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新海誠の情報 (しんかいまこと)
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【6月17日】今日誕生日の芸能人・有名人

新海誠の情報(しんかいまこと) アニメ演出家 芸能人・有名人Wiki検索[誕生日、年齢、出身地、星座]

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新海 誠さんについて調べます

■名前・氏名
新海 誠
(読み:しんかい まこと)
■職業
アニメ演出家
■新海誠の誕生日・生年月日
2月9日
水瓶座(みずがめ座)
■出身地・都道府県
長野出身

新海誠と同じ2月9日生まれの有名人・芸能人

新海誠と同じ出身地長野県生まれの有名人・芸能人


新海誠と関係のある人

山口つばさ: 彼女と彼女の猫(『月刊アフタヌーン』2016年4月号 - 7月号、全1巻)※原作:新海誠


山田尚子: アニメーション監督の新海誠は『映画 聲の形』を激賞し、「上品で端正な演出は、真似したくてもとても真似られそうもない」と評している。


新津ちせ: 2017年3月公開の映画『3月のライオン』に新海誠の娘であることを伏せてオーディションに合格し、川本三姉妹の末っ子・モモ役で出演。主演の神木隆之介や原作者の羽海野チカら関係者には知らされぬまま撮影に臨み、クランクアップ後に新海誠の娘であることが明かされ話題を呼ぶ。


佐原ミズ: 雲のむこう、約束の場所 - 原作:新海誠、『月刊アフタヌーン』にて連載、2006年2月号 - 10月号までを最後に休載。


石田衣良: 」に対して、「(監督の新海誠は)楽しい恋愛を高校時代にしたことがないんじゃないですか。


上白石萌音: 新海誠監督とは、『君の名は。


三坂知絵子: 夫はアニメーション監督の新海誠、娘は子役の新津ちせ。


桑原彰: 11月11日公開の新海誠監督のアニメ映画「すずめの戸締まり」の音楽を担当。


山崎まさよし: 2007年(平成19年)、短編アニメーション映画『秒速5センチメートル』(監督・新海誠)の主題歌に「One more time, One more chance」が使用される。


桑原彰: 』と同様に全編の音楽を担当した、新海誠監督のアニメーション映画『天気の子』が公開され、サウンドトラック『天気の子』を同日発売した。


醍醐虎汰朗: 2019年公開の新海誠監督の長編アニメーション映画『天気の子』のオーディションで、2000人の中から主人公・森嶋帆高役に選ばれる。


乙骨淑子: 星を追う子ども - 監督の新海誠は本作の制作のきっかけに、『ピラミッド帽子よ、さようなら』を挙げている。


乙骨淑子: 『ピラミッド帽子よ、さようなら』理論社、1981年 - 復刻版(2010年)、ソフトカバー版(2017年)(復刻版解説は最首悟、ソフトカバー版解説は新海誠)。


井川瑠音: 新海誠監督原作舞台『雲のむこう、約束の場所』(4月20日 - 24日、東京国際フォーラム ホールC / 5月2日、NHK大阪ホール) - 米軍兵士 吉澤梨子 役


水橋研二: “新海誠監督の名作「秒速5センチメートル」がオーディオブック化!水橋研二らオリジナルキャストが朗読を担当!”.


梅原裕一郎: アニメでは新海誠の『言の葉の庭』に感銘を受けたことから、彼の監督作品に出演するのが夢だと語っている。


バッドナイス常田: 趣味は映画鑑賞(特に細田守作品、新海誠作品、M・ナイト・シャマラン作品、ピクサー作品、サスペンス映画)。


大木民夫: 80歳を超えても精力的に活動を続け、新海誠監督の『星を追う子ども』(2011年)や細田守監督の『おおかみこどもの雨と雪』(2012年)などのアニメーション映画、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』(2010年)や『ホビット 決戦のゆくえ』(2014年)といった劇場公開用の吹き替えに出演。


森七菜: 同年12月に行われた新海誠によるアニメーション映画『天気の子』製作発表会見にて、ヒロイン天野陽菜役に2,000人以上の主人公とヒロインの声優オーディション参加者の中から抜擢されたことが明らかになった。


竹岡美穂: ほしのこえ The voices of a distant star(原作:新海誠 / 著:大場惑 / メディアファクトリー / MF文庫ダ・ヴィンチ)


柳沼行: そのため、『コミックフラッパー』誌上での新海誠監督との対談では新海監督の言っている事が聞き取れず、生返事をしていたという(対談掲載号のコラムより。


松尾駿: 新海誠


上白石萌音: 監督の新海誠は、彼女の声優としての技術や声にのせられる情報量のすごく多い人と高く評価している。


板野一郎: その流れは2000年代以降においても見られ、『ほしのこえ』を個人制作した新海誠は、「『マクロスプラス』や『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』をコマ送りで見てメカアクションの参考にした」と述べている。


武田祐介: 』と同様に全編の音楽を担当した、新海誠監督のアニメーション映画『天気の子』が公開され、サウンドトラック『天気の子』を同日発売した。


南里侑香: 作品を手掛けた監督の新海誠は、デモテープを多数聞いた中から第一希望で南里に出演依頼を出しており、その理由について「手の届かない、初恋の象徴のようなイメージにぴったりだった」と語っている。


熊木杏里: 2011年5月公開、新海誠監督のアニメ映画『星を追う子ども』の主題歌に「Hello Goodbye & Hello」が採用される。


タテタカコ: 遠い日 (信濃毎日新聞 TVCMソング 映像制作:新海誠) 


岩井俊二: ふたりに見えているこの空の下 新海誠×岩井俊二(2020年4月5日放映、日本映画専門チャンネル、出演)


新津ちせ: 2010年5月23日、アニメ監督の新海誠と女優の三坂知絵子の間に誕生。


新海誠の情報まとめ

もしもしロボ

新海 誠(しんかい まこと)さんの誕生日は2月9日です。長野出身のアニメ演出家のようです。

もしもしロボ

作風、人物などについてまとめました。卒業、子役、父親、母親、退社、映画、現在、ドラマに関する情報もありますね。去年の情報もありました。

新海誠のプロフィール Wikipedia(ウィキペディア)

新海 誠(しんかい まこと、本名:新津 誠〈にいつ まこと〉、1973年〈昭和48年〉2月9日 - )は、日本の脚本家、アニメーター、アニメーション監督、小説家。コミックス・ウェーブ・フィルム所属。長野県南佐久郡小海町出身。中央大学文学部卒業

アメリカ合衆国の雑誌『バラエティ』は、2016年に新海を「注目すべきアニメーター10人」のうちの1人に挙げている。2019年、第1回野間出版文化賞受賞。2023年、第73回芸術選奨文部科学大臣賞受賞。

妻は女優の三坂知絵子、娘は子役の新津ちせ。

長野県南佐久郡小海町に出生。実家は1909年創業の建設会社(ゼネコン)を代々営む新津組。1947年に株式会社として設立されたのち、3代目にあたる父親が代表取締役社長に就任し、年商70億円ほどの規模に成長させた。父いわく、新海の母も絵を描いており、県の美術展に入選することもあったという。

読書体験は本を読むのが好きだった母親の書棚からのもので、子供の時からSFや宇宙関係のものが好きで、学研の『宇宙のひみつ』や『月世界旅行』、『失われた世界』、『ホーキング、宇宙を語る』、アーサー・C・クラーク、アイザック・アシモフ等が愛読書だったほか、当時まだ珍しかったパソコンを買い与えられ遊んでいた。

部活動では、小学校時代はスピードスケート部に所属し、早朝から松原湖で練習に励んでいたという。中学では男子バレーボール部部長を務めた。高校では弓道部に所属。大学在学中は童話サークルに所属して絵本の制作活動をした。特別何かに秀でた存在ではなかったが、学級委員や生徒会といった役を押し付けられるタイプだったという。

片道40分かけて小海線で通った長野県野沢北高等学校を1991年に卒業したあと上京し、埼玉県のJR武蔵浦和駅近くに居住した。

大学在学中に、アルバイトとして立川市のゲーム会社、日本ファルコムで働き始める。1996年に中央大学文学部文学科国文学専攻を卒業後は、4代目として家業を継ぐための修業として、父親の紹介を受けた都内の住宅メーカーに勤める予定だったが断り、アルバイト先の日本ファルコムに正式に入社。

ゲーム開発部門への配属を希望したが叶わず、創業者加藤正幸会長直轄のチームで、ロールプレイングゲームのパッケージ制作を担当し、キャッチコピーやパッケージビジュアルの作成、画像の選定などを行った。同社のパソコンゲーム『英雄伝説 ガガーブトリロジー』『イースIIエターナル』などのオープニングムービーを制作する。

その傍らで業務のためパソコンで本格的に絵を描くようになったことをきっかけに自主制作アニメーションを制作するようになる。1998年に『遠い世界』でeAT'98にて特別賞を、2000年に『彼女と彼女の猫』でプロジェクトチームDoGA主催の第12回CGアニメコンテストでグランプリを獲得した。

会社員時代は、夜中に帰宅したあと午前3時頃までアニメーション制作を行い、6時に起床し出社するというような生活を送っていたが、2001年初夏の頃に5年間勤めた日本ファルコムを退社退社したひとつの理由として、「日本ファルコムで作っていた映像がファンタジー世界であり、自分が暮らしている世界はそれとは全く別。自分の生活に密接したものを表現したかったから。」と述べている。元々高校生が好きで「高校生女子」を題材にしたアニメーションを創りたいと思っていた。

日本ファルコム退社直後にアダルトゲームブランド・minoriから依頼を受け、同ブランドのデビュー作『BITTERSWEET FOOLS』のオープニングアニメーションを制作。以降、2008年までminori制作のゲーム5作品でオープニングアニメーションを担当した。一方、2002年9月にサブカルチャー誌『新現実』創刊号に短編漫画作品「塔のむこう」を掲載した。さらに2003年、NHK『みんなのうた』でオンエアされた「笑顔」(歌:岩崎宏美)のアニメーションを担当した。

2002年、約25分のフルデジタルアニメーションの短編『ほしのこえ』を発表、小規模の劇場公開とDVDリリースで商業作品デビューを果たす。制作に集中するため会社を辞めて約8ヵ月間部屋にこもりながら、 監督・脚本・演出・作画・美術・3DCG・撮影・編集・声の出演とほとんどの作業を1人でこなし、自宅のパソコンを使って作り上げた。この「1人で作った」という制作手法が大きな話題を呼び、新海の名が世に知られるきっかけになった。またそのやり方が内省的なテーマの探求に対して最適なアプローチだったことで、多くの人々に作品が届いた。

映画としては下北沢トリウッドでのみ上映される単館上映作品だったが、ネット上の口コミによって話題を呼び、DVDは6万本以上の売り上げを記録した。 同作品は第1回新世紀東京国際アニメフェア21公募部門で優秀賞を受賞。他にも、第7回アニメーション神戸 作品賞(パッケージ部門)・第6回文化庁メディア芸術祭 特別賞・第34回星雲賞 メディア部門・第8回AMD Award BestDirector賞など多数の賞を受賞した。

2004年、初の長編作品となる『雲のむこう、約束の場所』を発表。この作品では1人ですべてを手がけることはなく、インディーズながらスタッフを集めて通常の商業アニメ作品のように制作した。また男女の恋愛に社会性を持った世界設定や専門的な科学知識を盛り込んだ難解な本格SFを織り込んだストーリーということもあって前作ほどの絶賛は浴びなかった。それでも新鮮さ・挑戦心を評価され、第59回毎日映画コンクールアニメーション映画賞を、宮崎駿監督の『ハウルの動く城』、押井守監督の『イノセンス』などを抑えて受賞した。このほか、カナダファンタジア映画祭 アニメーション映画部門銀賞、第36回 星雲賞 アート部門、韓国SICAF2005 長編映画部門優秀賞を受賞した。

2007年、短編3本の連作からなるオムニバス映画『秒速5センチメートル』を発表。心機一転、スタッフ数を絞って挑んだこの作品では、SF要素を取り入れた過去2作とは対照的に、「閉じた人間関係」をテーマに日常的な風景の描写に努めた。新海は、登場人物たちを美しい風景の中に置くことで「あなたも美しさの一部です」と肯定することにより誰かが励まされるのではないかと思っていたが、「ひたすら悲しかった」「ショックで座席を立てなかった」という感想が多く、その反省から第3話のラストを補完するかたちで初めての小説作品となる『小説・秒速5センチメートル』(メディアファクトリー、2007年11月刊)を書いた。

劇場公開後、単館上映でありながら半年に及ぶロングランを記録。アジア太平洋映画祭最優秀アニメーション映画賞、イタリアのフューチャーフィルム映画祭で最高賞にあたる「ランチア・プラチナグランプリ」を受賞した。

2011年、長編映画『星を追う子ども』を発表。それまでの作品とはかなり異なる作風であり、スタジオジブリ作品を思わせる造形のキャラクターによる冒険アクションファンタジーということで、メジャー挑戦のための勝負作だと見られたが、新海の「作家性」との齟齬も多く指摘された。新海自身も、「今回の『星を追う子ども』ではジブリ作品を連想させる部分が確かにあると思うのですが、それはある程度自覚的にやっているという部分もあります」と述べている。また、「日本のアニメの伝統的な作り方で完成させてみる」ことを個人的な目標とし、各作業を通常のアニメ同様、専門のスタッフに任せたという。しかしこれまでの作風との隔たりから、ファンからは賛否の分かれる形となり、ショックを受けた新海は熱を出して寝込んでしまうほどだった。ただ絵や話を作るだけでなく、プロデュースやマッチングの大切さを痛感したという。これ以降、アニメーション監督としてやっていくことを決意する。

新海作品としては初めて製作委員会方式をとり、公開劇場も増やしたが、映画興行的には失敗。新海の劇場映画としては唯一の赤字作品となっている。

第八回中国国際動漫節「金猴賞」優秀賞 受賞

第34回アヌシー国際アニメーション映画祭 長編コンペティション部門ラインナップ選出。

2013年、『言の葉の庭』を劇場公開。46分の中編で、公開と同時にDVDとブルーレイの販売が上映館で行われる特殊な興行形態という監督の立ち位置としては半歩後退したような作品だった。しかし、作品自体の良さもあり、最終的に1億5000万円の興行収入を得て、次作『君の名は。』の制作へと繋がった。

全国23館で料金は1000円均一ながら、公開3日間で興収3000万円というヒットを記録。CCOOの調査によると公開週のTwitterつぶやき数ランキングでは2位と大差をつけて1位になった。以降、評判が広まり2007年の『秒速5センチメートル』の観客動員数を10日間で突破し、2011年の『星を追う子ども』の動員数も14日間で更新した。劇場上映は当初3週間の期間限定の予定だったが、多くの劇場で上映延長が決定。7月の中旬から全国16館でセカンド興行も行われた。9月30日をもって劇場公開が終了し、累計12万人以上を動員した。最終興収は推定1億5000万円。

カナダ・モントリオール ファンタジア国際映画祭 今敏賞 / 劇場アニメーション部門 観客賞 受賞

第18回アニメーション神戸賞 作品賞・劇場部門 受賞

iTunes Store 「iTunes Best of 2013“今年のベストアニメーション”」 選出

ドイツ シュトゥットガルト国際アニメーション映画祭「ITFS」長編映画部門 最優秀賞 受賞

2016年、『君の名は。』を発表。東宝系で全国公開されたこの映画は、日本映画で2番目の興行収入(当時)を稼ぎ出し、新海を国民的アニメ監督のポジションに押し上げた。プロデューサーを務めた東宝の川村元気は本作を「新海監督の『ベスト盤』」と呼び、それまでの新海作品の「美麗な風景に託した思春期の純真な心情」「音楽とリズミカルな映像変化のマッチング」「日本古来の伝統美とファンタジーの融合」などの全ての要素を注入した作品という前提で制作された。スタッフの布陣も、キャラクターデザインにTVアニメ『とらドラ!』『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』で知られる田中将賀、作画に『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』の作画監督を務めた安藤雅司を配し、主題歌・挿入歌にはRADWIMPSが起用されるなど、エンターテインメント性が強化されている。

8月26日の公開から28日間で動員774万人、日本のアニメーション監督としては宮崎駿に続いて2人目となる興行収入100億円の大台を突破した。2016年11月27日までの94日間で興行収入194億円超えを記録。最終興行収入は250.3億円にまで上り、日本映画としては歴代3位、日本国内で公開された映画としては歴代5位の記録を打ち立てた。中国やタイなどのアジア圏、ヨーロッパ圏においても大人気の映画となった。また、原作本として自身が執筆した『小説 君の名は。』も、文庫の週間売上ランキングで8週間1位をキープしたまま100.9万部を突破し、ミリオンを達成、角川文庫の「カドフェス杯2016」総合第1位に選出された。

第49回シッチェス・カタロニア国際映画祭 アニメ作品部門 最優秀長編作品賞 受賞

第60回BFIロンドン映画祭 Official Competition ノミネート

第18回プチョン国際アニメーション映画祭 長編コンペティション部門 優秀賞・観客賞 受賞

ニュータイプアニメアワード 2015 - 2016 作品賞(劇場上映部門)1位

第42回ロサンゼルス映画批評家協会 長編アニメーション賞 受賞

第29回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞 監督賞

VFX-JAPANアワード2017 劇場公開アニメーション映画部門最優秀賞

イタリア、トリノにて行われた『カートゥーンズ・オン・ザ・ベイ プルチネルラ賞2017』にて監督賞・脚本賞、コミックスウェーブフィルムがスタジオオブザイヤーを受賞。

2019年7月19日に『天気の子』が公開。前作『君の名は。』から3年ぶりとなる、7作目の劇場用アニメーション映画。公開から3週連続興行収入1位を獲得した。公開から34日目で動員751万人、前作『君の名は。』に続いて興行収入100億円の大台を突破した。8月26日には、アニメ作品として1998年度の『もののけ姫』(宮崎駿監督)以来となる第92回米国アカデミー賞国際長編映画賞部門(旧外国語映画賞)日本代表の出品作品に決定した。最終興行収入は142.3億円となった。また、原作本として自身が執筆した『小説 天気の子』も、相次ぐ重版で65万部を突破し、年間ベストセラー文庫本の1位となった。

第13回アジア太平洋映画賞 最優秀アニメーション賞 受賞

第44回報知映画賞 アニメ作品賞 受賞

第43回日本アカデミー賞 最優秀アニメーション作品賞 受賞

2022年11月11日に『すずめの戸締まり』が公開。前作『天気の子』から3年ぶりとなる、8作目の劇場用アニメーション映画。公開から3週連続1位を記録。公開から45日目で動員745万人、『君の名は。』『天気の子』に続いて興行収入100億円を突破。公開87日で観客動員数1000万人突破。自身が執筆した『小説 すずめの戸締まり』は2022年8月24日に発売された。最終興行収入は歴代興収14位の147.9億円となった。

第73回芸術選奨文部科学大臣賞

VFX-JAPANアワード2023 劇場公開アニメーション映画部門最優秀賞

作風

圧倒的な映像美と繊細な心理描写で知られる監督。キャラクター同士が感情を伝える表現にセリフのやり取りや行動による作劇ではなく、推移していく空と雲などの風景や光、詩的に感情を吐露するモノローグ、そして劇中流れ続ける音楽を用いて作品をまとめ上げる。

最新のデジタル技術を駆使して生み出す、突き抜けるような青空や満天の星空、美しい日本の山間部の自然、実在する建物や看板などを含めた大都会など、緻密な風景描写が特徴。その実写以上に美しく切り取られた風景描写が新海作品の魅力のひとつとなっている。

もう一つの特徴である光の表現は、子どもの頃にCGを見た時に光源と物体、反射光の関係に驚き、それについて深く考えるようになったことで生まれた。その経験から、光源の設定やデジタルフィルタによる様々なエフェクトや効果の追加、被写界深度の調整など様々なことができるデジタル撮影の特性を生かして作家性を確立した。

新海作品では作品ごとに実在する場所をモデルとして使用し、それは全国に点在している。アニメファンはアニメの舞台となった土地を「聖地」と呼び、その場所を特定して訪れることを「聖地巡礼」というが、その「聖地巡礼」ブームに火をつけた決定的作品は2016年公開の『君の名は。』だった。「聖地巡礼」と呼ばれる観光スタイルは、観光収入の増加など舞台となった土地に経済効果をもたらすが、一方で観光客の私有地への侵入やゴミのポイ捨て、器物破損などの迷惑行為が問題にもなっている。このように現在のアニメーションは実在する場所の風景と呼応し、現実世界のありように強い影響を与える表現となっているが、新海はそのことに最も自覚的なアニメ作家の一人である。

アニメーションとしては珍しく、新海作品にはキャラクターの靴や服などに、実在するブランドの商品やロゴが登場する。これはプロダクトプレイスメントによる作中に登場した企業やその製品の宣伝効果を狙ったものではなく、現代の日本をリアルに切り取る作品世界の表現として、現実の商品をなるべくそのまま使っている。

デビュー作以来、「関係性が定まる前に相手を失う」という形で描かれる喪失感というモチーフを繰り返し用いている。同じことをやりたくないという監督もいるが、新海は得意なものであればためらうことなく繰り返してみるという。

星野之宣や五十嵐大介にも影響を受けた日本の風土や民俗学とグレッグ・イーガンやアーサー・C・クラークなどのSF的要素がミックスされた「SF民俗伝奇物」のような物語とボーイ・ミーツ・ガールのドラマを組み合わせた作品が多い。

『星を追う子ども』は古事記、『言の葉の庭』は万葉集、『君の名は。』は小野小町の和歌と、日本の古典の要素を取り入れることが多い。

映画の設計図といえる絵コンテは紙に鉛筆で描くのが一般的だが、新海はパソコンで描く。さらに自らセリフを声に出して吹き込んで絵コンテならぬ動画(ビデオ)コンテとして仕上げる。その後、それをもとに、スタッフたちがキャラクターや背景などを分業で描く。

技術面での新海の作家性は、撮影(デジタル・コンポジット)へのこだわりに表れる。デビューから一貫して自身の作品の撮影監督を務め、本人もそのこだわりを認めている。色と光のコントロールを撮影セクションで行うことで自身の映像の個性を際立たせている。新海映画の代名詞の一つである雨の描写も撮影エフェクトに負う点が大きい。雨に関する表現は作画チームではなく撮影チームで行っている。しかし、CGのような物理シミュレーションからの技術ありきのアプローチではなく、セルアニメーションの延長線上で表現しようとした。

『君の名は。』までは撮影にクレジットされていたが、プロダクションの規模が拡大して監督の作業量が増えた『天気の子』で初めて撮影のクレジットから外れた。

『天気の子』からは、自身はディレクションに徹してスタッフの個性を活かす志向を強めた。それまで同様、動画コンテは作られたものの、自らのイメージを押し通すのではなく、コンテを叩き台にして出来るだけ周囲の意見を聴いてアイデアを取り入れていく方針をとった。

映画監督になりたい」と思ったことはない。アニメの制作動機としてはまず"技術"があり、パソコンがなければ映画は作っていなかったという。「自分は絵を描く人間ではないという感覚がずっとある」と言い、自身を「絵というよりも『言葉』『音』の人間」と自己分析する。動画コンテも「セリフを読み上げ、そのリズムに絵をはめていく感覚」で作る。

全作品を通して「新海ワールド」とも称される風景描写の緻密さ・美しさが特筆される。これについて本人は、「思春期の困難な時期に、風景の美しさに自分自身を救われ、励まされてきたので、そういう感覚を映画に込められたら、という気持ちはずっと一貫して持っている」といった旨の発言をしている。

オリジナル映像作品のほぼすべてに英語のサブタイトルを付しており、少年と少女の恋愛をテーマにした作品が多い。代表作とされる『ほしのこえ』『雲のむこう、約束の場所』『秒速5センチメートル』の3作は、いずれも主人公の2人の心の距離と、その近づく・遠ざかる速さをテーマとしたものである。

その作風や世界観に惹かれ、新海作品への出演を熱望する演者も多い。これまで主演を演じた入野自由、花澤香菜、神木隆之介などはいずれも新海作品のファンであることを公言している。

複数の作品にまたがって起用されるキャストが多い。以下はその例。

    井上優(『秒速5センチメートル』『言の葉の庭』『君の名は。』)

    入野自由(『星を追う子ども』『言の葉の庭』)

    神木隆之介(『君の名は。』『天気の子』『すずめの戸締まり』)

    上白石萌音(『君の名は。』『天気の子』)

    谷花音(『君の名は。』『天気の子』)

    寺崎裕香(『秒速5センチメートル』『猫の集会』『星を追う子ども』『言の葉の庭』『君の名は。』)

    成田凌(『君の名は。』『天気の子』)

    花澤香菜(『言の葉の庭』『君の名は。』『天気の子』『すずめの戸締まり』)

    花村怜美(『秒速5センチメートル』『だれかのまなざし』)

    平野文(『言の葉の庭』『だれかのまなざし』)

    前田剛(『雲のむこう、約束の場所』『猫の集会』『星を追う子ども』『言の葉の庭』)

    水野理紗(『雲のむこう、約束の場所』『秒速5センチメートル』『星を追う子ども』『言の葉の庭』)

    悠木碧(『君の名は。』『天気の子』)

    音響監督には、山田陽を起用することが多い。

    作品の舞台として新宿を採り上げるのが多いことについて、新海は1992年頃に上京して最初に行った街で当時は東京都新都庁舎が完成し、当地を舞台としたアニメ『シティーハンター』が放映されていて勢いがあり、憧れがあったことを理由として挙げている。

    人物

    猫が好き。『雲のむこう、約束の場所』の制作中に保護した猫には、当該作品のヒロイン「佐由理」の名前から「サユリ」と名付けた。『すずめの戸締まり』制作中の2021年4月に保護猫2匹を迎え、ヒロイン「鈴芽」とその母「椿芽」の名前から「すずめ」「つばめ」と名付けた。

    新宿近辺の景色が気に入っており、『雲のむこう、約束の場所』『秒速5センチメートル』『君の名は。』『天気の子』などの作品で何度も描いている。

    孤独感を描いた作風とは対照的に本人はサービス精神が旺盛な性格で、海外の舞台挨拶などで観客の心を掴むのがうまいという。氷川竜介は、新海の学生時代の留学経験もその理由の一つではと分析する。長年新海に連れ添っているプロデューサーの川口典孝も、新海は「自己満足なことを絶対にやらない(中略)本当にお客さんのことを考えている」タイプだと話す。

    好きなアニメに『とらドラ!』を挙げていて、釘宮理恵を好きな声優の1人に挙げているほか『Cut』2013年7月号で長井龍雪(監督)と対談したことがある。また、CM「クロスロード」および映画『君の名は。』『天気の子』では田中将賀(作画監督)とタッグを組んで制作した。

    村上春樹に強い影響を受けていると公言している。特に『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を思い入れのある作品として挙げている。アイザック・アシモフ 、ロバート・A・ハインライン、アーサー・C・クラーク 、コニー・ウィリスなどの古典SFのファンで、初期作品ではオマージュとして影響が強く現れている。学生時代は宮沢賢治を研究対象としていたが、あまり興味が持てず惹かれなかったという。

    自作品の台詞回しを、深夜に書いたポエムのようであると語っており、それでもパッケージとして表現すれば恥ずかしさはないと語る。

    『天空の城ラピュタ』に、「雲の見方を変えられた」と公言している。

    2008年1月中旬から2月中旬にかけて、ヨルダン(アンマン)、カタール(ドーハ)、シリア(ダマスカス)にて、現地のクリエイターを対象としたデジタルアニメーション制作のワークショップを行った。ワークショップ終了後は1年ほどロンドンに滞在、2009年4月日本に帰国した。2012年にはこの中東でのワークショップ開催により、「世界で活躍し『日本』を発信する日本人プロジェクト」で選出され、内閣府国家戦略室の担当大臣古川元久から感謝状が贈られた。

    2018年6月25日、アカデミー賞を主催している映画芸術科学アカデミーは、新海をアカデミー会員に招待した。

2024/06/11 02:00更新

shinkai makoto


新海誠と同じ誕生日2月9日生まれ、同じ長野出身の人

市川 春代(いちかわ はるよ)
1913年2月9日生まれの有名人 長野出身

市川 春代(いちかわ はるよ、1913年2月9日 - 2004年11月18日)は、日本の映画女優、歌手。出生時本名は同じ、結婚後の本名は加々良 春代(かがら はるよ)。戦前のサイレント映画時代から始ま…

土屋 隆(つちや たかし)
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土屋 隆(つちや たかし、1940年2月9日 - )は、日本の実業家。東ソー代表取締役CEO(会長)。長野県松本市出身。 伝記の記載を年譜形式のみとすることは推奨されていません。人物の伝記は流れの…

山田 勝文(やまだ かつふみ)
1951年2月9日生まれの有名人 長野出身

山田 勝文(やまだ かつふみ、1951年(昭和26年)2月9日 - )は、日本の政治家。元長野県諏訪市長。 諏訪市出身。昭和49年(1974年)工学院大学卒業後、養蜂業を営む。平成11年(1999…

笹原 操希(ささはら みさき)
2004年2月9日生まれの有名人 長野出身

笹原 操希(ささはら みさき、2004年2月9日 - )は、長野県長野市出身のプロ野球選手(外野手・育成選手)。右投右打。読売ジャイアンツ所属。 長野市立裾花小学校3年生の時に長野南リトルで野球を…

為永 幸音(ためなが しおん)
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為永 幸音(ためなが しおん、2004年2月9日 - )は、日本の歌手、アイドル、女優で、ハロー!プロジェクトに所属する女性アイドルグループ・アンジュルムの9期メンバー。ニックネームはためちゃん、ため…


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新海誠と近い名前の人

新海 丈夫(しんかい たけお)
1946年1月15日生まれの有名人 長野出身

新海 丈夫(しんかい たけお、1946年1月15日 - )は、長野県出身の俳優。いくよ事務所所属。劇団NLT出身。身長175cm。 刑事ドラマなどで悪役を演じた。 人造人間キカイダー (1972…

新海 洋子(しんかい ひろこ)
1958年2月13日生まれの有名人 東京出身

新海 洋子(しんかい ひろこ、1958年2月13日 - )は、日本棋院所属の囲碁の女流棋士。東京都出身。岩本薫九段門下。 1969年に父に碁会所へ連れて行かれ囲碁に興味を持つ。1971年、父の薦め…

新海 幸藏(しんかい こうぞう)
1904年2月29日生まれの有名人 秋田出身

新海 幸藏(しんかい こうぞう、1904年2月29日 - 1976年2月17日)は、秋田県河辺郡新屋町 (現秋田市新屋)出身で出羽海部屋(入門時は入間川部屋)に所属した大相撲力士。本名は中野 幸藏(な…

新開 さやか(しんかい さやか)
1972年6月20日生まれの有名人 秋田出身

6月20日生まれwiki情報なし(2024/06/17 05:36時点)

新海 征治(しんかい せいじ)
1944年7月5日生まれの有名人 福岡出身

新海 征治(しんかい せいじ、1944年7月5日 - )は、日本の化学者、工学博士。九州大学名誉教授。現九州大学高等研究院特別主幹教授、崇城大学教授、九州先端科学技術研究所所長。 専門は多岐に渡るが…

新海 里奈(しんかい りな)
1992年8月1日生まれの有名人 愛知出身

SKE48(エスケーイー フォーティーエイト)は、日本の女性アイドルグループ。名古屋市・栄に有する専用劇場を拠点として中京圏を中心に活動している。秋元康が総合プロデュースを手掛けるAKB48グループの…

新開 陽一(しんかい よういち)
1931年10月3日生まれの有名人 大阪出身

新開 陽一(しんかい よういち、1931年10月3日 - )は、日本の経済学者。大阪大学名誉教授。日本学士院会員。専門はマクロ経済学と国際経済学。経済学博士(大阪大学、1960年)。大阪府堺市出身。 …

神海 英雄(しんかい ひでお)
1982年7月27日生まれの有名人 群馬出身

神海 英雄(しんかい ひでお、1982年7月27日 - )は、日本の漫画家。群馬県前橋市出身。 小学校は前橋市の市立学校に通う。一時期、サッカーを嗜んでいた。また群馬交響楽団の「移動音楽教室」で音…

新海 まき(しんかい まき)
1998年3月3日生まれの有名人 神奈川出身

新海 まき(しんかい まき、1998年3月3日 - )は、日本のグラビアアイドル。元フィット所属。神奈川県出身。 アイドル活動(アイドル P.IDL、ダンスボーカルグループ BYME、J-ロック系ア…

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