・毎日、その一派は移民や難民に優しいきれいごとを言って、米軍軍属など外国人が犯罪を犯せば外国人は日本から出て行け!とのロジック。きれい事ばかり言う人権派の典型例。」と改めて見解を表明する。 2013年8月に、麻生太郎副総理が憲法改正を巡って、ナチス・ドイツを引き合いに「手口に学んだらどうか」と発言して、批判を浴びたことについて、橋下は「ブラックジョークだったのではないか」と擁護した。ナチスを例えに使うこと自体が国際社会では問題になるとの質問には「政治家だとこういった批判は出るが、エンターテインメントの世界ならいくらでもある」と持論を述べた。。 これに対して、ユダヤ人団体のサイモン・ウィーゼンタール・センター(SWC)の幹部は「ブラックジョークとして扱ってはならない事柄がある」と批判した。 SWC幹部は共同通信の電話取材に対して、「私は30回以上、日本を訪問したが、原爆を投下された広島と長崎の人々の苦しみが冗談にされているのを聞いたことがない」と指摘した。。 府知事選出馬前、雑誌「FLASH」に無断撮影されたことで光文社を肖像権侵害で訴えたが敗訴。控訴しない旨を明らかにし、判決が確定した。また、7月25日、橋下の肖像画を無断使用したお菓子を池田市の第3セクターが販売しようとしたのに対し「法的措置も辞さない」とした。しかし翌日になって「盛り上がるなら使ってもらってもよいが、品質保証はできない」と述べ、肖像画使用を黙認。この騒動について、本人は池田市長との出来レースだったと述べている。 橋下は2014年7月から翌年3月にかけて、大阪維新の会のタウンミーティングで平松邦夫元大阪市長について、「僕と平松さんが戦った大阪市長選挙。町内会に現金100万円、領収書抜きで配られています」などと3回にわたり発言。維新側はその動画を投稿サイトなどで公開した。平松側は名誉を傷つけられたとして、橋下と地域政党大阪維新の会に1千万円の慰謝料と動画の削除を求めて訴訟を起こした。2015年6月1日に大阪地裁は「平松氏が公職選挙法で禁止される買収行為を行ったような印象を抱かせる」とし維新側に動画を削除するよう命じる決定をした。 一方、2016年3月15日、大阪地裁は橋下の発言について、平松の在任中に町内会への補助金が領収書の不要な交付金制度に変更されたことへの指摘であり違法性はないとし、「意見や論評の域を逸脱していない」として平松の慰謝料を求めた訴えを棄却した。2017年1月31日に大阪高裁も平松側の控訴を棄却。同年9月26日、最高裁は平松の上告を退け、2審判決が確定した。 2016年6月、橋下は自民党の中山泰秀衆議院議員の発言で名誉を傷つけられたとして、計一千万円の損害賠償を求め提訴した。中山は同月12日の大阪市との国家予算要望説明会で「前の市長のときに秘書が覚醒剤で逮捕されたというのは本当なのですか」という趣旨の発言をしており、自民党関係者によれば秘書が逮捕されたという事実はなく、橋下の知事選出馬時の陣営スタッフが後に逮捕された件と混同していたとみられる。橋下は中山の発言を受け、「中山泰秀アホボンが、また大失態をやらかした」「日本一無能なピーマン政治家」などとtwitterに投稿していたため、同年12月には中山側も橋下の投稿で政治的信用が損なわれたとして一千万円の損害賠償などを求めて反訴。2件の訴訟を巡って両者は対立姿勢を明確にしてきたが、2017年8月には和解に向けた協議に入り、同年10月4日付で和解した。橋下は自身の弁護士事務所を通じ「本件に関して、一切コメント等をする予定はありません」とした。 2017年7月、民進党参議院議員の有田芳生が橋下について「テレビ番組に1回だけ出演して降板させられた」などとtwitterに投稿。橋下はこれに精神的苦痛を受けたとして有田に500万円の損害賠償を求めた訴訟を行ったが、大阪高裁は橋下がtwitterなどで繰り返していた有田に対する侮蔑的な投稿と比べて、有田の投稿は「適当と認められる限度内」と判断し請求を棄却。2019年9月19日に最高裁で橋下の敗訴が確定した。 2017年12月、橋下はジャーナリストの岩上安身に対し、慰謝料など110万円の損害賠償を求め提訴した。岩上は同年10月、twitter上で知事時代の橋下氏が幹部職員を自殺に追い込んだなどとする第三者のツイートについて、自らのコメントをつけずにリツイートし、後に削除していた。2019年9月12日に大阪地裁は投稿内容が真実だとする証拠はなく、リツイート行為については「普通の読み方をすれば、元の投稿に賛同する表現行為に当たる」として岩上に対し33万円の支払いを命じた。2020年6月23日に大阪高裁も一審の判決を支持し、岩上側の控訴を棄却。同年7月8日、岩上は上告を断念したと発表した。 2022年1月24日、橋下はれいわ新選組の大石晃子衆院議員のインタビュー記事で名誉を傷つけられたとして、大石と記事を配信した「日刊現代」に対し、300万円の損害賠償を求め大阪地裁に提訴した。訴状によると前年12月17日に配信された日刊ゲンダイの記事では、元府職員でもある大石が、知事時代の橋下の報道対応について「気に入らない記者は袋叩きにする」「飴と鞭でマスコミをDV(ドメスティック・バイオレンス)して服従させていた」などと発言。橋下側は「弁護士、コメンテーターとしての社会的評価を強く低下させた」と主張した。2024年1月31日、大阪地裁は「論評の域を出ない」として名誉毀損を認めず、橋下側の請求を棄却した。判決理由で小川嘉基裁判長は、意に沿わない記者を攻撃したり取材を拒否したりしたという指摘は「重要な部分が真実」と認定。「DVと評するのが適切といえるかはおくとしても、原告の人身攻撃に及ぶものではなく、違法性を欠く」とした。判決後、橋下の事務所は取材に対し「コメントは出さない」と回答した。9月26日、大阪高裁は1審判決を支持し、橋下の控訴を棄却した。 マイケル・ジャクソンの死去の報について、「スリラーは何百回、何千回テープが擦り切れるまで聞いた。非常に残念」とコメントした。 邦楽ではサザンオールスターズのファンであり、妻との共通の趣味でもある。2013年8月20日、夏休み休暇中に2013年のライブツアー「灼熱のマンピー!! G★スポット解禁!!」の神戸公演を鑑賞した際、共同通信に「観客総立ちでも橋下氏は座ったまま」と報道され、この事に対し橋下は「悪意丸出しだ。ひどすぎる」「こんな書き方をされたら桑田さんに失礼」「(桑田なりのジョークである事を前置きした上で)桑田さんだって歌の合間のトークで『年齢いったファンも多いし、暑いし、まったりといくから座って見といてね』と言ってくれた」と反論した。なお、橋下が座っていた席は関係者の特別席で「200名ほどの人が座っていたけど、終始立っていたのは僕の左側の女性4名だけ」だったといい、立っていた女性の中には妻と後援会会長も含まれていたという。会場には安室奈美恵や金本知憲の姿もあり、後に橋下は自身の隣の席にいた安室も座って鑑賞していた旨を証言している。また橋下は、当時発売された「ピースとハイライト」の新聞広告に前述の有田芳生をはじめとした橋下を批判する進歩的文化人が多数寄稿していたことについても言及し「サザンが好きということで一致しているなら、それはそれでいい」といった見解を残している。桑田佳祐本人も「桑田佳祐のやさしい夜遊び」2013年8月24日放送分にて「程度低いよ」「騒ぎ過ぎなのでは」とマスコミに苦言を呈し、橋下に感謝の言葉を述べた。なお、桑田は前年のソロライブ「I LOVE YOU -now & forever-」の大阪公演で「青葉城恋唄」のメロディに乗せて「暴走老人と日本を変えるのもいいけど ハシモっちゃん 大阪を頼んまっせ」といったことを述べている。 同じタイタン所属の爆笑問題と代表取締役社長の太田光代は、橋下の活動支援のためにふるさと納税を利用して2008年と2009年に1000万円を大阪府へ提供している。また、爆笑問題の太田光とメールで親交を持っているが、太田は公の場では橋下を揶揄する発言や異論などを述べている。 2014年10月20日、大阪市役所にて、在日特権を許さない市民の会(在特会)会長桜井誠と面会し、会談を行ったが、開始直後から互いに相手を罵り合う状態の中で開始された。「(在特会側は)国政政党の代表に直接申し入れをし、僕が引き受けたことが重要。今後は僕の政治活動を攻撃すればいい」 在特会は、特別永住者制度を問題視。これに対し、「特別扱いすることはかえって差別を生む」と制度には問題があるとの認識を示し、他の外国人と同様に制度を一本化していく必要があるとの考えを示した。 2020年4月、大阪維新の会の松井一郎が市長を務める大阪市は、関西電力が6月の株主総会で選任する社外取締役に橋下を推薦した。これに関西電力は、過去に日本維新の会などの代表を務め、現在も政治に関して意見を発信していることから、「公益性が高い当社の取締役に就任することは適切ではない」と指摘。政党色が強く、特定株主だけからの要請に応じることは難しいと判断し、大阪市が提案した人事案を拒否した。一部報道によれば、「人事・報酬等諮問委員会」(森本孝社長と社外取締役4人で構成)で、橋下の受け入れに反対する意見が大勢だったという。松井は橋下を推薦した理由について「関電の問題点を一番よく分かっている。コンプライアンスにも非常に厳しく、適任だ」と記者団に説明。提案が受け入れられない場合、株主代表訴訟を検討する考えにも言及していた。 2007年(平成19年)10月7日に、電子掲示板サイト『2ちゃんねる』に「橋下弁護士の一家惨殺してやる」というタイトルの殺害予告スレッドが投稿された。これに対し、橋下は法律の専門家として一般市民の言論に対してはできる限りアクションは起こしたくなかったが、内容や自分の立場や家族のことを考え、所属法律事務所、マネジメント会社、警察との協議により刑事告訴を行ったことを自身のブログで明らかにした。 補助金の削減に関し、六代 桂文枝「頑張れるだけ頑張るのが芸人の務めだが、守らなければ続かない芸もある」。季刊『上方芸能』は2012年6月号で「文楽を守れ!―132氏からの熱いメッセージ」と題した特集を組み、ドナルド・キーンや竹下景子がメッセージを寄せた。キーンは、文楽が「生を受け」た大阪での橋下の伝統軽視の姿勢を、「真にひどい話」と呆れ、日本における古典教育の希薄さを指摘しながら、「もし(文楽が)死に絶えるのなら、大阪の政治家の蛮行を世界は決して許さず、また忘れることもないでしょう」と批判した。桂南光は『咲くやこの花芸術祭2013』の記者会見で「よく知っている人だから嫌味を言わせてもらう」と前置きして「芸術をどう理解しているのか。日本維新の会も忙しいかもしれないが、政治より芸術の方が楽しい」とコメント。 府の教育委員に隂山英男ら2人が就任したことについて「これで教員が従ってくれないなら、今ある体制を全部解体しないとおかしくなる」と述べた。 2012年7月18日・19日発売の週刊文春(7月26日号)が、『独占告白 橋下徹大阪市長はスチュワーデス姿の私を抱いた!』と題した橋下が2006年当時北新地のホステスと不倫関係にあったとする記事を掲載。橋下は「妻は記事を見ています。正直大変な状況です」などと述べた上で「知事になる前までは、聖人君子のような生き方をしていたわけではない」「公人になる前でも、僕自身の人間性を判断する要素として報じられてしまうのは仕方がない」と弁明した。 府議会で人件費や私学助成の削減を盛り込んだ予算案の審議が行われていた2008年7月14日午後、橋下は公用車で府庁から大阪市北区のフィットネスクラブに行っていた。19日の府議会でこの点を問われた橋下は「午後は休ませてもらうということで外に出た。中抜けという感覚はない」とし、「セキュリティーの観点から、公務で自宅から外に出た以上、自宅に戻るまでは公用車を使わせて」と公用車の使用に理解を求めた。 2012年1月、橋下は政治活動を補佐する大阪市長特別秘書の役職を新設する意向を示し、条例案は維新と公明党の賛成多数で可決され、当時私設秘書の奥下剛光が同職に採用された。しかし、市民から税金の無駄遣いなどとして住民監査請求や給与の返還訴訟が起こされ、原告側は奥下が橋下の後援会長の息子で、任命自体が不適切だとも主張したが、2016年8月に大阪地裁は請求を棄却した。 みんなのJAPAN MOVE(2019年10月14日 - 現在、サンテレビ・BS12) - MC 情報ライブミヤネ屋 (読売テレビ) - 不定期ゲスト出演 ウェークアップ!ぷらす (読売テレビ) - 不定期ゲスト出演 朝生ワイド す・またん!(読売テレビ)- (金曜) 不定期ゲスト出演 日曜報道 THE PRIME (フジテレビ) - 月イチレギュラーゲスト→レギュラーコメンテーター Mr.サンデー (フジテレビ・関西テレビ) -不定期ゲスト出演 Live News イット! (フジテレビ)
2020年10月12日 - 月イチ月曜コメンテーター バイキングMORE (フジテレビ) - 不定期ゲスト出演 ゴゴスマ -GO GO!Smile!-(CBCテレビ) - 不定期ゲスト出演 めざまし8 (フジテレビ - 2021年3月29日 - )月・木曜日に総合解説としてレギュラー出演 ※木曜日は当初はリモートで出演していたが番組途中まで出演。 NewsBAR橋下(2017年10月26日 - 現在、AbemaTV)- MC 橋下徹のニッポン改造論(2018年1月1日・3月30日、AbemaTV)- MC 橋下徹の即リプ! - MC WELFARE group presents それU.K.!! ミライbridge(2021年4月18日、25日。FM大阪) ムハハnoたかじん (関西テレビ)
水野真紀の魔法のレストラン(毎日放送)- レギュラー 六人の悩めるオッサン(関西テレビ) ド短期ツメコミ教育!豪腕!コーチング!!(テレビ東京)- レギュラー 行列のできる法律相談所(日本テレビ)- 元レギュラー(降板後、2回出演し、1回目は本村弁護士の2回目は大渕弁護士の席に座った。) 森田一義アワー 笑っていいとも!(フジテレビ) - 月曜日レギュラー 笑っていいとも!増刊号 笑っていいとも!特大号 スーパーモーニング(テレビ朝日) - 月曜日レギュラー 情報満載 ひるまで!すっぴん!(読売テレビ)- 火曜日レギュラー ムーブ!(朝日放送)- 木曜日レギュラー 2時ワクッ!(関西テレビ)- 隔週火曜日出演 爆笑問題のバク天! (TBS)- 隔週出演 たかじんのそこまで言って委員会→そこまで言って委員会NP(読売テレビ)- 元・準レギュラー。政治家引退後も不定期で出演することがある。 スタ☆メン(フジテレビ・関西テレビ)- 準レギュラー あさパラ!(読売テレビ)- 準レギュラー なるトモ!火曜日(読売テレビ)- 準レギュラー サンデージャポン(TBS)- 不定期 太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中。(日本テレビ) - 不定期 ワイドABCDE〜す(朝日放送) 大笑点(日本テレビ)- 2006年に『行列のできる法律相談所』の出演者として出演。 爆笑!2006年こうなる宣言(関西テレビ) 24時間テレビ 「愛は地球を救う」(日本テレビ) めちゃイケてるッ!(フジテレビ) 橋下×羽鳥の番組 (2016年4月11日 - 2017年9月25日、テレビ朝日) - MC 林先生の初耳学 (2019年10月19日、2020年6月21日。毎日放送・TBSテレビ) - ※「東大卒高学歴ニート」企画にてVTR出演。 ・ グッとラック(TBSテレビ2020年9月28日-2021年3月22日)月曜コメンテーター その他多数 ズバリ快答!テレフォン身の上相談(TBSラジオなど) その他多数 大塚製薬 - オロナミンC 『最後に思わずYESと言わせる最強の交渉術 ―かけひきで絶対負けない実戦テクニック72―』(日本文芸社 2003年6月) ISBN 978-4537251500 『図説 心理戦で絶対負けない交渉術』(上記のリメイク本)(日本文芸社 2005年11月) ISBN 978-4537253290 『まっとう勝負!』(小学館 2006年11月8日) ISBN 978-4093797436 『どうして君は友だちがいないのか (14歳の世渡り術)』(河出書房新社 2007年7月) ISBN 978-4309616445 『橋下徹の問題解決の授業 ―大炎上知事編―』(プレジデント社 2017年11月) ISBN 978-4833451260 有料メルマガの内容のまとめ 『政権奪取論 ―強い野党の作り方―』(朝日新書 2018年9月) ISBN 978-4022737878 『沖縄問題、解決策はこれだ! ―これで沖縄は再生する。―』(朝日出版社 2019年1月) ISBN 978-4255010953 『トランプに学ぶ現状打破の鉄則』(プレジデント社 2019年8月)ISBN 978-4833451482 『異端のすすめ ―強みを武器にする生き方―』(ソフトバンククリエイティブ 2020年2月)ISBN 978-4815604097 「力」シリーズ(PHP研究所)
交渉力 ―結果が変わる伝え方・考え方―(2020年3月)ISBN 978-4569846620 決断力 ―誰もが納得する結論の導き方―(2021年7月)ISBN 978-4569849775 (堺屋太一)『体制維新 大阪都』(文春新書 2011年1月) ISBN 978-4166608270 (木村草太)『憲法問答』(徳間書店 2018年10月) ISBN 978-4198647063 (堀江貴文)『生き方革命 ―未知なる新時代の攻略法―』(徳間書店 2021年3月)ISBN 978-4198652586 ^ 本来の読み方は「はしした」だった。橋下の母によれば、「徹が生まれた時点で橋下(はしした)家との因縁を断ち切る意図のもとに「はしもと」と改めた」という。 ^ 地方大会・事前番組・本放送に映ったことのある芸能人は橋下のほかにザ・プラン9の浅越ゴエ、欅坂46の長濱ねるがいる。 ^ 2021年に本人はTwitterで自民党大阪府連から選挙前に金銭を要求され、1000万円を寄付したとしている。 ^ 最も若い公選知事は北海道の田中敏文の35歳。2番目は山口県の田中龍夫の36歳。 ^ 1997年2月定例府議会、第35号議案「大阪府基金条例一部改正の件」。 ^ 2009年2月定例府議会、第82号議案「大阪府基金条例一部改正の件」。 ^ 2010年2月定例府議会、第73号議案「大阪府基金条例一部改正の件」。 ^ 元神奈川県逗子市長の富野暉一郎・龍谷大学教授「外国の賓客に妻同伴で対応するのはもてなしとしいう側面があるが、公務中に子供を著名人と会わせるのは、公私混同の家族サービスと見られても仕方ない。目くじらを立てるほどの問題ではないかもしれないが、公職にある者としての配慮に欠けた面があったと言わざるを得ない」。 ^ 「この組織に属していたある人物の“名前”を言えば、地元の年配者なら誰もが思い当たる。この“ある人物”は、組織に属しながら、部落解放同盟○○支部書記長や同大阪府連執行委員を務め、何度も逮捕されている」(『平成日本タブー大全2008』104頁) ^ もっとも橋下自身は、実質的な弁護士活動は2010年現在行なっていない。 ^ 大阪府に本部を置く団体。東京に本部を置き「しゅふれん」「主婦連」の略称で知られる主婦連合会は全く無関係。 ^ “東日本大震災からの日本国再興の為には新しい「日本女子力」が必須になる”とし、“「やまとなでしこ」(古き良き日本女性)の結集を図ると共に女性の政治意識高揚、女性議員の支援育成”を目的に東瀬が主導して設立した政策提言団体 ^ なお、サザンには先述した有田ら進歩的文化人や、三代目 桂春蝶・太田光(爆笑問題)、橋下と対立している北村晴男などを始めイデオロギーを問わず各界にファンが幅広く存在しており、桑田を始めとしたメンバーは分け隔てなく接している。また、桑田は映画版『永遠の0』の主題歌として「蛍」を提供しており、橋下と対立している原作者の百田尚樹からも高く評価されている。 ^ 2020年10月12日放送分のフジテレビ『Live News イット!』にて、加藤綾子が「これから橋下さんには月1回のペースで来て頂けると言う事で」と歓迎すると、橋下徹も「契約書に判子は押してないですよ~」と笑顔を見せていた。 ^ これがきっかけで公式の場でもトップ会談が組まれ、意見交換が行なわれていた。 ^ “橋下徹”. 朝日新聞社 (2012年1月5日). 2010年6月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年3月19日閲覧。 ^ “弁護士紹介 橋下徹”. 弁護士法人橋下綜合法律事務所. 2016年3月19日閲覧。 ^ 2014年3月23日の出直し選挙で再選したため、実質的な任期は1期 ^ 『g2』2010年12月、森功「同和と橋下徹」p.32 - 33 ^ 2015/10/02 時事通信 ^ “橋下 徹 オフィシャルウェブサイト”. hashimoto-toru.weblogs.jp. 2023年8月2日閲覧。 ^ “【橋下徹研究・再録 第1部】口達者のハシゲ(2)母子家庭の過去 ぽっかり空いた“父”の存在”. 産経新聞. 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