もしもし情報局 > 1932年 > 4月8日 > 俳優

露口茂の情報 (つゆぐちしげる)
芸能人・有名人Wiki検索(誕生日、出身地)

【6月26日】今日誕生日の芸能人・有名人

露口茂の情報(つゆぐちしげる) 俳優 芸能人・有名人Wiki検索[誕生日、年齢、出身地、星座]

  • Google+でシェア
  • はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア
もしもしロボ

露口 茂さんについて調べます

■名前・氏名
露口 茂
(読み:つゆぐち しげる)
■職業
俳優
■露口茂の誕生日・生年月日
1932年4月8日
申年(さる年)、牡羊座(おひつじ座)
■出身地・都道府県
東京出身

(昭和7年)1932年生まれの人の年齢早見表

露口茂と同じ1932年生まれの有名人・芸能人

露口茂と同じ4月8日生まれの有名人・芸能人

露口茂と同じ出身地東京都生まれの有名人・芸能人


露口茂と関係のある人

広橋涼: 当時は声優に疎かったが、海外ドラマの『シャーロックホームズの冒険』が好きであり、シャーロック・ホームズの吹き替え担当していた露口茂に憧れていた。


ジミー時田: B面の台詞は露口茂)


木村元: 終着駅シリーズ-露口茂版(1990年 - 1994年、東映) - 平林刑事課長(警視庁新宿西警察署刑事課・牛尾正直刑事の上司)


小野寺昭: 匿名で番組係宛てに送られてきた脚本を基にした「鶴が飛んだ日」(第79話・1974年1月18日放送)では、犯人によって麻薬中毒にされた殿下が実際に露口茂演じる山さんと本当に手錠につながれ、手首を血だらけにして暴れまわった迫真の演技が大きな反響を呼んだ。


能村庸一: 「裏切りの報酬 追放者・九鬼真十郎」(露口茂 主演)


太地喜和子: 1970年代半ばには、大河ドラマ『風と雲と虹と』で共演した俳優の露口茂の名前を理想の男性として挙げていた。


夏樹静子: 暗い循環(1982年5月11日、主演:露口茂


片岡鶴太郎: 2時間サスペンスドラマの主役として出演する機会が多く、露口茂から引き継いだ「終着駅シリーズ」での牛尾刑事役は当たり役となった。


大山のぶ代: 養成所での同期には、水野久美、露口茂、井川比佐志、山本學、藤岡重慶、田中邦衛がいる。


潮哲也: また、共演者である露口茂や近藤洋介たちと仲良くなり、撮影休みの際は出演者同士でゴルフに出かけていた。


上田忠好: 同期には田中邦衛、露口茂、山本學、藤巻潤、大木正司、井川比佐志、藤岡重慶らがいた。


池広一夫: その後、映像京都からも離れ、1990年に土曜ワイド劇場内で放送がスタートした、露口茂・主演(1996年からは片岡鶴太郎主演)『終着駅』シリーズで監督(作品によっては脚本も兼任)を務め、2022年に放送された最終作まで一貫して監督を務めた。


勝野洋: 余裕が出てくると露口茂の演技に感銘を受けたという。


能村庸一: 「怪談津の国屋 半七捕物帳」(露口茂 主演)


山本學: 当初は建築家の父を継ぐつもりであったが、たまたま見た芝居の舞台装置に興味を持ち、弟・山本圭の友人だった東野英心の父・東野英治郎に相談し、1955年に俳優座養成所第7期生となる(同期は水野久美、大山のぶ代、富士真奈美、井川比佐志、露口茂、田中邦衛)。


小野寺昭: 1988年放映の金田一耕助『三つ首塔』では、露口茂と『太陽にほえろ!』以来約8年ぶりに共演した。


大木正司: この時の同期生に、上田忠好、田中邦衛、露口茂、藤岡重慶、井川比佐志、山本學、藤巻潤らがいる。


ホーン・ユキ: 1983年、露口茂主演の時代劇スペシャル「裏切りの報酬 追放者・九鬼真十郎」への出演を最後に、芸能界の第一線から退いた。


田中邦衛: 第7期生の同期には井川比佐志・露口茂・山本學・藤岡重慶・中町由子・水野久美らがいる。


藤岡重慶: 同期には田中邦衛、露口茂、山本學、井川比佐志らがいた。


露口茂の情報まとめ

もしもしロボ

露口 茂(つゆぐち しげる)さんの誕生日は1932年4月8日です。東京出身の俳優のようです。

もしもしロボ

声優として、『太陽にほえろ!』のエピソードなどについてまとめました。現在、引退、卒業、映画、ドラマ、テレビ、解散、事件に関する情報もありますね。今年の情報もありました。

露口茂のプロフィール Wikipedia(ウィキペディア)

露口 茂(つゆぐち しげる、1932年〈昭和7年〉4月8日 - )は、日本の俳優。東京府東京市生まれ(愛媛県 育ち)。 2024年現在は俳優業から引退状態にある。

身長175cm、血液型B型。愛称は露さん、露口ちゃん。

現在の東京都で生まれるが、太平洋戦争の影響で両親の故郷である愛媛県松山市に疎開し、同所で育つ。愛媛県立松山東高等学校卒業。一学年下には俳優・映画監督の伊丹十三や作家の大江健三郎がいる。高校時代は水泳、陸上やラグビー(ポジションはウイング)もやり、バスケットボール部で国体代表候補になるほどの腕前であった。愛媛大学文理学部人文学科甲(文学課程英語・英文学専攻)に通いながら、NHK松山放送劇団の劇団員として主にラジオドラマ(オーディオドラマ)などで活動した。

先輩に誘われて愛媛大学を2年で中退し、1955年に劇団俳優座演劇研究所付属俳優養成所に第7期生 として入所、井川比佐志、田中邦衛、藤岡重慶、山本學らと同期となった。同期の田中邦衛とポスター張りなどのアルバイトをする。田中邦衛は『週刊文春』2001年5月31日号の阿川佐和子との対談の中で露口について、「露さんは俳優座養成所の女子生徒みんなに『露口さん、おリンゴ食べる?』なんて言われて、俺たちは『なぁ〜にが、おリンゴだよ』なんて言って(笑)」とエピソードを語っている。1957年にNHKのテレビドラマでデビュー、1958年俳優座養成所を卒業、「劇団新人会」 に入団。

1959年、古川卓巳監督の日活映画『逃亡者』で映画デビューを果たし、同年には映画『女子大学生 私は勝負する』にも出演したが、劇中の水着のシーンに問題があるとして、たった一日で上映が打ち切られた。その後、劇団新人会を退団して1960年に小沢昭一らと共に「劇団俳優小劇場」 を旗揚げに参加、1962年には今村昌平作、演出、脚本の舞台「パラジ-神々と豚々」に北村和夫らと共に出演した。1971年に劇団俳優小劇場は解散。後に田村企画所属(共に劇団俳優小劇場に在籍して、『木曽街道いそぎ旅』で共演の山口崇、『太陽にほえろ!』でボンを演じた宮内淳と同事務所) となり、その後、露口茂事務所 を創立した(のちに閉鎖)。

舞台を中心に活動する一方、山田洋次監督の『霧の旗』、今村昌平監督作品、日活映画などやテレビドラマで、悪役、犯人役、好青年まで幅広く演じる、個性派の性格俳優として売れっ子になった。

1964年:今村昌平監督『赤い殺意』に出演、主演の春川ますみ演じる人妻を強姦し、やがて心臓病で死ぬアクの強い役を好演、一躍注目された。同年の中島貞夫監督の映画『くノ一化粧』では主演を務めた。

1966年:吉田喜重監督の『女のみづうみ』と成沢昌茂監督の『四畳半物語 娼婦しの』の演技により、第12回ホワイト・ブロンズ賞助演男優賞を受賞した。

1967年:今村昌平監督ドキュメンタリー映画『人間蒸発』に事件を追うレポーター役で出演。蒸発した男の行方を追う内容であり、蒸発した男の妻で出演者である一般人の女性と男の行方を追ったが、その女性が次第に露口に思いを寄せるようになるというハプニングが起こった。また今村から蒸発した大島を演じろと言われた露口は困惑して、しまいには精神的に疲れ果て俳優ではなく素人のようになってしまった、と今村が後に語っている。

1969年:TBS時代劇『水戸黄門』第一部に出演。東野英治郎演じる水戸黄門の命を狙う刺客、古川兵庫を演じた。また同年、五社英雄の『ジキルとハイド』に出演したが、難解な内容と暴力シーンの多さからスポンサーが付かず、一旦お蔵入りとなった。

その他『あゝ君が愛』(1967年、松竹、監督:野村芳太郎) 台本5ページ、出演者欄に露口の名前の記載があり、立て看板用のポスターにも名前が記載されているが、映画情報サイトなどでは出演者として名前の確認が出来ない。

1971年:NHKの連続テレビ小説『繭子ひとり』では、主人公に大きな影響を与え、男の優しさと悲しさを持った魅力的な男性像である北川編集長役を演じて絶大な人気を博し、NHK朝ドラ久々のクリーンヒットと言われた同作の立役者となる。

1972年7月から1986年4月までの13年9ヶ月間、691話にわたって、刑事ドラマ『太陽にほえろ!』で露口の代表作ともなった山村精一警部補(落としの山さん)を演じた。以降しばらく『太陽にほえろ!』のスケジュールのため約10年間映画から遠ざかり、テレビのみの活躍となった。

1973年:大河ドラマ『国盗り物語』に出演。同ドラマの原作の一つとして取り入れられた、『梟の城』の主人公であり織田信長の命を狙う忍者・葛籠重蔵を演じた。この年『木曽街道いそぎ旅』にも山口崇とのダブル主演で出演、露口は、「三枚目で売り出したいと、事務所と話し合っていたときにこの役が来た。」と語り、演じる以上は最高に無口な、ニヒルな男を目指したという。

1974年:必殺シリーズ『暗闇仕留人』の石屋の大吉役のオファーを承諾したが、最終的には断った。当時多くの新聞、雑誌などには露口で決定とあり、露口版の設定は妻がいる設定であった。同年『編笠十兵衛』に小林平八役で出演。単なる悪役に収まらない、魅力的なキャラクターを演じた。1975年には『影同心』への出演も予定されていたようで、昭和49年12月28日のスポーツニッポン等には、渡瀬恒彦、金子信雄、旧知の仲の山口崇と並んで露口の名前がある。

1976年:大河ドラマ『風と雲と虹と』では、主役の加藤剛演じる平将門に好感を持つ一方で、彼の政治力への懸念と、坂東の大地を将門と朝廷との争いで荒廃させたくないとの判断から、最終回で涙を呑んで将門を弓矢で射殺す重要な役である、関東の豪族・田原(俵)藤太を演じた。なお、2016年の大河ドラマ『真田丸』で話題になった「黙れ小童!」というセリフは、『風と雲と虹と』と露口の大ファンであった脚本家の三谷幸喜がセリフを転用したもので、露口へのリスペクトを込めたものであった。

1980年:今村昌平監督『ええじゃないか』 で約10年ぶりとなる映画出演を果たし、キネマ旬報助演男優賞の候補者の一人にもなる。向田邦子原作のNHKドラマ『阿修羅のごとくパート2』で緒形拳の演じた里見鷹男の役を引き継いだ。

1981年:TBSドラマ『父母の誤算』では自身初の連続ドラマでの主役を務めた。

1982年フランスの映画情報誌Postif4月号今村昌平特集において、ええじゃないかの劇中写真が使用される形で桃井かおりと共に表紙を飾った。

1983年:TBSドラマ『誰かが私を愛してる』に出演。『週刊テレビ番組』昭和58年1月21日号のインタビューで「ヤマさんとは違う初のシティロマンドラマに大変気持ちが乗っている」こと、最初に話が来たのが前年の夏であったが、その後話が無く、企画が没になったかと思っていた頃、正式なオファーが来たことなどを語った、また撮影中、実際に外国人観光客からホテルマンと間違われることもあった。

1984年:五社英雄監督『北の螢』出演に際し役作りのため、『太陽にほえろ!』の劇中でも少し長髪になっている。

1986年4月:放映開始から約14年間ずっと山さん役で出演した『太陽にほえろ!』を、同年4月11日放送の第691話(スペシャル放送)「さらば! 山村刑事」の回を持って殉職という形でついに降板した。その前日の4月10日放送のワイドショー番組『ルックルックこんにちは』のインタビューに答え、山さんが好きであったこと、山さんを降りる寂しさ、そして山さんが重荷であったことを語った。 また雑誌にインタビューには「山さんを愛していたので淋しくなる。」と語った。当初山村刑事が栄転するという形が予定されていたが、露口の希望で殉職という形に変更された。 この変更について露口は「転勤で降板という形に対して山さんが首を横に振った。部下が殉職しているのに自分だけ生き残ることに山さんが違うと言った」と話していた。最後のシーンの撮影日(同年3月27日)には前年に太陽にほえろを降板した渡辺徹と太陽にほえろに出演中の地井武男も花を持って駆け付けた。

『太陽にほえろ!』以降はかなりの2時間ドラマの主演やスペシャルドラマなどに出演した。

1989年:フジテレビで放送された大地真央主演『女ねずみ小僧』に出演、現在までに、連続ドラマへの出演は最後ということになる。また番宣のため、フジテレビの『なるほど!ザ・ワールド』に大地らと出演した。

1992年: 人権問題啓蒙映画 『不意の旅人』では主演を務めた。

1994年:『土曜ワイド劇場』「森村誠一の終着駅シリーズ」第4作となる「碧の十字架」に主演、現在までに俳優として、最後の主演作で出演作である。

1995年:スタジオジブリの映画『耳をすませば』公開。バロンの声の吹き替えを務めた。これが俳優/声優として、現在まで最後の仕事である。

1990年代中期以降は終着駅シリーズを降板したり、2001年の今村昌平監督の映画『赤い橋の下のぬるい水』で北村和夫の演じた役などのオファーを受けたが断るなど表舞台からは遠ざかる。

1996年:『太陽にほえろ!』での露口の主演作からセレクトされたレーザーディスク・プロデューサーセレクション「山村刑事BOX」が販売された。

2001年:『週刊文春』2001年5月3・10日GW特大号の企画「あの人は同級生」で『太陽にほえろ!』についてインタビューに応じており、石原裕次郎の成城の自宅やハワイの別荘に誘われたが、一度も行かなかったことを後悔していること、一度だけ飲みに行ったこと、石原のレコードをもらったことなどを語った。

2009年:『週刊文春』8月13・20日夏の特大号のインタビューでは、元気であることや、良いオファーがあればまた出演を考える旨などを述べ、俳優復帰を期待させた。

2013年:『週刊女性』2013年5月14・21日合併号の企画「GW総力取材 '80年代に輝いていたあの芸能人の今でしょ!!」のインタビューでは、以前と変わらず、元気で普通の生活を送っているが、「役者として復帰は特に考えていません」と述べ、事実上俳優業から引退ととれる発言をした。また露口家に近い者の話として、オファーは多数あったが、復帰をしてまで演じたい役がなかったこと、今の時代に自分が演じたい役はないだろうと語っていた、とも記されている。

2019年、絶版になり、入手困難であった写真集『七曲署シリーズ 露口茂in太陽にほえろ!』が、復刊ドットコムで多数のリクエストを集め、復刊された。

「人生という多彩で、しかも底知れない奥行きを持ったドラマを演じきれる数少ない俳優のひとり」、「明るさの半面にねじ曲がった暗い影、小心さとふてぶてしさが同居するといった両極端の個性を演じられる俳優」、「内に情熱を秘めた静かな男を演じさせたら、露口茂ほど実在感を表現する役者はいない。」など、その演技力は高く評価された。

声優として

ラジオドラマや海外作品の吹き替え、劇場アニメーションなど、声優としての実績も豊富。『刑事コロンボ』の日本語版演出担当者によると、当初コロンボの声の吹き替えは、露口が第一候補とされていた。NHK放映の『シャーロック・ホームズの冒険』ではシャーロック・ホームズ(ジェレミー・ブレット)役を吹き替え、当たり役となった。

ジブリ映画『耳をすませば』でバロンの声を務めた。『COMIC BOX』1995年9月号のインタビューでは露口自身が「宮崎さんから依頼されたんですが、何しろアニメで、しかもネコの声をやるだけなんて初めてですし、こういうのはむしろ専門の方がいらっしゃるでしょうと、まずはお断りしたんですよ、宮崎さんと話しているうちにその魅力に引かれ、やはりこの宮崎さんとの貴重な出会いを大切にしたいなと思い、引き受けることにしました。」「なかなか自分で納得がいかないものですから、何度も自分からお願いして取り直させてもらったんです。何しろ猫である上に、全体のドラマの中でも核というか重要な役ですからね。台詞はほんの何行かですけどすごく重い、しかし重さを感じさせてはいけない。最後にようやく、まあこれならいいかと思える出来になりました。」と語っている。露口のアフレコは他出演者の約2倍の時間をかけて行われ、本名陽子はその俳優としてのこだわりに驚いたと語っていた。

『耳をすませば』の劇場パンフレットでは、ロマンや人の暖かさ、ぬくもり、優しさをメッセージとして折り込み、かつ斬新さを感じさせる宮崎の作品には是非出演したいという気持ちがあったが、アニメーションの声をこれまでに演ったことがなく、引き受けて本当にうまく出来るだろうかという気持ちで躊躇してしたが、実際に宮崎駿と会い、「バロンの声は露口さんしか考えられないんです。」と説得され、また宮崎の魅力と人柄に触れ、引き受けたい気持ちが決まり出演したことを語った。また、「精一杯やらせていただいたわけですが、バロンの声にそんな私の思いが出ていれば、と心から願っております。」とコメントを残している。

『太陽にほえろ!』のエピソード

番組のプロデューサー・岡田晋吉は、露口が『文五捕物絵図』で演じた「あえて正義のために、愛のために、強力な相手に立ち向かっていく、男の怒りを表現した芝居」に感動し、『太陽にほえろ!』の企画に際して、真っ先に露口と出演交渉をし、人物設定を決めたと語っている。露口の起用は、テレビ視聴者として重要な三十代、四十代の女性をテレビの前に釘付けにするための役割としてであった。

当初山村刑事は短髪で、勤務中に麻雀に興じるアウトロー的な刑事であったが、露口が「刑事コロンボとは役柄が違うから意識はしていないが、演技のヒントは得た。」 と語っていたように、次第に推理力と洞察力を駆使した「落としの山さん」というキャラクターとして成長していった。露口は1984年のインタでビューで、山村という男を「超真面目な人間である。」と分析している。

「山さん」の役柄の設定については、露口と岡田、脚本家で実在の人物のように思われるほど激しい議論を重ねた。ドラマの中の人物を厳しく吟味して作り出したことは、プロデューサーの岡田にとってもかつてない経験であった。

西村晃演じる犯人と取り調べ室で丁々発止を繰り広げ、本編のほとんどを2人だけで演じた第163話「逆転」をはじめとして、数々の犯人と1対1の対決をし、完全犯罪のごとき事件を解決していく「山さん」主演の「対決シリーズ」における露口の名演技によって、若い人の嗜好に合わせがちな『太陽にほえろ!』に大人の鑑賞に耐えうる内容が注入された。その結果、番組の視聴者の幅は大きく広がり、高視聴率を獲得する大きな要因となった。岡田晋吉は、「太陽にほえろ!」が批評家や知識人からも肯定的な評価を得たのは露口の計算され尽くした演技による「山さん」の力に負うところ大と述べている。

人質にとられた病弱の妻の命を守るために、犯人のいいなりに泥だらけのリンゴを口にして、妻に対する深い愛情を表現するなど、劇中で妻が亡くなるシーンにいたるまで、いくつもの素晴らしい夫婦愛の物語を演じた「山さん」は主婦から理想の男性像として受け入れられた。この夫婦愛の物語の成功によって『太陽にほえろ!』は刑事の私生活を描くことに成功した。特に第23話「愛ある限り」と第206話「刑事の妻が死んだ日」は不朽の名作と高く評価され、「山さん愛妻編」としてビデオ化された。

少年少女の自殺が社会問題になっていた時期、露口の演技力に頼り、「山さん」主演でメイン視聴者である少年少女に向かって、「自殺をしてはいけない」と訴える話(第301話「銀河鉄道」)を作ったら、視聴者から「自殺を思いとどまった。」という手紙が寄せられたという。

『太陽にほえろ!』で露口の主演もしくは主演と同等の扱いなのは87話分あり、竜雷太に次いで多く、『太陽にほえろ!』出演者の中で唯一2話分のスペシャル版で主演を務めた。

自身初の写真集である『露口茂in太陽にほえろ!』の出版にあたっても、露口が完全主義者であり、相当のこだわりを見せた。

『太陽にほえろ!』出演時、露口に来るファンレターの数は、新人刑事に次ぐ、あるいはそれをしのぐほど多いこともあり、中年層のみならず、若い女性からのファンレターも非常に多かった。いつも冷静でボスを助け、派手な動きはないが、行動を起こせば決断が速く、的確で、ほかの刑事たちの中心となる。その考える顔つきは刑事というより、大学教授みたいな大人のムードがあるのが、中年婦人にもてる理由と言われた。

露口、そして石原裕次郎が共に高校時代バスケットボールをしていたことから、露口は石原と一緒にバスケットボールを取り入れたエピソードをやりたいと語っていた。

1984年には番組を楽しみながらマイペースでやっているが、同時に番組に対しても、俳優としてもさまざまな葛藤があることも語り、1985年渡辺徹が演じるラガー刑事が降板の際、渡辺に、そろそろ自分も降板したいと語っていた。

自身最後の出演となった「さらば! 山村刑事」の回では、『太陽にほえろ!』の最後のカットは通常、主人公のボス(石原裕次郎)のカットで番組が終わるが、自身の番組からの卒業でもあるので、どうしても自分のカットで終わって欲しいと、同エピソードの監督を務めることが決まっていた高瀬昌弘、プロデューサーの梅浦洋一らに何度も求めたが、ルールは変えられないと却下された。撮影の際ロケバスに乗り込んできた高瀬に露口が右手を差し出し握手を求めたので、高瀬が「あの件ならダメですよ。」と言うと、露口は「もう諦めました、予定通りボスのカットで終わってください。」と答え2人は握手をした。しかし後日高瀬の判断により、ビルからボスが見下ろした山村刑事のカットが差し込まれ、最後のシーンとなった。またこの殉職シーンのロケ中、高瀬が露口のスタンドインで立っていると露口がバスから降りて高瀬のもとへやって来たので「ライティングに時間が掛かるので、ロケバスの中で待っていてください。」と露口に言うと、「太陽最後の日であると考えると、震えてしまうので、スタンドインは自らやりたいと。」と自らライティングに参加したというエピソードも、高瀬が明かしている。高瀬はかたくなに自身の全ての演技にこだわる露口の姿が心地よく、強く心を引かれ、好きであったと、自身の著書に記した。

2024/06/25 13:59更新

tsuyuguchi shigeru


露口茂と同じ誕生日4月8日生まれ、同じ東京出身の人

DAIGO_(だいご)
1978年4月8日生まれの有名人 東京出身

DAIGO(ダイゴ、1978年〈昭和53年〉4月8日 - )は、日本のミュージシャン、ボーカリスト、シンガーソングライター、作詞家、作曲家、編曲家、タレント、俳優、絵本作家、司会者、プロデューサー。東…

宮原 華音(みやはら かのん)
1996年4月8日生まれの有名人 東京出身

宮原 華音(みやはら かのん、1996年4月8日 - )は、日本のモデル、女優、格闘家。 秋田県湯沢市出生、東京都西多摩郡瑞穂町育ち。日本芸術高等学園卒業。日本体育大学卒業。NRC PRODUCTI…

藤嶋 花音(ふじしま かのん)
2005年4月8日生まれの有名人 東京出身

藤嶋 花音(ふじしま かのん、2005年4月8日 - )は、日本の女優、タレント。東京都出身。ホリ・エージェンシー所属。 2005年4月8日、東京都で生まれる。 中学3年生だった2021年には『…

高橋 みなみ(たかはし みなみ)
【AKB48】
1991年4月8日生まれの有名人 東京出身

高橋 みなみ(たかはし みなみ、1991年〈平成3年〉4月8日 - )は、日本の女性歌手、タレント。女性アイドルグループ・AKB48の元メンバーでチームAに所属し、初代のAKB48グループ総監督を務め…

小越 勇輝(おごえ ゆうき)
1994年4月8日生まれの有名人 東京出身

小越 勇輝(おごえ ゆうき、1994年4月8日 - )は、日本の俳優、アーティスト。東京都出身。所属事務所は舘プロ(業務提携:K-point)。 3歳で子役デビュー。 2007年2月25日・3月…

脊山 麻理子(せやま まりこ)
1980年4月8日生まれの有名人 東京出身

脊山 麻理子(せやま まりこ、1980年4月8日 - )は、日本のグラビアアイドル、女優、フリーアナウンサー。元日本テレビアナウンサー。所属事務所は株式会社shabell。 東京都文京区出身。 …

森下 愛子(もりした あいこ)
1958年4月8日生まれの有名人 東京出身

森下 愛子(もりした あいこ、1958年〈昭和33年〉4月8日 - )は、日本の女優。本名は吉田 佳代(よしだ かよ、旧姓:竹田(たけだ)。東京都武蔵野市出身。麹町学園女子高等学校卒業。夫はシンガーソ…

桃井 かおり(ももい かおり)
1951年4月8日生まれの有名人 東京出身

桃井 かおり(ももい かおり、1951年〈昭和26年〉4月8日 - )は、日本の女優。 東京都世田谷区出身。2005年公開のハリウッド映画『SAYURI』出演を期に、2006年にはアメリカ合衆国映画…

沢尻 エリカ(さわじり えりか)
1986年4月8日生まれの有名人 東京出身

沢尻 エリカ(さわじり エリカ、1986年4月8日 - )は、日本の女優、歌手。本名、澤尻 エリカ(読み同じ)。元スターダストプロモーション所属。エイベックス・マネジメント(旧エイベックス・ヴァンガー…

松原 静香(まつばら しずか)
1988年4月8日生まれの有名人 東京出身

松原 静香(まつばら しずか、1988年4月8日 - )は、東京都出身の元女優、元歌手、元タレント、元グラビアアイドル、元読者モデル、元モデル。所属事務所はスターダストプロモーション→ワンエーティープ…

白石 晴香(しらいし はるか)
1995年4月8日生まれの有名人 東京出身

白石 晴香(しらいし はるか、1995年4月8日 - )は、日本の声優、女優。東京都出身。トイズファクトリー所属。 2007年より女優として活動し、舞台などに出演。活動中に「声がいいね」と言われる…


TOPニュース

Hey! Say! JUMPの有岡大貴松岡茉優が結婚を発表

令和6年6月6日に66歳になった人は?

藤原さくら、ライブ活動休止を発表

サッカー日本代表の堂安律が一般女性と結婚を発表

NHK大河ドラマ「光る君へ」で松下洸平がペラペラの宋語で話題に

King&Prince永瀬廉が右耳負傷の為一時活動休止を発表

いくよくるよの今くるよさん、膵がんの為死去

立憲民主党の蓮舫氏が東京都知事選に出馬

平野紫耀神宮寺勇太岸優太の3人ダンスボーカルグループのNumber_iから新曲「BON」のMV公開。

結婚・離婚・再婚・年の差婚まとめ

元宝塚トップスターの光原エミカが1000万円詐取の疑いで逮捕

超有名女優と結婚した人気歌手が不倫の噂

藤原さくらYouTubeで新曲公開!『初恋のにおい』ショートアニメ

「つばさの党」代表の黒川敦彦ら3人を逮捕


注目の芸能人・有名人【ランキング】
話題のアホネイター
露口茂
  • Google+でシェア
  • はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア

最近追加された芸能人・有名人

りんごちゃん_(ものまねタレント) 藤井祐眞 吉成名高 平埜生成 五十嵐カノア 清原翔 大山健司 萩原利久 早瀬憩 浅野典子_(競泳選手)

グループ

CheekyParade KAT-TUN DA PUMP Rev.from DVL AeLL. アリス十番 AKB48G predia 夢みるアドレセンス 純烈 

▲ページトップに戻る

この記事は、クリエイティブ・コモンズ・表示・継承ライセンス3.0のもとで公表されたウィキペディアの項目「露口茂」を素材として二次利用しています。

twitterはじめました