西部邁の情報(にしべすすむ) 評論家 芸能人・有名人Wiki検索[誕生日、年齢、出身地、星座]
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西部邁と関係のある人
佐高信: 保守派の論客で・西部邁をかつては酷評していたが、2009年4月4日から政治家や思想家、評論家について語る『西部邁・佐高信の学問のすゝめ』(朝日ニュースター)に出演した。さらに「映画芸術」(編集プロダクション映芸)で441号(2012年10月30日発売)以降、対談「連続斗論」にて西部邁と映画やテレビドラマについて語った(司会は寺脇研)。 菅直人: また、渡邉恒雄は「(橋下の発言について)私が想起するのは、アドルフ・ヒトラーである」と述べ、西部邁は「橋下徹なる人物は、ヒットラーもそうであったように、マスの代表者となりうる逸材である」と述べ、石原慎太郎は2014年の政界引退会見において「彼の演説のうまさ、迫力っていうのは若いときのヒトラーですよ」と発言するなど保守・右派の政治家・論客からも相次いでいる。 西田昌司: 西部邁もそのヤジを「瞠目すべきものがある」と評している。 保阪正康: 阿部典英は中学高校の同級生、西部邁は中学校の1年先輩に当たる。 黒鉄ヒロシ: 2011年にすぎやまこういちや西部邁らと共に「喫煙文化研究会」を発足し、昨今の嫌煙運動について反発している。 波頭亮: 『知識人の裏切り どこまで続く、平成日本の漂流』西部邁共著 (ちくま文庫 2010.3 大門実紀史: 大門は、新自由主義を批判する日本共産党の立場から、一部の保守とも経済問題において主張の共鳴する部分があり、同じく参議院議員の自民党の保守政治家西田昌司との縁で、『西部邁ゼミナール』(TOKYO MX)にゲストとして何度か出演している。番組のホストである西部邁は保守派論客の重鎮であり、同番組は基本的に保守政治家が多く出演する保守系論壇の一角である。 エドマンド=バーク: また、イギリス保守主義を信奉した西部邁による紹介もあり、知名度が向上した。 加藤尚武: 教養学部自治会委員長選挙の際、加藤は西部邁らブントの構成員と投票用紙を偽造してすり替え、共産党員の候補を落選させる。 筒井康隆: 2011年には昨今の嫌煙運動について反発するため、すぎやまこういちや西部邁らと共に「喫煙文化研究会」を発足した。 宮崎学: 西部邁ゼミナール(TOKYO MX) 明石元二郎: この点について評論家西部邁は「日露戦争のときには、日本にも明石元二郎という立派なスパイがいました。 宮崎哲弥: 左派の福島瑞穂を批判する一方、右派である西部邁と小林よしのりの両者が初期に関わっていた「新しい歴史教科書をつくる会」を批判する一面もある(福島瑞穂に関しては人格的には評価していると語っている。 佐伯啓思: 西部邁と村上泰亮に師事した。 小林麻子: 西部邁ゼミナール(2011年12月17日 - 2015年8月23日、TOKYO MX) 松原正: 知識人としては保守派に分類されるが、西尾幹二や西部邁など同じ保守派への批判が多い。 黒鉄ヒロシ: 西部邁ゼミナール(TOKYO MX) 藤縄善朗: 「坂鶴文化フォーラム」には、藤縄の母校である川越高校の後輩にあたる盛田隆二や奥泉光の他、河上亮一、坂田明、西部邁、ねじめ正一、ギリヤーク尼ヶ崎、島田雅彦、室井佑月らがゲスト参加していた。 福田和也: なお、福田と親しくしていた西部邁(評論家)は「…色欲、暴食…など色々と「人間関係の安定化」にとって有害との理由で禁じられて然るべきプロペンシティ(性向)が人間にはある」と述べている。 中野剛志: 西部邁の私塾・表現者塾出身。 正津勉: 西部邁ゼミナール(TOKYO MX) すぎやまこういち: 昨今の嫌煙の風潮については「禁煙ファシズム」「喫煙いじめ」などと称し反発しており、西部邁らと共に「喫煙文化研究会」を設立し、代表に就いている。 青木昌彦: 同じブントの仲間であった西部邁を経済学研究に誘ったのも青木である。 西尾幹二: 2007年には南京大虐殺虚構論を唱える映画「南京の真実」に西部邁たち多くの右派・保守系知識人と共に賛同、西尾は製作記者会見に出席し、東京裁判の不当性を訴えた。 立川談志: 10月30日・11月6日放送のTOKYO MXテレビ『西部邁ゼミナール』「この人を見よ―立川談志」にゲスト出演。 富岡幸一郎: 西部邁ゼミナール(TOKYO MX)。 石川好: 『覚悟! 朝まで討論=〈日本〉』(1989年、弓立社)共著:西部邁 小林よしのり: 先述の授賞式での一件や後述する西部邁との一件もそこから勃発した。 松尾貴史: 西部邁ゼミナール(2011年、TOKYO MX、ゲスト) 富岡多恵子: 『大衆論』西部邁 草思社 1984 |
西部邁の情報まとめ
西部 邁(にしべ すすむ)さんの誕生日は1939年3月15日です。北海道出身の評論家のようです。
卒業、事件、テレビ、脱退、母親、引退、家族、父親、映画、現在に関する情報もありますね。今年の情報もありました。2018年に亡くなられているようです。
西部邁のプロフィール Wikipedia(ウィキペディア)西部 邁(にしべ すすむ、1939年〈昭和14年〉3月15日 - 2018年〈平成30年〉1月21日)は、日本の評論家、経済学者、保守思想家。東京大学大学院卒業。秀明大学教授・学頭、東京大学教養学部教授、隔月刊誌『表現者』顧問を歴任。 北海道出身。東大入学後にブントのメンバーとなり、東大自治会委員長として安保闘争に参加した。安保闘争から離脱後は東大大学院で近代経済学を専攻し、横浜国立大学助教授、東大助教授、英米への留学を経て東大教授となる。1980年代から保守の論客として活躍し、東大駒場騒動の際に東大教授を辞職。それ以後は在野の評論家として評論活動を行った。2018年に多摩川にて自決する。 1939年(昭和14年)、北海道の南部に位置する山越郡長万部町に生まれる。父は夕張郡長沼町の浄土真宗派の末寺の末男で農協職員。札幌郡白石村厚別の信濃小学校、札幌市立柏中学校、北海道札幌南高等学校に進学。高校卒業まではマルクスもレーニンもスターリンも毛沢東も知らぬノンポリであった。18歳まで重症の吃音であり、ほとんど何も喋らずに生きていた。1957年(昭和32年)、東京大学を受験するが不合格となり、一年間の浪人生活を送る。 1958年(昭和33年)4月、東京大学に入学、三鷹寮に入寮。同年6月、和歌山の被差別部落に入って子供に勉強を教える。同年12月に結成された共産主義者同盟(ブント)に加盟。1959年(昭和34年)から同大学教養学部で自治会委員長を務める。同委員長の選挙のとき、西部はブントのメンバーたちとともに投票用紙を偽造してすり替え、共産党員の候補を落選させた。全学連の中央執行委員も務め、60年安保闘争に参加。 1961年(昭和36年)3月、左翼過激派と訣別。1964年(昭和39年)3月、東京大学経済学部卒業。当時、ブントの活動家であった青木昌彦の勧めにより、東京大学大学院に進学、経済学を専攻。指導教官は嘉治元郎。1971年(昭和46年)3月、東京大学大学院経済学研究科理論経済学専攻修士課程修了。経済学修士。1972年(昭和47年)、連合赤軍による群馬県榛名山での集団リンチ殺人事件(山岳ベース事件)の報道を目にして、多少とも左翼に共感していたことへの道徳的反省をせざるをえなくなる。 横浜国立大学経済学部助教授、東京大学教養学部助教授を歴任。1975年(昭和50年)出版の処女作『ソシオ・エコノミックス 集団の経済行動』では社会学などの方法論を導入して旧来の経済学を批判。その後渡米しカリフォルニア大学バークレー校に在籍。引き続き渡英しケンブリッジ大学に在籍。1979年、米英滞在記『蜃気楼の中へ 遅ればせのアメリカ体験』を発表。帰国後、1980年代から保守の論客として高度大衆社会、アメリカニズムを批判し、西欧流保守思想を擁護した。また、サントリー学芸賞選考委員を務める。1986年(昭和61年)、東京大学教養学部教授(社会経済学専攻)に就任。放送大学客員教授も務める。 1988年(昭和63年)、中沢新一(当時東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所助手)を東京大学教養学部助教授に推薦。委員会では通ったが教授会の採決で否決される。これに抗議して同年3月、東京大学を辞任。西部曰く「東大の馬鹿騒ぎ」。西部支持に回ったのは、蓮實重彦、佐藤誠三郎、公文俊平、村上泰亮、村上陽一郎、芳賀徹、平川祐弘、鳥海靖、舛添要一、松原隆一郎、大森彌などである。逆に反対した教官は、船曳建夫、谷嶋喬四郎、折原浩、見田宗介。 東大辞職後は評論活動を続けるとともに鈴鹿国際大学客員教授、2009年(平成21年)3月まで秀明大学教授・学頭を歴任。テレビ朝日系列の討論番組、「朝まで生テレビ!」に出演し、保守派論客として知られた。1994年(平成6年)から2005年(平成17年)3月まで、真正保守思想を標榜する言論月刊誌『発言者』を刊行していたが、財政上の理由で廃刊。後継の隔月刊誌『表現者』の顧問を務めた。 新しい歴史教科書をつくる会に参加し理事の任を引き受けたものの、当初から会の運動とは一定の距離を置いており理事会などへは出席しなかった。 2001年(平成13年)8月、船橋市立西図書館のある司書が同館所蔵の西部らの多数の著書を廃棄基準に該当しないにもかかわらず除籍・廃棄した(船橋市西図書館蔵書破棄事件)。 2002年(平成14年)、小林よしのりとともに「つくる会」を脱退。同年、西部は東京西麻布の裏通りにある土地の所有者となり、イタリアンレストラン「ゼフィーロ」という店名で息子西部一明をオーナー兼支配人として経営させた。同店は2007年(平成19年)4月に営業終了。 雑誌『WiLL』の2011年(平成23年)4月号では大相撲の八百長を擁護した。 2013年(平成25年)3月1日、佐伯啓思・西田昌司・富岡幸一郎との座談会で「自分の咽頭部に癌ができていると最近知った」と述べた。同年4月22日、首相公邸で内閣総理大臣の安倍晋三、参議院議員の西田昌司、評論家の西村幸祐と会食をした。 2014年(平成26年)3月17日、妻が死去。のちに西部の息子は「父の文章の大部分は母あってのものだと思います。母親の意見とかフィードバックが父の文章にかなりの程度反映されていました」と述べた。 2017年(平成29年)11月、『表現者』の顧問を退き、執筆活動から引退。西部の執筆活動の実務を担当していた西部の娘も引退した。『表現者』は2018年1月号(2017年12月発売)をもって第一期を終了。2018年3月号(2018年2月発売)より第二期『表現者』として『表現者クライテリオン』に改題・新創刊するとともに編集体制を変更。藤井聡内閣官房参与・京都大学大学院教授が新編集長に就任した。
自殺の実行
わが娘Sよ
僕は、穏やかな自然死などは望むべくもないので、また…おける無益な孤独と無効の治療を忌むものですから、君にこれ以上の迷惑をかけたくないので、ここに自分の「生き方としての死に方」たる自裁死を選ぶことにしました。そうした考え方については僕の書物群に何度も説明している通りなので、君は、たとえ同意されなくても、僕の気持ちは分かってくれると信じております。出来うれば、僕のことは早めに失念して、楽々悠々たる人生を送って下さい。お母さんへの世話のことを含め、君の両親への助力に深く感謝しております。B君〔息子〕、Cさん〔息子の嫁〕と仲良くやって下さい。
なお、僕のことにかんし葬儀や墓標などは一切不要ですのでご承知おき下さい。ただし、僕の知人や友人から「飲食の催し」などの誘いがあれば受けてやって下さい。
最後にもう一度、有難う、左様なら
平成30年1月21日 西部邁
警察宛ての遺書には「すみません、お手を煩わせます」という気遣いと配慮が記されていた。同日午前8時37分、東京都内の搬送先の病院で死亡していることが確認された。西部の亡くなった夜が明けると、娘と息子のもとには西部から自死を告げる手紙が速達で届いた。手紙には死に場所が記されていた。78歳没。司法解剖などの結果、死因は「溺死として矛盾ない」というものだった。目立った外傷はなく、生前の言動や遺書から当初、単独で自殺を実行したものと見られていた。
死去後の経緯
残された家族がPTSDにならないために事前にメッセージを送るべき。 川で死ぬことは消防や警察に多大な迷惑をかけるので、やめるべき。」 「今、自裁を真剣に考えている人は、西部さん騒動の展開に学ぶべき。もしも西部さんが私の前に登場して、『持続的鎮静』を希望したら。家族もみんな同意していたら、医者は持続的鎮静や安楽死をほう助できるか。答えは、100%、NOである。しかし、西部さんの願いは、心情的には分かる」と述べた。落合洋司(弁護士)は2人が逮捕されたことについて「違法なことではあるが、酌むべき事情もあると思う」と述べた。小林よしのり(漫画家)は「西部邁氏の自殺ほう助で2名が逮捕された。無粋な話だ。警察は見逃してやることが出来んのか? わしがまだ交際してたら手伝ったかもしれない」、「安楽死が許可されればいいのに」と述べた。木村三浩は「私の友人であるK氏とA氏が、西部先生の死生観に共鳴し、自裁を手助けするまでに至ったことに驚きはしたものの、理解はできた。…2人とも尊敬する西部先生の思いを尊重し、覚悟を決めての行動ではなかったかと思う…『やむにやまれず』『自分たちが何とかしなければ本懐が遂げられない』との逡巡、葛藤、苦悩から来る行動だったのではないだろうか…主従関係の問題ではなく、優しさや人情の問題であり、自分自身を勘定に入れない振る舞いの意識の発露だろう…西部先生に忠誠を誓い、葛藤しながらも手助けをした両氏やその家族まで巻き込み、皆がある意味で本意でない展開になってしまったことは、西部先生自身が予想したものでもなかったはずだ」と述べた。藤井靖(明星大学准教授)は「個人の尊厳を重視する観点に立てば、西部さんのように自分で死ぬことを決め、そして他者に幇助を依頼すること自体は、善悪でいうと完全に悪いとはいえない。安楽死の議論も、日本においてももっと進むべきなのかもしれない」と述べた。西田昌司(参議院議員)は「西部先生も親しかった人間が罪を被ることは望むところではなかったと思う」と述べた。同年4月7日、警視庁は2人を送検した。同月24日、「西部邁先生を偲ぶ会」が都内のホテルで開催された。会には西部が主宰していた発言者塾・表現者塾の関係者を中心に約300人が出席した。富岡幸一郎(文芸評論家)、黒鉄ヒロシ(漫画家)、伊吹文明(元衆議院議長)、脇雅史(元参議院議員)、中山恭子(参議院議員)、佐藤正久(参議院議員)、丸川珠代(参議院議員)、西田昌司(参議院議員)、東谷暁(ジャーナリスト)、上島嘉郎(ジャーナリスト)、佐高信(評論家)、寺脇研(京都造形芸術大学教授)、荒井晴彦(映画監督)、阪本順治(映画監督)、水島総(日本文化チャンネル桜社長)、中森明夫(コラムニスト)、藤井聡(京都大学大学院教授)、柴山桂太(京都大学大学院准教授)らもこの会に出席した。司会は立川談四楼(落語家)が務めた。遺影の前には自殺幇助の疑いで逮捕された2人の減刑嘆願書が用意され、出席者が署名をした。会では故人への献杯が終わると出席者が順番に登壇し、西部への想いを話した。同月26日、東京地検はAとKを自殺幇助の罪で起訴した。同年5月1日、東京地裁は自殺幇助の罪で起訴されたAとKの保釈を認める決定をした。保釈保証金はAが250万円、Kが200万円だった。Kは即日納付した。同年7月12日、自殺幇助の罪で起訴されたAとKの初公判が東京地裁(守下実裁判官)で開かれた。その公判に両被告はスーツ姿で出廷し、神妙な表情で冒陳を聞いていた。守下裁判官は両被告の公判を分離した。 元塾頭Aは西部と約20年にわたり親交があった。Aはバルブ関連の会社に勤めるかたわら、西部の私塾「表現者塾」の塾頭も務めた。2018年1月10日に収録されたTV番組『西部邁ゼミナール』で、西部はAを「色々な世話役をやってくれていた」と紹介した。同番組で西部が「(Aは)自動車の運転が好きで、よく乗っけてもらう」などと私的なエピソードを明かすとAは笑顔でうなずいていた。同年4月5日に逮捕されたときAは「20年以上お世話になった先生のためにやらなくてはならないと思った」と供述した。富岡幸一郎は、「Aさんは(西部)先生と古い付き合いでした。表現者塾の前身の発言者塾のころ、90年代からのメンバーです。ほかの塾生のように侃々諤々の議論をするタイプではなく、我を出しませんが、いつも一歩引いたところで先生のそばにいました」と述べた。木村三浩はAについて「西部先生の政治的スタンスや問題意識、哲学にいたるまで、深く理解し共有していた人物だと思う」と述べた。Aは初公判が開かれる前に息子らと示談が成立した。同年7月12日に開かれた初公判でAは「間違いありません」と述べ、起訴内容を認めた。Aは同公判の被告人質問で、西部から「最期は病院ではなく自殺を選びたい」と聞かされていたと述べた。同公判では「先生の意志は固かった。ただただ、先生に安心して逝ってもらいたいだけだった」とも述べた。閉廷前には「西部先生はいたずらに世間を騒がせ、迷惑をかけることを好まなかった。何よりも家族を大切にしろ、とおっしゃっていた。…(西部の遺族には私の)妻や娘のことまで気遣って頂き、感謝のしようがありません」と述べた。その公判では西部の息子が証言台に立ち、西部が常々自殺願望を話していたことを明かし、「Aが話してくれたことは真実だと信じた」と述べた。検察は懲役2年を求刑した。弁護側は遺族の処罰感情が緩和していることを考慮して執行猶予付きの判決とするよう求めた。Aは即日結審した。同月30日、Aの判決公判が東京地裁で開かれた。守下実裁判官は懲役2年、執行猶予3年(求刑懲役2年)の有罪判決を言い渡した。守下裁判官が判決を執行猶予付きとした理由は、「被告が協力したのは、かねてから自殺することを公言していた西部氏からの働きかけが大きかったからである」ことだった。 2018年1月10日に収録されたTV番組『西部邁ゼミナール』で、西部は番組の編集担当者である社員Kの名前を挙げて「立派な人」だと述べた。Kは最後まで西部のそばにいた。娘によると、西部とKは親しい間柄だった。東京MXテレビの関係者によると、Kは「西部さんをとても慕っていた」。寺脇研(京都造形芸術大学教授)によると、Kは「西部先生に心酔しており、お世話係として常に寄り添っていた」。また寺脇や関係者によると、西部もKの家族を気にかけるなど彼らは厚い信頼関係にあった。木村三浩によると、西部は酒席でも何かあると「Kくんを呼んでくれ」と言って頼りにしていた。木村はKについて「とても礼儀正しい人物で、優しさとともに強い正義感を持った好青年である。…(西部)先生はよく『おい、K君を呼んでくれ! 』と言って電話をかけ、K氏も時間が折り合う時にはその場に駆けつけていた。西部先生がK氏をとても頼りにしていたのがよくわかった。K氏は、口数は少ないが、自身の立場をわきまえた振る舞いができる人であり、西部先生が使う独特の表現や形容を、自身でかみ砕いて体得していた。また、西部先生の考え方や生き方に強く惹かれているように見えた…酒を飲んでいる時、究極的に信頼できる人間とはどんな人間かという話題になった。西部先生は戦後の高度成長を支え『電力の鬼』と呼ばれた財界人、松永安左エ門の言葉を借りて『刑務所に入ったことがある人』『大病をしたことがある人』『放蕩したことがある人』であると答えると、K氏が深くうなづきながら『そうですね』と共感していたことが印象に残っている」と述べた。富岡幸一郎はKについて、「塾生ではなかったものの、シンポジウムなどにはよく参加していました。先生の人間力、存在感に共鳴していたんだと思います」と述べた。同年4月5日に逮捕されたときKは「先生の死生観を尊重し、力になりたいと思った」と供述した。同月12日には、Kの勾留理由開示手続きが東京地裁で開かれた。Kは「隠滅する証拠は持っていません。寛容な判断をお願いします」と早期釈放を求めた。同月26日に東京地検により起訴されて以降、KはMXエンターテインメント株式会社を出勤停止となった。またKは、刑事裁判では争う構えを示した。その後、西部とK双方に親交があった西田昌司(参議院議員)や佐高信(評論家)ら5、6人の有志が中心になってKを救う会を設立した。Kは代理人の弁護士を立てており、刑事裁判の弁護士費用も工面しなければならないため会が周囲にカンパを呼びかけた。同年7月12日に開かれた初公判で、Kは「時間の経過は事実だが、入水はご自分のご意志で動いた」「(自殺は)私が働きかけたものではありません」「(私の行為は)自殺を幇助したものではありません」と述べ、起訴内容を否認して無罪を主張し、争う構えをみせた。また西部が体にハーネスや重りを装着するのを手伝ったことについてKは「あくまで遺体が流されないようにして発見を早めるために用意した」と述べた。弁護側は「単に西部さんに同行しただけに過ぎない」と主張した。同月31日にはKの第2回公判が開かれた。同年9月12日、MXエンターテインメント株式会社はKを懲戒解雇した。同月14日、東京地裁でKの判決公判が開かれた。同公判で守下実裁判官は「自殺を心理的、物理的に容易にした」として懲役2年、執行猶予3年(求刑懲役2年)を言い渡した。守下裁判官は、執行猶予付き判決が相当とした理由として「被告が協力したのは西部さんからの働きかけが大きかった」からであることと「西部さんの自殺の意思が固かった」ことを挙げた。長尾和宏(医師)は「執行猶予がついたことで、私は少し安心した」と述べた。 2019年1月19日には星陵会館(東京都千代田区)で「シンポジウム 西部邁氏を偲ぶ」が開かれた。このシンポジウムでは宮崎正弘が冒頭の挨拶をし、富岡幸一郎、西村幸祐、三浦小太郎が講演をした。また歌手の紀伊國屋美智子がオペラを披露した。 2021年1月21日、一水会は西部の命日を「ファシスタ忌」と命名し、青年有志とともに多摩川河川敷で献花をした。彼らは生前に西部から受けた指導に感謝し、日本の対米自立を改めて誓った。 西部は自分の好き嫌いについて次のように述べている。 西部が高く評価している日本人は山本常朝、福澤諭吉、中江兆民、夏目漱石、田中美知太郎、坂口安吾、秋野不矩、秦野章、福田恆存、三島由紀夫、色川武大、立川談志、唐牛健太郎などである。 喫煙者である。すぎやまこういちらと共に「喫煙文化研究会」を発足し、昨今の嫌煙運動について反発している。 ホセ・オルテガ・イ・ガセットに影響を受けた大衆社会論を展開した。 皇室の皇位継承について、日本国家を統合するための象徴機能は皇室において、つまり「血」統よりも「家」系を重視する方向において、よりよく維持されると思われるということを理由に、「女系」にも「女子」にも皇位継承が可能なように皇室典範第二条の「継承の順位」を変更したほうがよいと述べた。これに対し、一部から「左に回帰した」との反発が起こった。西部は天皇についてたびたび論じている。 2017年10月、週刊ダイヤモンドのインタビュー中、安倍晋三を名指しして「陋習とそうでないものを峻別しながら伝統を守るのが保守。故に保守ではない」「戦後の日本人の愚かさ加減がにじみ出ていると言える」と評した。 『小沢一郎は背広を着たゴロツキである。』(2010年)では、ポピュリストであると罵倒している。 民主党政権ができる前から「必ずや日本を解体に導きます」と述べていた。しかし雑誌『時局』2006年(平成18年)6月号では民主党へのかすかな期待について論じた。尖閣諸島情勢が緊迫化するのにともない、中国で不買運動や工場の破壊がおきると以前から予測していた。その後、結果的にその通りの事態が生じている。 2003年のイラク戦争について、木村三浩と共に「これはアメリカの間違いである」、「アメリカのアグレッション、侵略である」、「国際法なんて大したもんじゃないんだけれども、まがりなりにもあるルールをアメリカのように極めて意図的に策略的に踏みにじって、国連決議までも蹂躙しながら行くというのは、どういうことなのか」、「こういう侵略を許すわけにはいかない」と声をあげた。また木村と共に2003年、論文集『鬼畜米英 がんばれサダム・フセインふざけんなアメリカ!!』を鹿砦社から上梓した。『産経新聞』、『正論』、『諸君!』などを中心とする日本の親米保守の知識人たちと一線を画し彼らを批判した。 国家の自立と自尊の確保を目指す立場から日本の核武装、徴兵制の導入、防衛費の倍増、尖閣諸島の実効支配強化を主張していた。 税の応益説と能力説について、次のように解説している。「なんらかの公共支出にたいする負担を論じる場合、その公共施策から利益を得る者がそれを負担せよといういわゆる応益説に対し、それを負担する能力のある者が支払えといういわゆる能力説が依然として人々に訴求する力をもっている」 その上で、税制における能力説(累進課税)と応益説(消費税など)との併用を主張している。この点について次のように述べている。「社会は「共同の企て」と「個別の企て」の二重的構成になっている。現実の公共施設・サービスはそれら両層に及ぶであろうから、実際の税制にあっては能力説と応益説とを併用するほかない。」 能力説と応益説の考え方の原則については次のように述べている。「私のいいたいのは「共同の企て」に深くかかわる公共支出を目的にするときには、能力説にもとづいて累進課税を手段としたらどうか、そして、人々の「個別の企て」において発生するものとしての「市場の失敗」を矯正するための公共支出を目的とする場合には、人頭税なり応益税なりを手段とすべきではないか、というものである。…もちろん、これは考え方の原則であって、実際の税制を(税収の支出先を特定したものとしての)目的税にせよということではない。そんなことをすれば税制の伸縮性が損われてしまう」 1994年(平成6年)4月、真正保守思想を標榜する月刊誌『発言者』(西部邁事務所、秀明出版会)を創刊し主幹を務めていたが2005年(平成17年)3月、財政上の理由により廃刊。 1997年(平成9年)の創刊から1998年(平成10年)の休刊まで英文雑誌『JAPAN CURRENTS』(日本国民文化研究所)の総合監修を務めた。 2003年(平成15年)7月、『北の発言』を創刊するがその後財政上の理由により廃刊。 2005年(平成17年)6月より『発言者』の後継誌『表現者』(MXエンターテインメント)を刊行。西部はその顧問を務めた。 1983年(昭和58年) - ケインズとヴェブレンを取り上げた『経済倫理学序説』により吉野作造賞を受賞 1984年(昭和59年) - 社会思想についてのエッセーを集めた『生まじめな戯れ 価値相対主義との闘い』によりサントリー学芸賞を受賞 1992年(平成4年) - 評論活動により第8回正論大賞を受賞 2010年(平成22年) - 『サンチョ・キホーテの旅』により芸術選奨文部科学大臣賞を受賞 西村幸祐、富岡幸一郎、三浦小太郎『西部邁 日本人への警告 わが国にとって「保守vs.革新」とは何だったのか』〈知的発見!BOOK 029〉、イースト・プレス、2018年6月。ISBN 9784286199238。 高澤秀次『評伝 西部邁』毎日新聞出版、2020年1月。ISBN 9784620326160。 渡辺望『西部邁:「非行保守」の思想家』論創社、2021年3月。ISBN 9784846016142。 寺脇研『西部邁が支持したアメリカ映画論』鹿砦社、2021年7月。ISBN 9784846314156。 保阪正康『Nの廻廊 : ある友をめぐるきれぎれの回想』講談社、2023年3月。ISBN 9784065306932。 - タイトルにある「N」とは西部邁のことである。 森田実、藤井聡『「西部邁」を語る』論創社、2024年1月。ISBN 978-4-8460-2359-1。 2018年4月16日発売の隔月刊誌『表現者criterion』は「西部邁 永訣の歌」という特集を組んだ。 同月28日発売の雑誌『映画芸術』463号は「追悼 西部 邁」という特集を組んだ。 隔月刊誌『表現者クライテリオン』2022年1月号は「通巻一〇〇号記念 回想・西部邁」という特集を組んだ。 佐伯啓思「The考 死生観を失った日本人 寄稿 西部邁の死から4年」『産経新聞』2022年1月9日 同年12月27日にはNHK総合テレビでTV番組「事件の涙 死にたいと言った父へ~西部邁 自殺ほう助事件~」が放映された。同番組では西部の娘と息子がNHKの取材に応じた。 2018年2月10日、チャンネル桜で「討論 追悼・西部邁と日本」が放映された。上島嘉郎(元産経新聞社『月刊正論』編集長・ジャーナリスト)、クライン孝子(ノンフィクション作家)、佐藤健志(評論家)、富岡幸一郎(文芸評論家・関東学院大学教授)、西田昌司(参議院議員)、浜崎洋介(文芸批評家)、藤井聡(京都大学大学院教授・内閣官房参与)、脇雅史(前参議院議員)が出演し、水島総が司会を務めた。 2022年1月21日、チャンネル桜北海道で「北海道人 西部邁を偲んで」が放映された。沢田英一(一般社団法人 北海道歴史伝統文化環境保全機構理事)、川田ただひさ(札幌市議会議員)、本間奈々(国守衆北海道代表・新党くにもり代表)が出演した。 2006年(平成18年)4月5日から2007年(平成19年)3月28日まで、『産経新聞』に「保守再考」(全44回)を連載した。 2010年(平成22年)4月21日から2013年(平成25年)3月6日まで、『毎日新聞』の「異論反論」欄を他の3名の寄稿者との持ち回りで担当した。 『時局』(時局社)に1994年(平成6年)4月号から2014年(平成26年)10月号まで「平成哲学指南」を連載した。 『表現者』(MXエンターテインメント)で「巻末オピニオン」を連載していた。 『言志』(ブクログ)に2012年(平成24年)8月の創刊号から「今号のコラム」を連載していた。 『まこも草子NEO』(企画制作 : デラフィック)に123号(2015年(平成27年)7月発行)から「マコモ党宣言」を連載していた。
TV
『西部邁ゼミナール』(TOKYO MX):司会 『西部邁・佐高信の学問のすゝめ』(2009年4月4日 - 2010年4月2日、朝日ニュースター)
『西部邁・佐高信の学問のすゝめIII』(2011年 - 2012年3月) 『朝まで生テレビ!』(テレビ朝日系列の討論番組) 『報道2001』(フジテレビ) 『日本よ、今...「闘論! 倒論! 討論!」』(日本文化チャンネル桜) 『ソシオ・エコノミックス 集団の経済行動』中央公論社、1975年。ISBN 978-4-12-000592-3。NDLJP:11940856。
『ソシオ・エコノミックス 改装版』明月堂書店、2020年2月。ISBN 978-4-903145-68-6。 『蜃気楼の中へ 遅ればせのアメリカ体験』日本評論社、1979年6月。ISBN 978-4-535-57465-6。NDLJP:12181369。
『蜃気楼の中へ 遅ればせのアメリカ体験』(改版)中央公論新社〈中公文庫〉、2015年3月。ISBN 978-4-12-206087-6。 『経済倫理学序説』中央公論社、1983年3月。ISBN 978-4-12-001172-6。NDLJP:11941243。
『経済倫理学序説』(改版)中央公論新社〈中公文庫〉、2014年7月。ISBN 978-4-12-205983-2。 『ケインズ』岩波書店〈20世紀思想家文庫 7〉、1983年4月。ISBN 978-4-00-004407-3。
『ケインズ』中野剛志 解説、佐伯啓思 解説、明月堂書店、2021年9月。ISBN 9784903145730。 『大衆への反逆』文藝春秋、1983年7月。ISBN 978-4-16-338090-2。
『大衆への反逆』文藝春秋〈文春学藝ライブラリー〉、2014年8月。ISBN 4-16-813023-1。 『生まじめな戯れ 価値相対主義との闘い』筑摩書房、1984年7月。ISBN 978-4-480-85231-1。NDLJP:12237678。
『幻像の保守へ』文藝春秋、1985年7月。ISBN 978-4-16-339870-9。NDLJP:12240017。 日本放送協会 編『大衆社会のゆくえ』日本放送出版協会〈NHK市民大学〉、1986年7月。 『六〇年安保 センチメンタル・ジャーニー』文藝春秋、1986年10月。ISBN 4-16-340990-4。
『六〇年安保 センチメンタル・ジャーニー』文藝春秋〈文春学藝ライブラリー 思想 19〉、2018年6月。ISBN 978-4-16-813074-8。 『大衆の病理 袋小路にたちすくむ戦後日本』日本放送出版協会〈NHKブックス 518〉、1987年1月。ISBN 4-14-001518-7。 『近代経済思想』放送大学教育振興会〈放送大学教材〉、1987年3月。ISBN 978-4-14-531941-8。
『批評する精神』PHP研究所、1987年6月。ISBN 4-569-22038-X。NDLJP:12234232。
『批評する精神 3』PHP研究所、1992年1月。ISBN 4-569-53524-0。NDLJP:12240380。 『批評する精神 4』PHP研究所、1993年2月。ISBN 4-569-53894-0。NDLJP:12240054。 『貧困なる過剰 ビジネス文明を撃つ』日本経済新聞社、1987年9月。ISBN 4-532-09450-X。
『大錯覚時代』新潮社、1987年10月。ISBN 4-10-367501-2。 『剥がされた仮面 東大駒場騒動記』文藝春秋、1988年7月。ISBN 4-16-342480-6。 『大衆民主主義を疑う』自由民主党調査局政治資料研究会議〈情報資料 368号〉、1988年11月。https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001982244-00。 『新・学問論』講談社〈講談社現代新書 936〉、1989年2月。ISBN 4-06-148936-4。 『学者 この喜劇的なるもの』草思社、1989年6月。ISBN 4-7942-0345-4。 『サンチョ・キホーテの眼』文藝春秋、1989年6月。ISBN 4-16-343340-6。 『ニヒリズムを超えて』日本文芸社、1989年10月。ISBN 4-537-04986-3。
『白昼への意志 現代民主政治論』中央公論社、1991年1月。ISBN 4-12-001988-8。 『マスメディアを撃て』PHP研究所、1991年2月。ISBN 4-569-52976-3。 『戦争論 絶対平和主義批判』日本文芸社、1991年6月。ISBN 4-537-05003-9。
『思想史の相貌 近代日本の思想家たち』世界文化社、1991年6月。ISBN 4-418-91511-7。
『日本の保守思想』角川春樹事務所〈ハルキ文庫〉、2012年5月。ISBN 978-4-7584-3662-5。 - 西部 (1997f)を改題。 『私の憲法論 日本国憲法改正試案』徳間書店、1991年6月。ISBN 4-19-554590-0。
『わが憲法改正案 「大切な心」を忘れた日本人』ビジネス社、2004年4月。ISBN 4-8284-1115-1。 - 西部 (1999b)を改訂。追加の文章を随処に挿入。 『わが憲法改正案 思考停止の日本人を撃つ! 新版』ビジネス社、2020年5月。ISBN 4-8284-2180-7。 『人間論』日本文芸社、1992年4月。ISBN 4-537-05012-8。
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『世人に言上したきことあり』新潮社、1996年1月。ISBN 4-10-367502-0。 『現在への証言 平成の世と切り結ぶ』廣済堂出版、1996年2月。ISBN 4-331-50519-7。 『破壊主義者の群れ その蛮行から日本をいかに守るか』PHP研究所、1996年3月。ISBN 4-569-54969-1。 『思想の英雄たち 保守の源流をたずねて』文藝春秋、1996年4月。ISBN 4-16-350900-3。
『知性の構造』角川春樹事務所、1996年7月。ISBN 4-89456-025-9。
『知識人の生態』PHP研究所〈PHP新書〉、1996年11月。ISBN 4-569-55365-6。 『「国柄」の思想』徳間書店、1997年1月。ISBN 4-19-860634-X。 『日本人と武士道』角川春樹事務所、1997年12月。ISBN 4-89456-045-3。 スティーヴン・ナッシュ名義。
『恐慌前夜の独り言』新潮社、1998年2月。ISBN 4-10-367503-9。 『なぜ「日本売り」は起きたのか 愚かなるかな、改革論者よ』PHP研究所、1998年3月。ISBN 4-569-55977-8。 『国家と歴史 状況の中で』秀明出版会〈発言者双書 1〉、1998年4月。ISBN 4-915855-11-2。 『寓喩としての人生』徳間書店、1998年6月。ISBN 4-19-860864-4。 『西部邁の論争の手引き』日刊工業新聞社〈B&Tブックス〉、1998年9月。ISBN 4-526-04242-0。 『虚無の構造』飛鳥新社、1999年4月。ISBN 4-87031-366-9。
『西部邁の論争ふたたび 対米属国からぬけでる方法』日刊工業新聞社〈B&Tブックス〉、1999年11月。ISBN 4-526-04470-9。
『福澤諭吉 その武士道と愛国心』文藝春秋、1999年12月。ISBN 4-16-355800-4。
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